アメリカの首都ワシントンで、トランプ派による大規模なデモが行われた。
トランプ派がバイデン派と衝突 1人負傷20人拘束 警官2人負傷 米首都ワシントン https://t.co/bBceZuuZ1k
— 毎日新聞ニュース (@mainichijpnews) November 15, 2020
ロイターも、トランプ支持派とバイデン支持派が小競り合いを起こす様子を報じている。
トランプ米大統領の支持者がワシントンでデモ、選挙の不正訴え https://t.co/aAezkj9Lvj
— ロイター (@ReutersJapan) November 15, 2020
穏やかなデモでは無さそうで、予言者たちが、大統領選挙後の内戦・暴動を警告していたことを思い出して心配になったが・・・どうやら違うようだ。
最近知ったのだが、我那覇真子さんという方が、現地をレポートをした様子をYouTubeにアップしている。
この動画によると、トランプ支持者たちが平和的なデモをしていたところ、アンティファが嫌がらせをしてきたとのことだ。
このデモ自体は平和的なデモだったが、夜になるとアンティファなど一部過激派が暴れたようで、デモと暴動とは関係なさそうだ。
さらに、以下の産経の記事にも。
夜になり、防具などを着けた黒い服装の群衆が現れ、トランプ氏の支持者が宿泊するホテルに花火を放って威嚇したり、街中に残っていたトランプ氏支持を示す幟や看板に火をつけて回った。群衆の中にはバイデン氏支持を示すグッズを身に着けた人がいた。
うーん・・どうやらアンティファやBLMの人たちが、トランプ支持派に攻撃を仕掛けた感じのようだ。
ツイッターでは、こんな映像もアップされている。
GOOD vs. EVIL pic.twitter.com/fL5ERYbsvO
— The Election Wizard🧙♂️ (@Wizard_Predicts) November 15, 2020
トランプ支持のおっちゃん、ボコボコ・・・。
FOXニュースでは、全米各地からの参加者1万人が、約2.4キロの道のりを「トランプ支持」や「バイデンの不正」を訴えながら練り歩く穏やかなデモだったと報じている。
(左)朝日新聞が「1万人」と報じたトランプ支持集会…
(右)共同通信が「10万人」と報じた国会安保法制デモ… pic.twitter.com/wHgCv6yxrM
— 神戸市会議員 岡田ゆうじ🛡️ (@okada_tarumi) November 15, 2020
うーん。10万人は超えてそうな感じだ。
FOXニュースはトランプ支持メディアだったが、最近ではバイデン勝利の流れに気を使ってかトランプ下げ報道も見受けられる。人数については、他のメディアに合わせてきた感じだ。
アンティファやBLMは、進んでバイデン支持に回っているとも思えず、プロ市民として雇われている可能性が高いな。
アンティファ・BLMやプラウドボーイズなど過激派プロ市民集団が衝突するよう仕組まれ、「トランプ支持者による暴動」と報じられている感じだ。
さて、トランプは大統領選の敗北を認めず、さらにトランプ支持派の暴力的な側面が切り取られるなかで、トランプが「大統領選の違憲性を示す」ための大型訴訟についてツイートをしたことが話題となっている。
トランプ氏、20年選挙の違憲性示す「大型訴訟」近く起こすとツイート https://t.co/X4L0AFFuS3
— ロイター (@ReutersJapan) November 15, 2020
トランプの元ツイートはこれ。
Many of the court cases being filed all over the Country are not ours, but rather those of people that have seen horrible abuses. Our big cases showing the unconstitutionality of the 2020 Election, & the outrage of things that were done to change the outcome, will soon be filed!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) November 15, 2020
ツイートの翻訳:
全国各地で提訴されている裁判の多くは私たちが起こしたものではなく、恐るべき虐待(投票の悪用)を目の当たりにした人々が提起したものです。2020年の大統領選挙の違憲性を示すため、そして結果を変えるために行われたことに対する怒りを示す大型訴訟が、もうすぐ提起される。
さらにトランプは、続く一連のツイートでこれまでも言ってきた選挙における問題点を指摘している。
Why does the Fake News Media continuously assume that Joe Biden will ascend to the Presidency, not even allowing our side to show, which we are just getting ready to do, how badly shattered and violated our great Constitution has been in the 2020 Election. It was attacked,..
