先日の「コロナから次々に権威が逃げ出す 国際政治としてのコロナは終了か」で、WHOやCDCなどの権威の皆さまとイギリスが、新型コロナの危険性を過剰に煽る「コロナ危機」から撤退し、コロナを終わらせようとしていることを紹介した。
この動きは特にイギリスで顕著となっており、「生物兵器の世界を管理するイギリス」ということと無関係ではないだろう。
そして、イギリスのオミクロン対策の規制を終了する動きは日本でも大きく取り上げられている。
英、コロナ規制強化策を撤廃へ 感染ピークアウトで共生路線 https://t.co/DbX9vEetRs
— ロイター (@ReutersJapan) January 19, 2022
ただ、ジョンソン首相は他にも重要なことを言っているので、まずはイギリス政府の発表内容を見てみたい。
まず、イギリスでは、ヨーロッパ最速で人口の半分(約3600万人)、高齢者の9割が3回目ブースター接種を終了したことや、入院患者やICU使用率の低下を根拠として、イギリスのオミクロン感染のピークアウトを判断したようだ。
そして、一連のオミクロン対策として実施していたNHS(国民保健サービス)が提供するCOVIDパス(接種or陰性証明)の強制使用や在宅勤務、そしてマスク着用義務(屋内含めて)についても、1月27日から停止されるとしている。
これを受けて、イギリスでは早くもオフィス勤務再開の動きが出ている。
英国で大手銀がオフィス勤務を再開、コロナ規制解除受け https://t.co/n1QHs81gdP
— ロイター (@ReutersJapan) January 21, 2022
オフィス勤務再開の先鞭が大手金融機関というのも面白い。
この辺りは日本でも大々的に報じられているが、実はそれ以外にも注目すべき点は多い。
まず、陽性者の自宅待機義務とワクチン未接種者への行動規制は3月24日に失効するまで続くものの、この規制は「更新されないことを期待する」としている点だ。
そのまま受けとれば、イギリスでは3月末でほとんどのコロナ規制が撤廃されることを示唆するものだが、実際のところはCOVIDパスとマスク着用義務が無くなれば、未接種者への行動規制は実効性を喪失する。
つまり、来週末までにはワクチン接種の有無に関係なくノーマスクな自由行動が許される生活となる。
さらに、ジョンソン首相は、「コロナはパンデミックからエンデミックになるため、今後の対策・規制は法的強制性のあるものからガイドライン的なものにする」としている点も・・
さて、ジョンソン首相が言うエンデミックとは、
医療・公衆衛生で、ある感染症が、一定の地域に一定の罹患率で、または一定の季節に繰り返し発生すること。エピデミックよりも狭い範囲で比較的緩やかに広がり、予測の範囲を超えないものをいう。特定の地域に限定される場合は風土病という。
(コトバンクより抜粋)
というものだ。
平たく言うと、大したもんではないが、風邪やインフルエンザのように定期的に流行る感染症的なもんだろうか。
つまり、新型コロナを「激ヤバな感染症」から「普通のよくある感染症」へと大幅に格下げしたことになり、政府公式に「コロナはただの風邪」と宣言したに等しい。
グローバルアジェンダでもあった国際政治としての「新型コロナ危機」を、ここまで劇的に終わらせるのは、さすが生物兵器の世界を管理するイギリスと言ったところか(本日2回目)。
ただ、コロナはただの風邪宣言したものの、ジョンソン首相は「自由を守り、将来の制限を回避するため、冬の最後の数週間は手洗いや換気、陽性なら自宅待機して、混雑した閉鎖空間ではマスクしよう」とも言っている。
また、ゼロヘッジさんによると、医療従事者へのワクチン接種義務は継続されるようだ。
England Ends All COVID Passports, Mask Mandates, Work Restrictions https://t.co/oG7EwgLEMu
— zerohedge (@zerohedge) January 19, 2022
これらは、未だに覇権を握る新型コロナ派への配慮だろう。
とは言え、医療従事者は既にブースター接種した人が大半だろうし、イギリスに日常が戻れば4回目接種とか雲散霧消するだろうから、あまり意味はない。
何より注目すべきは、ジョンソン首相の話の中に
今週、世界保健機関は、世界的な状況は依然として困難であるが、英国は「トンネルの終わりに光」を見始めることができると述べた。
This week the World Health Organisation said that while the global situation remains challenging, the United Kingdom can start to see “light at the end of the tunnel”.
