先日の「終わりが見えたウクライナ戦争と没落する欧州覇権、そして簿外資産」では・・
- バイデン大統領が、ゼレンスキーの際限ないおねだりに軽くキレた
- アメリカがウクライナに対して、非公式に和平交渉に応じるよう求めている
- アメリカ世論から支援を疑問視する声が上がり始めた
- アメリカ軍の弾薬類備蓄量が大幅に減少
- EU各国でウクライナ支援・ロシア制裁に反対する声の高まり
・・と言った状況を踏まえ、アメリカからのウクライナへの支援が難しくなりつつあり、戦争終結が見え始めていることを紹介した。
こうした中で、共和党が過半数を握ることになるアメリカ下院では、共和党議員によってウクライナ支援に対する監査を可能とする法案が提出された。
下院共和党、ウクライナ支援監査決議案を提出 https://t.co/vqv9t368za
— zerohedge jpn (@zerohedgejpn) November 18, 2022
共和党のマージョリー・テイラー・グリーン下院議員さんは「ウクライナで何が起こっているかも含めて監査する」としているほか、次期下院議長のマッカーシーさんは「共和党が支配する下院はウクライナに白紙の小切手を送らんぞ」と息巻いているとか。
この法案は、民主党が過半数の現段階では却下されるだろうが、来年以降に共和党が過半数になってから再提出されそうだ。
なお、アメリカ国防総省はアメリカの武器の監視を目的とした監査に、5回連続で引っかかっているとか。
国防総省、ウクライナの監督不行き届きで5回連続の監査不合格 https://t.co/uX40aLktqj
— zerohedge jpn (@zerohedgejpn) November 17, 2022
どの武器(兵器)を、いつ、何処(ウクライナ)に送って、現在在庫はどのくらいで、ウクライナではどのような状態となっているか・・等を確認したものと思われるが、帳簿と実体が乖離している様子が伺える。
「ドル安は簿外資産という巨額マネー流入のサインか」で、FTXとウクライナを活用して、アメリカ政府→ウクライナ→FTX→民主党・バイデン政権・共和党マコーネル等の順にウラガネが巡っていることを紹介したが・・帳簿と一致しない部分は闇に流れたか・・。
いずれにせよ、監査を前提とした「適切さ」が求められるとなれば、今後のウクライナ支援のハードルは確実に高くなるだろう。
さらに、ウクライナではロシア軍のミサイル攻撃によって使用不能となる発電施設が増えており、冬を迎えるなかでの電力不足が深刻化している。
ウクライナ政府は、国内でエネルギー関連施設のほぼ半分がロシアの攻撃によって損傷し、使用不能になっていると明らかにしました。全土で電力不足が深刻化しており、首都キーウ(キエフ)当局者も、本格的な冬を前に首都が「全くの機能不全」に陥る可能性があると訴えました。https://t.co/umc7oIOqrp
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) November 20, 2022
ロシアのミサイル攻撃で発電施設が破壊されたことで、都市機能が完全に止まる危機が迫っている可能性が高い。
ウクライナ国民は、国外脱出するか凍死するかの瀬戸際にいると思われ、とても戦争どころの騒ぎではない。
なお、CNNからウクライナ全土で電力がほぼ回復したというウクライナ当局者の声が報じられており、ウクライナ政府は国民を逃がさない決意(男性は元から国外脱出禁止だけど)を固めている可能性も。
このように、ウクライナ戦争の継続が危ぶまれる中で、11月15日にウクライナからロシアのミサイル迎撃用に発射されたS300ミサイルが、ポーランドに着弾するという事件が発生した。
ポーランドにミサイル落下【随時更新】何が起きた? #nhk_news https://t.co/9QN4E0Mzy3
— NHKニュース (@nhk_news) November 16, 2022
ウクライナ国境に近いポーランドの村をミサイルが直撃し、住民2名が死亡したというものだ。
この事件については、当初はロシアがNATO加盟国のポーランドに対してミサイルを打ち込んだ疑惑もあったが、わずか一日で打ち消されて、ウクライナの迎撃ミサイルの迷走説に落ち着いた。
NATOのストルテンベルグ事務総長は、ポーランドに着弾したミサイルについて、#ウクライナ の迎撃ミサイルの公算が大きいという認識を示した。同時に、最終的な責任は戦争を始めたロシア側にあると強調した。 pic.twitter.com/GGQ7xkMdPq
