昨日、あれだけ優勢だったトランプが、一晩で一気に劣勢へ。日本時間夜のうちに、ミネソタ州やワイオミング州でバイデンが逆転し、勝利にこぎつけた。
さらに、ネバダ州もトランプ優勢だったような気がするが、いつの間にかバイデン優勢となっている。残りの州で最も選挙人数が少ないネバダ州だけ取れば、バイデン勝利が確定するような状況だ。
バイデンが一気に優勢になってきた理由として、郵便投票分が集計されたことが挙げられる。
郵便投票された票は、通常投票された票と異なり開票所までの配送に時間がかかるため、どうしても集計が遅れる。
そして郵便投票分はバイデン票が「圧倒的に」多いので、開票時間が経過するにつれてバイデン優勢になったということのようだ。
ミシガン州やウィスコンシン州では、郵便投票によってバイデンが一気にトランプを抜き去った。一方で、この1時間足らずのうちに10万票を超える「急激なバイデンの追い上げ」について、不正を疑う声が上がっている。
不正の内容としては、民主党陣営がバイデン票を大量に偽造し、郵便投票の中にぶち込んだのではないかというものだ。つまり、大規模な捏造投票をしたという疑いだ。
確かに、バイデンは2週間ほど前に「過去最大規模の不正投票組織を作った」と発言(失言)したことがあった。てっきり、「不正を”防止”する組織」の言い間違いかと誰もが思っていたのだが・・まさかの本当だった!?
Joe Biden brags about having “the most extensive and inclusive voter fraud organization in the history of American politics”https://t.co/wjRKvYi4l2 pic.twitter.com/hC8j4Ijpr7
— RNC Research (@RNCResearch) October 24, 2020
確かに、ウィスコンシン州などでは10万を超えるバイデン票が発見され、急激に票を伸ばした。
開票率換算でも1%を大きく超える票数であり、一気に10万票オーバーがバイデンに入るのはなかなか計算が合わない気がするな。
So Wisconsin discovered over 120,000 ballots between 3:30-4:30 in the morning. In just ONE hour
You’re telling me that while Trump was ahead they managed to find 120,000 votes, giving Biden the lead.
This is outright corruption
— Alice (@themodalice) November 4, 2020
一応、別で集計されていた郵便投票が入ったとのことだが・・誰も見てないところで集計するのはイカンだろ。日本でも開票は立会人やマスコミの目に曝されながらやるもんだぞ。
また、機械が読み取れない油性ペンが投票所で配られていたとの目撃証言も。配布していたのは民主党支持者、渡されていたのは共和党支持者とのこと。
***ARIZONA BLUE?!???***
There is NO way this State is blue!!! WHY?! THIS!!! I saw this video on Twitter and YES… I too; was given a Sharpie at my polling place in Pinal County to vote!!! I call BS!!! @dougducey @realDonaldTrump @DonaldJTrumpJr @kayleighmcenany pic.twitter.com/WPOaZHjMJg— DoWhatLightsYouUp (@dowhatlightsyou) November 4, 2020
※シャーピー(Sharpie )とは油性ペンのこと。
一方で、トランプに投票した郵便投票はこんな状況に。
🌟あのペンシルバニア州
連邦捜査局(FBI)は、ペンシルベニア州で複数の郵便投票の票がごみ捨て場に廃棄されているのを発見した。票はドナルド・トランプ大統領に対するものだった。 https://t.co/KZ29FSM2Dd— RyoMenamiⅡ (@IiMenami) November 4, 2020
うーん、全部本当だとすれば、もうめちゃくちゃ。世界最強の民主主義国家とは一体何だったのか。
なお、こうした状況は、トランプも事前に見越していた模様だ。以下は6月のトランプツイート。
RIGGED 2020 ELECTION: MILLIONS OF MAIL-IN BALLOTS WILL BE PRINTED BY FOREIGN COUNTRIES, AND OTHERS. IT WILL BE THE SCANDAL OF OUR TIMES!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) June 22, 2020
機械翻訳:不正な2020年の選挙: 数百万枚の郵便投票用紙が、外国やその他の国によって印刷されるだろう。それは、私たちの時代のスキャンダルになるでしょう!
6月の時点で、郵便投票で不正が行われると見ていたようだ。しかも、外国その他の国により印刷されるとは!?アメリカ国内で印刷すると不正がバレるから国外で印刷するってことかな?