とある点だ。
つまり、イギリスのコロナ政策の大転換は、WHOのお墨付きを貰っており支配者層の意向でもあることが伺える。
そう、支配者層はようやくコロナ危機を終わらせる。
「変わるメディアのコロナ報道と岸田政権の中国シフト」等でメディアの報道姿勢の転換し始めたことを紹介してから、それまでタブーだったワクチン批判などの記事が急増しており、権威の中からも反コロナに寝返る人が続出していた。
これは、支配者層の意向を敏感に感じ取った一部が、早期に動き出したということだったのかもしれない。
となると、最近話題の「ワクチンの流通がもうすぐ止まる」とするこの動画も本物なのかも。
イギリスの国立病院の医師が「役に立たないコロナワクチンは、もうすぐ流通停止になる」として、接種しないことを推奨するという内容だ。
フェイク疑惑が付きまとうものの、これまでに紹介したようなイギリス政府の動きから、本当の情報リークである可能性も高い。
先日のブログ記事で、モデルナやビオンテックの株価急落を紹介したが、もしかしたら本当に数ヵ月後に効果ナシとして流通停止になるのかもしれん。
今回は、この動画をメインにしようかとも思ったが、フェイクの可能性もあるのでオマケ紹介という形にした。
さて、イギリスとは別に、実は日本も地味にコロナ終了の動きに追随している。
その動きの一つと思われるのが、尾身クロンさんが、若者はPCR検査せずに症状で診断することを提案し始めたというものだ。
「若者はコロナ検査せず症状だけで診断も」…専門家提案、重症リスク高い人を優先https://t.co/zRgdFmu2ig#社会
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) January 20, 2022
オミクロン株は感染力が強いが若者については軽症が多いため、医療機関の検査能力などを圧迫しないように、発熱などの症状で診断して自宅療養を促す・・というもの。
コロナなのか風邪やインフルエンザなのか見分けつかんやろといった批判はあるだろうが、実はかなり妥当な提言だ。
そもそも、新型コロナ危機が始まった当初は「感染者の3割が肺炎に至る危険な感染症」と言われていたハズだが、現実にはワクチン関係なくほとんど重症化せず、「コロナはただの風邪」との声が出るのも当然な状況だった。
従って、本来ならマンボーやら緊急事態などの措置を取る法的根拠は薄い感染症であり、弱毒オミクロン株なら尚更だ。
また、PCR検査では、発症に至らない程度のウイルスしか保有していないケースやウイルスの断片で感染性など無いケース、自己免疫で発症せずにウイルスを撃退できるケースまで「陽性」となる。
そうした人たちを「感染者」と見なし、危機を拡大するためのツールとなっていた。
PCR検査の本来的な使い方としては、2020年コロナ初期の頃に日本がやっていた使い方・・つまり、相当疑わしい症例に対する確定診断のためにPCR検査する程度の使い方となろう。
なので、1日に何万人も検査する必要は無い。
尾身クロンさんが提言する「症状で診断」となれば、国や医療機関が面倒を見る必要のない無症状感染者等は除外され、さらに「適切な」PCR検査の実施にも繋がっていくため、コロナ感染者は大幅に減っていく。
そもそも、尾身クロンさんは厚生労働省技官としてWHOに派遣され、西太平洋地域においてポリオ根絶を達成するなどの実績を持っており、WHOとの関係が深い。
WHOが国際政治としてのコロナ危機終了が見据えているとなると、その命を受けて日本のコロナも終わらせようとしていることが推測される。
そしえ、尾身クロン提言と歩調を合わせるかのように、各地の保健所は濃厚接種者の積極的な追跡をやめた。
【東京都 保健所の濃厚接触者調査を縮小へ 感染急拡大で業務ひっ迫】
▽東京都が保健所に通知
✅業務を体調把握などに重点化
✅調査は高齢者施設などに実質的に絞る
✅それ以外は感染した本人から連絡を依頼東京都では19日、過去最多の7377人の感染が確認されています。https://t.co/Uj6t28Mq61
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) January 20, 2022
感染力の強いオミクロン株拡大のため、保健所業務が逼迫して人手が足りないことを理由に、濃厚接種者の追跡は行わないというもの。
その代わり、濃厚接触者(と思われる人)には感染者本人から連絡しろとか。