— ロイター (@ReutersJapan) November 17, 2022
ただ、ウクライナのゼレンスキー大統領は「軍部からの報告を信じとる」としてロシアミサイル説を曲げておらず、さらに証拠もなく「ロシアの仕業」と断定していたこともあって、第三次世界大戦誘発の疑いにより批判の的になっているとか。
ゼレンスキーは第3次大戦を始めようとした」 ──米保守派から非難相次ぐ https://t.co/WQHPt1oEEy #ニューズウィーク日本版
— ニューズウィーク日本版 (@Newsweek_JAPAN) November 17, 2022
ともすれば負けそうな国の総大将として部下を信じ抜くのは大切だが・・ニューズウィークの記事にあるように、アメリカやNATOは早い段階でミサイルの軌道を掴んでいたようなので、いつまでも自軍の報告に固執して国際世論からソッポ向かれるほうが痛手だろう。
まあ、今回の根拠なき決めつけは第三次世界大戦に発展する可能性もあったし、そもそも弱小腐敗国家なのに他国に支援要請する態度も悪いし・・イラついている人は多かっただろうから、批判はやむなしか。
ちなみに、実際のゼレンスキーは、ウクライナも調査チームに加わわった上で、結果を踏まえてポーランドに謝罪する意向を示しているなど常識的な対応をしている。
ウクライナの専門家がポーランドでの爆発捜査に参加すべき=ゼレンシキー宇大統領 https://t.co/728aVF37p9
— ウクルインフォルム日本語版 (@Ukrinform_JP) November 17, 2022
なお、ゼレンスキーが「軍の報告を信じる」としているのは、欧米の傀儡に過ぎないゼレンスキーの立場の弱さの裏返しだろうから、国際的調査結果という錦の御旗を得てからポーランドに謝罪するしかない・・というのは理解できる。
また、これまでの欧米メディアは、ウクライナ軍がやった破壊・虐殺でも「ロシアが民間施設を破壊」「ロシアが住民を虐殺」と報じており、ゼレンスキーが目指す戦争にNATO(西欧諸国&アメリカ)を巻き込むという目論見に手を貸してきた。
その流れで行けば、今回だって物的証拠など無かったことにして「ゼレンスキーもああ言ってるし、ロシア犯人かもよ」のトーンで報じていてもおかしくはなかった。
だが、ニューズウィークのようなリベラルメディアですらも、ゼレンスキーは偽旗作戦でNATO対ロシアの第三次世界大戦に引きずり込もうとしたサイコパス野郎的に報じる掌返しを見せている。
さらに、アメリカ国防長官は「NATOはロシアと対立しとうない、戦争などせぬぞ」と念押しする。
NATOはロシアとの対立を求めず、ウクライナ紛争に巻き込まれることもない=米国防長官 https://t.co/yFSsXedUH4 pic.twitter.com/FTF1YyplHQ
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) November 20, 2022
さらに、米軍からもウクライナに和平させる決意が滲みでている。
Gen. Mark Milley has drawn scrutiny for suggesting that winter may present Ukraine an opportunity to explore a peace deal with Russia. Similar comments by Milley infuriated Ukrainian officials, who have vowed to take back all Russian-occupied areas. https://t.co/nJEqo32Sd2
— The Washington Post (@washingtonpost) November 17, 2022
ゼレンスキーに戦争に巻き込まれる前に、さっさと終わらせたろの精神なのかは分からないが、こうした報道が政権からのリーク報道が多いワシントンポストから出ている点は意識しておきたい。
いずれにせよ、こうした流れを踏まえると、ウクライナ犯人説の確定は大きな転換点であり、今までのようにウクライナ支援を継続するのは難しくなるだろうから、ウクライナ戦争が終わりそうな雰囲気が強くなっていると言ってもいいだろう。
