おにぎり

人は何故太るのか?糖質で太るメカニズムからダイエットを考える

おにぎり

炭水化物ダイエットって今でも流行っているのかな。
炭水化物を摂取しないか量を減らすことで、ダイエットするということは、一定の道理がある。

今回は、太るメカニズムを説明するぞ!

太る炭水化物と太らない炭水化物

炭水化物といっても2種類あるぞ。

それは、「糖質」と「食物繊維」だ。

炭水化物=糖質+食物繊維なのだ。

糖質は、砂糖のほか、ごはんやパン、麺類に含まれるデンプン質な部分のことだ。
炭水化物ダイエットで摂取量を減らそうとしている、体内で脂肪に代わるやつのことだな。

一方の食物繊維は、ほぼカロリーが無く脂肪に変わらない。また、腸内の善玉菌のエサにもなる、
いわば善玉炭水化物だ。

食品の栄養成分表示では、炭水化物としての表記しかないものと、
炭水化物の内訳として糖質と食物繊維それぞれの含有量が記載されているものとある。

キノコ類は、炭水化物の塊ではあるものの、内訳はほとんどが食物繊維だ。
糖質制限を考えている人は、キノコ類はオススメだぞ!

炭水化物(糖質)の摂取と太るメカニズム

食事と血糖値

うどんやラーメン、パンなど糖質が含まれたものを食べると、血糖値が上昇する。

食事をして上がった血糖値を通常の状態に戻すため、
人間の身体は、膵臓のランゲルハンス島β細胞という場所からインスリンを分泌する。
インスリンは、血糖を下げる働きを持つホルモンだ。

こうして、食事によって上昇した血糖値が元の状態まで下がる

しかし、インスリンの仕事は、血糖値が下がるだけではなかった。

インスリンと太るメカニズム

血糖値を下げるためにインスリンの分泌が行われている間、
全身の臓器細胞に糖を取り込ませ、脂肪組織で脂肪の合成を促進し、また、脂肪の分解を抑制する。

つまり、インスリンが働くことで、多くの『油・脂質』を取り込むことになる。

これこそが太るメカニズムだ。

太らないための対策はインスリン分泌を抑えること

血糖値が上がらなければ、インスリンは分泌されず、つまり太る理由がなくなる。

どんなに油をとっても吸収されなければ、取ってないに等しい。

つまり、ステーキだけならOKでステーキ丼は完全にアウトってこと。

つまり、糖質の摂取は合理的なダイエット策といえる。

脳のエネルギーは糖質だけでは?

よく言われるのが、糖質を取らないと脳にエネルギーが行かなくなるという話。

確かに脳は、人間のエネルギー使用量のの20%を占める、とんでもない臓器だ。

だが、糖質をほとんど取らなくても大丈夫な仕組みが人体には備わっている。

まず、糖質の摂取量が少ない場合、まずは脳の糖質を確保するため、
全身の臓器細胞などでの糖質吸収が制限され、脳に優先的に糖質が送られる。

人体にはグルコーストランスポーターという、血液中の糖質を臓器などに運ぶ役割を果たすやつがいる。
こいつらにも種類があって、インスリンの分泌があって初めて働くタイプのやつ、インスリンの分泌が無くても働くやつといる。

体内に取り込んだ糖質が少ない場合、インスリンが分泌されないが、脳に糖質を運ぶグルコーストランスポーターはインスリン分泌が無くても働くタイプなので、まずは脳に糖質を持っていく仕組みになっている。

また、完全に糖質を断ってしまった場合でも、実は人体の肝臓でアミノ酸や脂肪酸、乳酸などから糖質を生み出すことが出来る(糖新生と言う)。

炭水化物ダイエットは最強か?

とりあえず、体の脂肪を落としたい場合、合理的な方法と言えると思う。

もともと、人類はその誕生から50年位前までの間、ほとんど満足にメシが食えなかったので、体が非常に倹約モードになっている。炭水化物だって、精製した白米を毎日食べるような想定にはなっていない。

したがって、先ほど説明した糖新生といった仕組みが、体を維持する機能として備わっているのだ。

最も、糖新生が起こる場合、タンパク質=筋肉から糖質を作ることになるため、筋肉量を減らさないための筋トレは絶対に必要になる。

また、糖質を減らした分は、筋肉を作るためにタンパク質を相当多く摂取するなどの対策が必要だ。

糖質を断てばいい、というだけではない。筋トレもせず、タンパク質も多く取らず、ただ糖質を抜くだけだと、筋肉がドンドン減っていき、基礎代謝も落ちて結局太るという最悪の状態になるから要注意な。

結局のところ、甘いものだけを我慢すればいいだけのダイエットじゃないってことは理解してくれ!

炭水化物ダイエット的な食事

炭水化物を完全に断つようなストイックなものはあまりオススメできないが、多くの人は、通常の食生活の中で炭水化物を取りすぎているとは思う。

ただでさえ、精製された「白い」炭水化物が多く、食事のたびに、血糖値が急上昇する血糖値スパイクが起こりやすい食生活だ。ほっといたら糖尿病待ったなしだぞ。

MEC食

MEC食とは、肉(Meat)卵(Egg)チーズ(Cheese)を食う。30回は噛んで食べる。たらふく食っていい。

これにより、MEC食を続けることで、ダイエットだけでなく、高血圧、高血糖、中性脂肪など値が改善するほか、肌ツヤがよくなるなど様々な健康効果が期待できるものだ。

きちんとした糖尿病専門のドクターが提唱している方法だ。

いつもの食事に、MECを増やすだけでもOKという簡単さだ。一度意識して試して欲しいぞ!

おやつはナッツで

せっかく糖質制限的なことを心掛けるのであれば、おやつも出来る限り甘いものやせんべいの類をやめてみよう。

とはいえ、おやつが無いと、メシの時間まで腹が持たん!という人も多いはずだ。おじさんもだ。

そんな間食大好き野郎にオススメなのはナッツ類だ。

特にクルミは良質な油も含まれていてオススメだぞ!

人間の体は、糖質は不要だが、タンパク質と良質な油(オメガ3など)は絶対必要なのだ。

オメガ3でオススメのサプリメントは、ナウフーズのウルトラオメガ3だ。ちょっと粒が大きいが成分量や価格を考えるとダントツオススメだ!

ナッツ類はクルミがオススメだ。特に品質の良さでは定評のある、タマチャンショップのクルミがいいと思うぞ!

最後まで読んでくれてありがとう!