いずれにせよ、トランプ陣営の攻めの切り口は「バイデン陣営による郵便投票の大量偽造」となりそうだ。
そもそもアメリカの郵便投票で一番問題なのは、「投票用紙」と「米国民」が紐付けされていないことだ。
日本なら、厳格な本人確認の上で投票用紙を交付することになるので、一人に2票以上渡すことはまず有り得ない。大量の偽造票は、すぐにバレるので不可能だ。
大雑把なアメリカ人は、これが普通な感覚なんだろうか。
偽造票対策として、トランプは「期日に間に合わなかった」郵便投票について、集計対象としないよう求めている。
冒頭に書いたように、郵便投票は配送に時間がかかるため集計が遅れることを利用して、バイデン陣営が自作した郵送票をぶち込む不正を警戒してのものだ。
日本でも、期日に間に合わなければ余裕の無効票になるので、ある意味で当然の主張と思われるが。
その一方で、バイデン陣営応援団からは全票集計しろとするデモが。
「すべての票数えよ」ペンシルベニアで若者らデモ…知事「郵便投票100万超が未開票」https://t.co/uH3EYxHHtr#国際
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) November 5, 2020
しかし、このデモの参加者は、選挙の前から用意していたかのような横断幕を掲げているほか、お揃いのプラカードやオレンジ色で揃えたスウェットパーカーも着ていた。
どう見ても自然発生的なデモじゃない。民主党陣営が組織し、事前準備していた、いわゆる「プロ市民」集団で間違いない。もしかして、暴動要員も兼ねているのかも。
バイデン陣営は、トランプが郵便投票を「不正」として抗議することを事前に予見していたようで、プロ市民集団を動員してマスコミに取材させるという返し手をはなってきた。
さらに、バイデン陣営とマスコミ勢は、バイデン当選の既成事実を作っちまおうと畳み掛けてきた。
【バイデン陣営 政権移行へ準備】https://t.co/lMX2KkzyUP
バイデン陣営からは政権奪還を見据えた動きが出始めた。陣営は政権移行に向けたサイトを立ち上げ、「政権移行チームはバイデン政権が翌日から動き出せるように全速力で準備を続ける」と表明した。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) November 5, 2020
一方、トランプも抗議だけでなく、ウィスコンシン州等で再集計を求めて提訴に踏み切っており、法廷闘争にもつれ込むことが確定している。
なお、トランプ陣営は、開票作業の監視を妨害された(外から監視していたら、窓をふさがれた等)ため、開票済みの票の確認なども含めて提訴したとのことだ。
@FWpolitics Poll watchers locked out and the windows blocked in Wayne County, Michigan. pic.twitter.com/a2vYPr0O6T
— Eric Gibbs (@ericjgibbs) November 4, 2020
ちなみに、監視は法的に認められた権利だ。
しかし・・・、仮にバイデンの郵便投票分が偽造したものだったとして、その偽造票は見分けがつくものなんだろうか。見分けがつかないままに集計し直しても、バイデン勝利という結果を確認するだけになってしまう気がするが。
ともかく、これで最大11月13日頃までは決着しない模様だ。スティーブン・バノンが事前に予想したとおり、決着は裁判ということになるのか。
とは言え、決定的な不正の証拠でもない限りは、裁判で選挙結果を覆すのは難しい。偽造票の確認は困難だろうし。
ただ、これまでのトランプのツイートから判断するに、トランプ陣営では、バイデンが郵便投票で偽造票を入れてくるとしていたので、何かしらの証拠を掴んでいる可能性はあるが。
何か少しでも証拠があれば、トランプ勝利の芽がかなりある。最高裁判事の陣営が、圧倒的に共和党有利だからな。
アメリカの郵便投票は問題を抱えていることは明らかなのだから、さっさと改善すればいいのにな。
それにしても、英米の予言者たちの予言が当たりつつあるな。
クレイグ・ハミルトン・パーカー氏は、アメリカの抗議運動は収束せずに分断が進むことや、選挙後にアメリカが内戦状態になるとしている。
故シルビア・ブラウン氏は、2020年は、アメリカ合衆国の大統領制と政府の行政機能が終焉を迎える年になるだろうとしている。
※アメリカの各州は法的に独立する権限を有していることから、南北戦争の時のように分裂するのかもしれない。
ジョセフ・ティテル氏は、選挙後に「大きな議論」が巻き起こる可能性を指摘している。
ルイーズ・ジョーンズ氏は、アメリカでは2020年の選挙終了後に多くの逮捕者が出ることや、世界中で放送されるレベルの政治的な裁判が始まると予言する。
さらに、トランプが選挙勝利するとしたうえで、選挙の最後に2つの州で票数の間違いが見えるとしており、この発覚を遅らせようとしていると指摘している。
また、11月5日と6日はカオスになるとも。・・・カオスってなんだ!?
ルイーズ・ジョーンズ氏は、暗にバイデンの不正が明らかになることを言っているようにも思える。それがカオスの始まりなんだろうか。
いずれにせよ、大統領選挙は一筋縄では終わらない。
終わったとしてもアメリカを分断し、内戦を招く可能性も出てきている。まだまだ目が離せないな。
最後まで読んでくれてありがとう!