コロナになったことを知られたくない人が多い中で、このルールが機能しないだろうことは容易に想像できる。
しかし、国際金融資本との関係性が疑われる小池都知事率いる東京都を皮切りに、各地の保健所も右に習えとなっている。
先日のブログ記事で紹介した、元厚労省キャリア官僚さんの「コロナは外交問題」の暴露発言なども踏まえると、既に日本でも政治レベルでコロナ終了へのロードマップが描かれているようだ。
イギリスのように「コロナはただの風邪だぜ!もう何もやらないぜ!」とは言えないものの、地味にコロナ終了を画策するのが日本らしい。支配者層の意向には極めて敏感だ。
こう考えていくと、恐らく今回のオミクロンを持って、コロナパンデミックは終了する・・ということになる。
イギリスは勝手に「エンデミック」と言っており、WHOやCDCが正式にコロナ終了をアナウンスするかどうかは不透明だが、どちらにせよ実質的に終了となる可能性は高い。
そして、コロナ終了後に待っているのは、景気回復期待による「バブル到来」だ。
バブルを前に一刻も早く玉を仕込みたいところだが、ちょっと待とう。仕込むのはみ時期尚早かもしれん。
例えば、現在ビットコインは下落基調となっている。1月21日の日本時間夜間で安値更新し、週足ベースでもデッドクロスのパーフェクトオーダーか完成しそうなチャートとなっている。
昨年の秋頃は年末までに10万ドルとか言ってウキウキしていたが・・・あれは何だったのか。
ただ、ビットコインは「バーゼルⅢで金と仮想通貨は爆上げ そしてドルは崩壊・・世界統一デジタル通貨へ」等で紹介したように、ドル延命のために金(ゴールド)に流れる資金を受け入れる役割と、将来的な世界統一デジタル通貨の広告塔としての役割がある。
このため、年初から上がるかと思っていたが・・上がらない。ビットコインのレバレッジレシオが過去最高レベルに上がっていることが理由として考えられる。
ビットコインのレバレッジ比率、過去最高を記録 https://t.co/Nwcz93CNi1
— コインテレグラフジャパン(Cointelegraph Japan) (@JpCointelegraph) January 7, 2022
どうやら、値ごろ感でエントリーしたロンガーさんが多数いる模様だ。
ビットコインの役割やバブルを踏まえると暴騰する運命にあるのは間違いないだろうが、そのためには溜まっているロンガーを刈り取らねばならないようだ。
つまり、これからもう一段の下落局面になり、ロンガーさんのロスカットと合わせ、下手すりゃセリクラに突入する可能性が高いと考えられる。
その後は、ロスカされたロンガーさんの起死回生をかけたドテンショートや、新規ショート勢が溜まった辺りで反転・上昇するのではないか。積みあがったショートポジションのロスカット(=ロング)を燃料にして、一気に10万ドルの大台に乗せてくると思われる。
大きく上げるためには、その分大きく下げなければならない。
となると気になるのは下値は何処かと言うことだが・・
バイナンスの民がずーっとナンピンロング積んでるけど、1番溜まってるのは46000辺りの買いポジ。
ここがロスカされる価格帯が35000〜30000という感じ。— ふぁまそん🎮🔥 (@The_9th_floor_) January 21, 2022
といったところが参考になろうか。
ただ、ロングのロスカットに加えてショートポジションも積み上がることを踏まえると、マイクロストラテジーの平均取得単価と鉄壁のサポートが重なる30000ドル前後、または昨年6月安値の28600ドル辺りが下値目安となろうか。
また、日経もビットコインと同じく、週足ベースでもデッドクロスのパーフェクトオーダーが完成しそうなチャートとなっている。
大いなる下げは大いなる上げの前兆と考えると、イギリスと共にいち早くコロナを終らせる日本への資金流入が期待される展開だ。
こうした前提を踏まえると、コロナ(オミクロン)の終わりが見えた後、ビットコインや日経のセリクラ気味の下げを確認してからのエントリーがいいかもしれない。
しかし、バブルに沸く日本を待っているのは、「いよいよインフレが本格化 そして日本デフォルトとデジタル円」などで紹介した事実上の日銀デフォルトかも。バブルに乗っかれたら、弾ける前に金(ゴールド)にでも乗り換えるべきか・・・。
そして、胃腸炎系のパンデミックはその後になるのかも。
最後まで読んでくれてありがとう!