このタイミングで、FTXが破綻し、アメリカ政府→ウクライナ→FTX→民主党などへ還流・・というカネ(マネーロンダリング)の流れが騒がれ始めたのは偶然では無さそうだ。
What is the alleged connection between Sam Bankman-Fried, FTX, Democrats and Ukraine? https://t.co/vUJhJ1v3Ss
— Fox News (@FoxNews) November 15, 2022
ただ、今回の事件が落ちくまでの経緯には違和感があり、「平和になってめでたしめでたし」となるかは微妙だ。
まず、このミサイルがポーランドに着弾した当初の動きをロイター記事で確認してみる。
ロシアのミサイル、ポーランドに着弾との報道 ロ国防省は否定 https://t.co/dEADNQY0PH
— ロイター (@ReutersJapan) November 16, 2022
ポーランドから発信された情報は・・
- 着弾したのはロシア製のミサイル
- ロシア大使を呼び出し
- 相互防衛義務を定めた条約第5条発動の前提となる第4条協議の要請
の3点であることが分かる。
これらの情報から導かれるのは「NATOのみんな、ついにロシアのミサイルにやられたよ!相互防衛義務!NATO参戦!」であり、さらにウクライナのゼレンスキー大統領も「ロシアがやりやがったで、NATOの団結力を見せる時やで」と煽り倒していたため、あわや第三次世界大戦かと緊張が走った。
しかしながら、ネット上では早い段階で「このミサイルの破片はウクライナのやで」的な情報が相次いでいた。
So what crashed in the village of Przewodów, Poland today?
With the cooperation of @blueboy1969 we analyzed the available photos of fragments and came to a clear conclusion that they belong to the 48D6 motor of the 5V55-series missile of the S-300 AD system- a Ukrainian one. pic.twitter.com/f0Ex3USLN8
— 🇺🇦 Ukraine Weapons Tracker (@UAWeapons) November 15, 2022
さらに、アメリカ・バイデン大統領は、事件発生後の早い段階で「犯人はロシアとちゃうで」とした。
バイデン米大統領は16日、#ウクライナ 国境に近い #ポーランド の集落にミサイルが着弾し2人が死亡した件について、 #ロシア から発射されたミサイルが原因でない可能性を示す予備的情報があると述べた。 pic.twitter.com/xJNKd3xEiR
— ロイター (@ReutersJapan) November 16, 2022
なお、バイデン大統領がロシア犯人説を否定したのは、ウクライナの迎撃ミサイルの軌道を衛星やレーダーが捉えていた情報からのようだ。
ロシアはバイデン大統領の対応をロシアは評価しているようだが、こうした情報はアメリカやNATO経由でポーランドにも早い段階で入っていた可能性が高い。
にも関わらず、ポーランドはロシア大使を呼び出し、さらに4条協議の話を持ち出した。
こうした状況から考えられるのは、このミサイル迷走・誤爆事件は、実は第三次世界大戦誘発のために意図的に実行された可能性がある・・ということだろう。
結果としてG20会場でのG7協議で「ロシア犯人説は無理があり過ぎるわ」との結論になったとのの、実行犯役のポーランドとウクライナは、コトの最初から「ロシアがやったで」と言っていた。
NATO vs ロシアの全面戦争となる可能性があることを踏まえると、この対応はあまりに軽率と言え、やはり最初から第三次世界大戦とする気マンマンだったと言える。
そして「意図的に実行された」という点からは、ウクライナがポーランドに向けて、ワザとS300地対空ミサイルを発射したということになる。
また、ロシアやウクライナ、ポーランドの位置関係を見ると・・
ウクライナから見て、ポーランドはロシアとは逆向きに位置している。
ロシアのミサイルは主に東方面から飛んでくるだろうから、ウクライナの迎撃ミサイルも東側に打つことはあっても、西側に向かうのは不可解ではあり、これを指摘する声も上がっている。
