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帯状疱疹患者の増加と免疫機能の低下

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日本国内で、帯状疱疹患者が増加していることが報じられている。

帯状疱疹とは、水疱瘡の原因となる「水痘・帯状疱疹ウイルス」により、身体の様々な部位に痛みを伴う発疹が表れるものだ。

最初にこのウイルスに感染すると水疱瘡を発症するのだが、水疱瘡が治ってもウイルスは背骨付近の神経節に潜伏して大人しくしているだけで、体内から駆逐されることはない。

この潜伏ウイルスは、過労等によるストレスや加齢により免疫機能が低下すると悪さを始める面倒なヤツで、水疱瘡罹患歴がある人は帯状疱疹発症リスクを持っていることになる。

また、神経節に潜伏するウイルスは神経に沿って悪さをするため、左右どちらかに神経炎症による痛みを伴って症状が出るのが特徴だ。

こんな帯状疱疹は、50歳以上の発症率が高いことや8月頃に増えて冬には少なくなることが知られているが、産経の記事によると、

従来は加齢などで発症が増える傾向にあったが、近年は若年層でも目立ち、コロナ禍で拍車がかかっている恐れがある。

・・と、若年層で増えている点において、いつもと違う状況であることが分かる。

また、帯状疱疹患者が増えた理由について、

帯状疱疹はストレスによる免疫力低下で引き起こされることもあり、大塚氏は「コロナ禍で多くの人が行動制限やステイホームを強いられるなどし、ストレスを抱え込んだことが患者増加につながった可能性がある」と指摘する。

とあり、コロナによる日常生活への制限などストレスフルな状況となったことで免疫力が低下し、帯状疱疹を発症したのでは・・としている。

かつて、皇后雅子さまも帯状疱疹に苦しめられていたが、外務省キャリアだった雅子さまが制約の多い皇室を前に多大な「ストレス」を抱えたことが原因だったとされるように、帯状疱疹の原因として「ストレス」はある。

事実、30年間経済成長していない日本の若年層には、ワープアやブラック企業問題など、コロナどころではないストレスがかかっている。

以下は皮膚科製薬企業のマルホさんが公開している帯状疱疹発症率の増加率のグラフだ。

帯状疱疹発症率の増加率

このグラフからは、コロナ前から若年層の増加率が特に高いことが伺える。

元々ストレス過多だった日本において、コロナ禍でストレスが強化されたために帯状疱疹が増えた・・というのは理解出来る。

しかし、コロナのストレス環境はコロナ初期と比べて格段に緩やかになっているし、そもそもコロナストレスが原因なら一昨年から大流行しているはずだ。

また、産経の記事には近畿大医学部の大塚篤司主任教授(皮膚科)のコメントとして、「患者数が例年の1.5~2倍ほど多かった」としており、昨年になってから急増したことが伺える。

つまり、ここ最近の増加理由が「コロナによるストレス」と言われても「まあ分かるけど・・他にも何かあるやろ」となる。

また、産経記事には、

コロナ禍前はがんや免疫疾患の患者が重症化するケースが多かったが、昨年はこうした疾患を持たなくても重症化に至る傾向が見られた。

とあり、ストレス原因説が否定されるものではないものの、同じストレス環境下でも帯状疱疹を発症(&重症化)しやすくなっている・・と考えることが出来そう。

そして、発症しやすくなっている原因として気になるのが、今年4月の山陰放送の帯状疱疹が増えてます報道の中にある、帯状疱疹発症者にインタビューしたこのくだり。

帯状疱疹を発症した男性(20代)
「コロナワクチンを打ってから10日後ぐらいだったので、心当たりがあるとしたらそれくらいだと思っています。クリニックも2つ行ってみて、最初発症してから月曜日に受診したクリニックと、熱に出た日に受診したクリニック、どちらともで「コロナワクチン接種後に帯状ほう疹が出た人が数人いる」と言われました」

どうやら、帯状疱疹とコロナワクチンとの関連性を疑う医師が一定数いるようだ。

ツイッター上でもこんな声が上がっている。

さらに、先の山陰放送(と産経)の記事で、専門家としてコメントされていた近畿大学医学部の大塚篤司主任教授は、

コロナワクチンを打ったことによって、イメージとして、脊髄のところにいた免疫が駆り出されて、ほかの免疫のところに働いたために、ヘルペスが増えやすくなったというのは論文等でいわれています。
多いところの報告だと、コロナワクチン接種者の10%くらいの人にヘルペスウイルスの活性化があったという報告もあります。