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) November 16, 2020
この一連のツイートでトランプが指摘しているのは以下の3点だ。
- 多くの州で共和党側の立会人が集計場所から追い出されたこと
- 選挙日以降に投票された票が何百万票も有効にされたこと
- テキサス州などでは使用が禁じられたドミニオン社製の投票システムが使用されたこと
これらのツイートで最初に気になるところは「大統領選挙の違憲性を示す」というところだ。
違憲性を争点に据えるということは、選挙が合憲か違憲かという「そもそも論」を争うことでもあり、この選挙自体の無効化を狙ってると考えられる。
個々の選挙不正の証拠が無いから、「そもそも論」でひっくり返そうと企んでいるとも考えられるが・・・。
だが、2000年のブッシュJr.対アル・ゴアの大統領選挙は、連邦最高裁において選挙方法に関する違憲訴訟が提起され、12月中旬にゴアの敗北宣言が出されるまでの長丁場となった。
トランプもそれを狙っているんだろうか。
そもそも、先日トランプが保守系の判事を増やした連邦最高裁だが、憲法違反を問う訴訟でもないと最高裁で裁判することにならないからな。違憲訴訟は「ホームゲーム」とも言える。
また、今回の大統領選挙が「違憲」となった場合には、今回のバイデン勝利の選挙結果は当然破棄される。
そこで出てくるのが、アメリカ合衆国憲法に基づいた選挙人選出方法だ。以前のブログ記事でも紹介したので参考にして欲しいぞ。
歴史に残る激戦となったアメリカ大統領選挙は、事前のマスコミ報道のとおり、バイデンが制した。何と、史上最高齢の大統領になるとか。ジョー・バイデン前副大統領は、就任時点で「史上最高齢の大統領」となる見通しです。https://t[…]
合衆国憲法の規定では、選挙人を決めるのは州議会とされている。確かに、州議会議員も選挙で選ばれており民意を反映しているからな。
以前は大統領選によらず州議会が選挙人を決めていた州もあったし、投票によらず州議会が選挙人を選出することは合憲だ。
そして、バイデンが制した州の多くは共和党が多数派を占めている。
だが、共和党議員とは言え、大統領選の結果を無視してトランプ選挙人を選ぶだろうか。それが選ぶ可能性が高いのだ。
その根拠となるのが、一連のツイートでトランプが主張する「バイデン陣営の不正」だ。
上記ツイートでも、「結果を変えるために行われたことに対する怒りを示す」としているとおり、バイデン陣営の不正も並行して追及する。
トランプが主張する一連の不正を州議会が認め、「不正が無ければ勝っていた」と判断すれば、トランプ勝利とする可能性が高い。
この目的を踏まえると、トランプが証拠も示さずに主張するバイデン陣営の不正糾弾の狙いは、不正が無ければ自分が当選していたという疑念を残すことにあると考えられる。
往生際が悪いどころか、遠大な計画の真っ最中ということになるな。ううむ、以前に紹介した「トランプの秘策」に近づいてしまった。妄想かもしれんが。
ジョージア州では再集計が行われているが、これは僅差であったため規定により再集計するものだ。普通に考えれば、せいぜい数百程度のミスが確認されるだけ。万単位の集計ミスは無いだろう。トランプの逆転は困難だ。
だが、違憲作戦が成功すれば、「大票田」とか何も関係ない。究極の秘策だ。
とは言え、問題は違憲性ってどこってことだろう。恐らく、特定の州における違憲性ではなく、今回の大統領選全体の違憲を問うもののハズだ。だが、大統領選挙の制度自体は前回・前々回と同じだろうから、今回が違憲ならこれまでの選挙も違憲となってしまう。
違憲性が認められるハードルは高い。
一方、個別の事案として、テキサス州では使用できない「ドミニオン社製の投票システム」に関して、マイケル・フリンの弁護を担当した、シドニー・パウエル(トランプ派)の名前が出てきた。
彼女は、ドミニオン社製のシステムには疑義があり、不正の証拠もあるしてトランプ弁護団に加わった。
ドミニオンのシステムについては、軍がサーバーを押収したとか、不正集計して実はトランプが選挙人400名を取っている等の話がSNSで拡散されていた。まあ、さすがにこれはデマっすけどね。
だが、昔から様々なメーカーの集計システムが存在したが、常に「不正投票」の声は聞こえてきていた。恐らく、実際に一定の不正投票機能がついており、歴代の共和党・民主党がそれぞれ利用してきたのは想像に難くない。
そして、今回問題となっているドミニオン社製のマシンも、不正投票機能が付いていたと思われる。そして、それを使用したのは。ディープ・ステートの後押しを受けるバイデン陣営だった。
もしかして、違憲に繋がる「本丸」はドミニオン社なのかもしれない。
十万単位のトランプ票をバイデン票にすり替えれば、その効果は人力の不正の比ではない。
そんなドミニオン社の「投票システム」の不正が証明されれば、連邦最高裁で同社システムを使用した選挙そのものが「違憲」と認定される。ドミニオン社の投票システムを使った州の選挙は無効となる。
また、トランプはの大統領令で選挙の不正に対する罰則を定めている。違憲まで行かなくてもバイデン陣営を罰することが出来るようになるかもしれない。適用条件は未確認だが。
ただ「違憲」とするだけでは民意を無視する事にもなるが、バイデン陣営の不正を暴くか強く不正を印象付けられれば、民意によらず州議会の決定でトランプが大統領となる道が見えてくるだろう。
最後まで読んでくれてありがとう!