在🇺🇦の米国人ジャーナリスト、ポーランド🇵🇱に着弾したミサイルについて
・証拠写真を撮った🇵🇱の農家は、WW3を食い止めた。彼の記念碑を作るべき
・🇺🇦防空ミサイルは東向きに発射されるはずだが、なぜ西の🇵🇱に着弾?故意か事故か考えてみて pic.twitter.com/vLgJBVdsy3— ShortShort News (@ShortShort_News) November 18, 2022
まあ、的を見失って迷走したのかもしれんが・・・ウクライナの迎撃ミサイルがポーランドの農場に「誤爆」したのか、「狙いどおり」だったのかについては疑問が残る。
ちなみに、ミサイル事件に関して、ウクライナには前科がある。
それが、2022年4月8日にウクライナ東部ドネツク州のクラマトルスク駅で、クラスター弾頭を積んだミサイル(トーチカU)によって50名の市民が死亡した事件だ。
BBCニュース – ウクライナ東部の駅に砲撃、避難民50人死亡 首都郊外では新たに130人超の遺体発見https://t.co/O0fDoRax86
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) April 9, 2022
BBCが報じているように、このミサイルの残骸が駅近くの公園で発見されており、ご丁寧に「Za Detei(子供たちのために)」とロシア語で記されていたと言う。
当然ながらロシアは「やってないっす」と否定しているように、わざわざロシアがロシア語で子供たちのために・・なんて文字を書いたミサイルを飛ばすワケがない。
なお、BBCの記事において「残骸」とされているのはミサイルのブースター部分のようで、これが着弾直前に分離されて駅近くの公園に落下したというワケだ。
Kramatorsk train station attack: The key to finding the perpetrator lies in this overlooked detail
Kiev and its Western backers immediately blamed Russia for the incident, but a proper investigation is likely to disagree
— Scott Ritterhttps://t.co/fHIKAG3uOY— RT (@RT_com) April 19, 2022
この記事はロシアのRT(RussiaTimes)のものだが、内容はアメリカの軍事専門家スコット・リッター氏が指摘したことを報じたものとなっている。
この記事(スコット・リッター)によると、トーチカUミサイルは、着弾直前にブースターが分離して着弾地点の手前に落下するため、着弾地点とブースター落下地点の延長線上に発射地点があることになるとか。
参考までに、着弾地点・ブースター落下地点とミサイルの進行方向を地図に落とすとこんな感じになる。
そして、着弾地点とブースター落下地点をつなぐ線を延ばしていくと、45キロ離れたドブロポリアの近くにある、ウクライナ軍の中で唯一のトーチカUが配備されている第19ミサイル旅団の基地にたどり着くとか。
と言うことで、スコット・リッターはクラマトルスク駅のミサイル爆撃はウクライナ軍の第19ミサイル旅団の仕業としている。
このように、ウクライナ軍は意図的なミサイル誤射による偽旗作戦の前科がある。
今回のポーランド誤射についても、元々が意図的にNATO vs ロシアの第三次世界大戦に発展させるつもりだったとするならば、ロシアのミサイルが飛んできたドサクサの中で、ポーランドにミサイルアタックを仕掛けていたとしても全くおかしくはない。
戦争長期化により欧米諸国がウクライナ疲れしているのを見たゼレンスキーは、「欧米諸国さん、今さら逃がさねーすよ」とNATOを対ロシア戦に引っぱり出す目論見もあっただろうし。
しかしながら、ウクライナと共に被害者面するハズだったポーランドは、早々に「ロシアじゃないかも・・」と態度を翻し、リベラルメディアやNATO、アメリカでさえも「ロシアじゃない」の大合唱となり、実行犯役のウクライナは梯子を外された形となった。
ただ、欧米勢はウクライナにポーランドにミサイルを打たせてNATO参戦を煽りかけたところで態度を翻すなど迷走しており、この誤爆事件はそもそも何のために起こした(ウクライナとポーランドにやらせた)のか・・という疑問は残る。
ここまで大がかりな事件を起こして、ウクライナの立場を悪くすることだけが目的ではないだろう。