とあり、ヒトの免疫がコロナワクチン起因のスパイクタンパクに向かってしまったため、他のウイルスに対して本来あるべき免疫力が発揮されていないことが示唆されている。

なお、あのイスラエルでも、既に2021年夏の段階で帯状疱疹患者が増加していたようで、ワクチン接種・未接種者の状況を比較した論文が、世界5大医学誌の一つNew England Journal of Medicine(NEJM)に掲載されている。

https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc2115045

ワクチン接種による帯状疱疹を認めるような内容となっているものの・・・1万人当たり数人の差という点で、大した人数ではない。

まあ、1年半前の調査であり、今の状況は分からないが。

さて、ワクチンにより免疫機能が低下する・・という点で思い出されるのが、グラクソやノバルティスなど大手製薬企業でワクチン開発の上級職を渡り歩き、ビル&メリンダゲイツ財団でもワクチン開発局長だったウイルス学権威のボッシュ博士だ。

ボッシュ博士は、ワクチンにより人間に備わる自然免疫が壊されるとして警鐘を鳴らしている。

以前にも紹介した、このツイート。

この中で、ボッシュ博士は・・

  • ワクチンによって、コロナウイルスにだけ反応する抗体(ワクチン誘導抗体・特異抗体)が作られると共に、あらゆる病原菌・ウイルスに対抗できる我々人類の持つ自然抗体が機能しなくなる。
  • しかも、ワクチンの特異抗体は永続的に消えない。
  • コロナウイルス以外の病原菌などが体内に侵入し、自然抗体(非特異抗体)が対応しようとしてもワクチン誘導抗体にブロックされるため、ウイルスは確実に体内に侵入する。
  • ワクチンがターゲットとしているコロナのスパイクタンパクが、ワクチンの想定範囲を超えた変異をした場合、防御は出来なくなる。
  • また、ワクチン接種はウイルスの変異を招く。自然界では、ウイルスは宿主を殺さないように弱毒化していくが、ワクチンによってより致死的になってしまう。

としており、新型コロナ(初期型)専用抗体が作られることで、既存の免疫がエライ弱くなってしまうことや、それが永続的に続くことを警告していた。

先の近大・大塚主任教授の言葉と合わせると、ワクチン接種により体内の免疫機能が衰えてたため、通常なら耐え得るようなストレスにも耐えられなくなり、自己免疫疾患を発症しやすくなっている・・ことが懸念される。

なお、免疫機能の低下については、「イギリスでひどい風邪がまん延中 原因は免疫力の低下か」で紹介したように、イギリスではコロナでもインフルエンザでもないひどい風邪(スーパーコールド)がまん延していた。

同じようにオーストラリアでも、ひどい風邪(スーパーコールド)がまん延していた。

いずれも、免疫機能の低下により、ただの風邪が「スーパーコールド」にアップグレードしたことが疑われる。

また、mRNA技術の産みの親のロバート・マローン博士は、ワクチン接種によって免疫司令塔のT細胞の機能が抑制されることや、その結果として、体内に潜伏するウイルスが再活性化すること等について指摘している。

この動画でマローン博士が語っていることの概要はこんな感じだ。

  • T細胞は日々様々な箇所に発生するガンを抑えているが、低成長期のガンが攻撃的となるなど、異常な頻度で攻撃性を示すガンが出現
  • 体内に潜伏する帯状疱疹・水痘ウイルスやヘルペス系ウイルス、倦怠感が出るエプスタインバーウイルスの再活性化は、T細胞が抑制されているサイン
  • mRNAワクチンは、特殊な脂質でmRNAを細胞内に送り込むもので、mRNA(&特殊な脂質)は卵巣に集中して月経不順などを引き起こしているが、これは卵巣異常を示すもの。自然流産・胎児の死亡についてのシグナル。

ロバート・マローン博士は、ワクチンによるT細胞機能の抑制を事実上のAIDS(後天性免疫不全症候群)と捉えており、異常なガンの増加や体内の日和見ウイルスの再活性化(帯状疱疹、水疱瘡、ヘルペス)は、今後起こるてあろう深刻な事態を警告するサインとしている。

確かに、帯状疱疹やヘルペスは、元から身体の中にいるウイルスが免疫機能低下により暴れ出すものだ。

また、ガン細胞は毎日5000個以上も発生しているのに滅多なことでガンにならないのは、免疫システム中のNK細胞がガン化した細胞をkillしているからであり、免疫機能が低下すればガン細胞を増殖させてしまう。

つまり、帯状疱疹になる人は免疫機能が低下しており、そしてそれはガンにもなりやすいことを意味している。

今のところ日本では「帯状疱疹が増えてまーす」で済んでいるが、やがてガンの増加も・・。

また、マローン博士が懸念する生殖への影響について、関係があるかは不明だが、スコットランドで新生児の死亡事例が増えていることが報じられている。

スコットランドにおける2019年の新生児死亡率は1000人あたり1.49人だったところ、昨年9月は5.1人、今年の3月は4.6人と高くなっているとか。

また、妊婦の新型コロナ感染とは無関係ということは分かっているものの、それ以外は原因含めよく分かっていないとか。

なお、免疫機能の低下により懸念されるのは「抑制」だけでなく「暴走」もある。

以前に「ドイツでワクチン接種後の死亡者10名の死因を調べたら7名がワクチン起因の可能性が高いとの結果に」で紹介したように、ワクチン接種後の死亡者を病理解剖したところ、リンパ球の暴走により主要臓器組織が攻撃されるなど「自己免疫疾患」の形跡が確認されている。

日本でも、ワクチン接種後にADEM(急性散在性脳脊髄炎)を発症した男性を診察した医師が、「接種により引き起こされた一連の病態と判断する」と診断書に記載していたことが報じられた。

報じたのは名古屋のCBCテレビで、「接種後、一時意識不明に…名古屋の40代男性“下半身不随”と新型コロナワクチンの関連は?」としてローカルニュースで流れていた。

ちなみに、ADEMとは

自分の免疫によって脳や脊髄の神経が傷つけられ、手足が動かなくなったり目が見えにくくなったりする病気です

というもので、自己免疫の暴走が原因の疾患だ。

また、

実は、インフルエンザやB型肝炎などのワクチンが引き起こす、重い副作用として以前から知られていて、新型コロナワクチンでも留意すべき症状として挙げられています。

2021年度の報告件数は、インフルエンザHAワクチンが2件なのに対し、新型コロナワクチンは60件にも上っています。

とあり、新型コロナワクチンの副反応としてそれなりの数が報告されている。

まあ、全数報告されているとは思えないが、昨年だけで2億回位は接種されているので、60件は少ないと言えるだろうが。

いずれにせよ、ワクチン接種が人体の免疫システムに何らかの異常を誘発する可能性は以前から指摘されているし、最近では現場レベルでもワクチン接種により自己免疫疾患が誘発されるとの認識が出始めているようだ。

帯状疱疹程度であればクスリで治るが、ドイツの病理学者さんが指摘する免疫暴走による自己免疫疾患(ADEM含む)や、マローン博士が指摘するガンの増加や生殖への影響などは問題になるかもしれない。

ちなみに、Wikipediaの帯状疱疹の項目には、このような記述がある。

一般的には、体調を崩しやすい季節の変わり目に多い。基本的には一生に1回であることが多いが、2回以上罹患する人もいる(発症部位は異なることが多い)。再発するのは5%以下。ただし、全身性エリテマトーデス(SLE)などの膠原病や後天性免疫不全症候群(AIDS)、骨髄疾患や免疫抑制薬などで、CD4の免疫機能が低下していると、短期間に何回も繰り返す

Wikipedia 帯状疱疹より抜粋)

通常なら帯状疱疹は1回なるかならないか程度だが、免疫機能が低下していると短期間に繰り返し罹患するとか。

もしかしたら、ワクチンによる免疫機能低下のベンチマークとして、「繰り返す帯状疱疹」はあるかもしれん。

だが、これからも「ビル・ゲイツが警告する次のパンデミックはジカ熱か天然痘か」で紹介したように、蚊による感染症や天然痘など、新たなパンデミックが懸念されるところ。

免疫機能が低下したままではツラいかもしれん。

ちなみに、T細胞が細菌やウイルスなどを撃退する「Th-1免疫システム」の活性化する要素の70%は腸内細菌が担っているとか。

脳はバカ、腸はかしこい: 腸を鍛えたら、脳がよくなった(藤田紘一郎 著)

この本の著者の藤田名誉教授によると、添加物や化学調味料の多い食品は腸内細菌を減らして免疫低下に繋がるとか。

また、免疫を高めることで自己免疫疾患にもなりにくくなるとしており、先に紹介したADEM(急性散在性脳脊髄炎)や帯状疱疹などのワクチン起因の疾患対策にもなりそう。

免疫を高めるには、亜鉛やビタミンD、マグネシウムなどの接種がいいとされている。

さしあたり推奨されるのは、成分的に優れているサプリメント大国アメリカ製の中でも手軽な値段で手に入るNowフーズのサプリメントがオススメだ。

nowフーズの亜鉛サプリは、大体1000円前後で4ヶ月分くらい入っている。

nowフーズのビタミンDは成分量で数種類あるので、好きなものをチョイスして欲しい。

マグネシウムについては、スーパーでうってるにがりが手軽に使えてオススメできる。

この他にも、以前にも紹介した「梅肉エキス」がある。

梅肉エキスは、腸内を酸性に傾けて悪玉菌の繁殖を防ぐ効果があるとか。また、抗がん作用や免疫効果、食中毒や下痢症状など胃腸への効果、血流改善効果に加えて老化防止、糖尿改善、虫歯歯周病予防等、効果が有り過ぎるスーパー伝統食品だ。

また、自己免疫を高めるには、日々の食生活や運動習慣に加えて「楽しく生きる」ことも大切だぞ!


最後まで読んでくれてありがとう!