考えられるのは欧州内戦を誘発し、第三次世界大戦に発展させるための下準備だったのではないか。
なお、「4回目ワクチン接種に見るイスラエルの役割とアルバートパイクの計画」や「第三次世界大戦というシナリオが動き始めた?」では、イラン vs イスラエルの中東戦争をきっかけに第三次世界大戦へと突入する可能性を紹介したが、今回の状況を踏まえると欧州内戦からの発展も同時並行する可能性もあるのかも。
思えば、第一次・第二次世界大戦の主戦場は欧州戦線であり、現在のEUやロシアが敵味方に入り乱れる構図だった・・と言うか、主にドイツを潰すための戦争だった。
その延長で第三次世界大戦を想定すると、二度あることは三度あると言うことで、ドイツを潰すべく欧州各国が敵味方に分かれて戦争することになるのかも。
そもそも、「ロシアの部分動員令と戦争のエスカレートを望むアメリカ」で紹介したように、ウクライナ戦争とは欧州(特にドイツ)没落を目的としたもので、その総決算として欧州内戦からの第三次世界大戦が誘発されても何もおかしくはない。
この点では、第三次世界大戦がNATO vs ロシアでは都合が悪いというのが、今回のミサイル事件でアメリカ・NATOが態度を翻した理由ではないか。
ではどんか形の第三次世界大戦なのか・・を占うのが、ポーランドで実施されるミサイル調査だろうか。
ウクライナ軍関係者、ポーランド着弾現場で調査開始#日テレNEWShttps://t.co/YSPIGeLezx
— 日テレNEWS (@news24ntv) November 18, 2022
この調査は、「ミサイルの破片は間違いなくウクライナのものでした」となり、ウクライナがポーランドに「ごめんなさい」で終わる展開が期待されるものだが、もしかしたら、そうはならないのかもしれない。
先に触れたように、アメリカやNATOは衛星やレーダーによって、ミサイルがウクライナから発射されたものであることを確認していた。
なので、ウクライナのS300迎撃ミサイルが、ロシアのミサイルに向かう途中で迷走してポーランドへ・・なのか、ウクライナからポーランドに一直線・・なのかが判明するかもしれない。
もし、意図的なミサイルアタックと認定された場合は、「今回の事件で悪いのは、ウクライナにミサイル攻撃したロシアだね」から「ウクライナふざけんな」になりそうだ。
そして、そうなった際に懸念される展開は、世界的なゼレンスキーへの掌返しと合わせて、実は利害が一致するロシア・ポーランドが手を結んでウクライナ領土分割に至る可能性だろう。
「ウクライナ戦争の真のターゲットはEU ユーロは崩壊へ」で紹介したように、今のウクライナ西部は第二次世界大戦後にソ連がぶんどった旧ポーランド領が含まれており、ポーランド現政権は「ウクライナ西部を取り戻す」と公言しているほか、戦力増強を図っている。
また、旧ソ連国家だったウクライナの東欧諸国に対する振る舞いは誉められたものではなかっただろうから、元からポーランドは反ロシアというだけで、親ウクライナにはなり得ないお国柄と言える。
ポーランドが一足飛びにロシアと手を組むかは分からないが、NATOが西欧と東欧で分裂すれば、ソ連崩壊から30年の時を経て、ロシア・東欧勢 vs 西欧勢の欧州内戦になるかもしれない。
も一つ気になる動きとしては、ノルドストリームの爆破ポイントで、スウェーデンが爆発物の残留物を発見したことだろう。
スウェーデン、ノルドストリーム・パイプラインに「異物」&「爆発性残留物」を発見 https://t.co/EhuR0jLEhu
— zerohedge jpn (@zerohedgejpn) November 18, 2022
ゼロヘッジさんは、スウェーデンから「やっぱ犯人はロシアやったわ」と発表される可能性を指摘しているが、ポーランドへのミサイルアタック事件で風向きが明確に変わったことを踏まえると、犯人としてアメリカやイギリス、ウクライナ等の具体的な名前が出てくる可能性も。
アメリカとかウクライナの名前が出れば、エネルギー危機となっている欧州勢は怒り狂うことになりそうであり、こちらも欧州内戦へと発展しかねない可能性を秘めている。
こんな感じで、これまでロシアの仕業と言われてきた数々の蛮行が、実はウクライナ(やアメリカ)の仕業となり、欧州内戦と中東戦争が第三次世界大戦へと発展する可能性には留意したい。
まあ、何事もなくウクライナがごめんなさいして終わるかもしれんけど。
最後まで読んでくれてありがとう!