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【バブル総決算】特別会計が終わる日が来る!?

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以前の記事「【原田武夫】次の潮目は10月9日!何が変わる?世界の構造!」でも書いたが、元キャリア外交官の原田武夫さんが、今後世界の構造が変わる中でバブルの総決算が行われる旨の分析をしていることを紹介した。

バブルの総決算というのは、特定の人達、つまりバブル崩壊の中でカネを手にし、決して表に出ないようにしている。そういった金の管理を任されている人達も非常に美味しい思いをしてきているが、そういった人たちが処断される、というものだ。なお、こういった資金の上に自民党の清話政策研究会(清話会)がいる。

その時に、こういった資金とは、まるで国の特別会計みたいなものだと思ったが、今回はそんな特別会計について記事にしていきたいと思う。

もしかして、原田武夫さんの言うように基本的構造が変わる中で、日本の特別会計に大きなメスが入るかもしれないからだ。

特別会計とは

国の一般会計というものは、いわゆる税金や国債などを原資として、その使い道については衆参両院の審議を経て決められる。

一方で、特別会計はそういった審議はなく決められている。本来であれば全て一般会計として、単一の会計で処理されるべきであるが、その原則に固執することでかえって資金繰りなどが不明確にもなることから、一般会計とは分けられている。

財政法(昭和22年法律第34号)第13条第2項において以下の場合に、法律により特別会計を置くことが認められている。

  • 特定の事業を行なう場合
  • 特定の資金を保有してその運用を行う場合
  • その他特定の歳入を以て特定の歳出に充て一般の歳入歳出と区分して経理する必要がある場合

国会議員が特別会計についての書類等を担当官庁に求めても、そのカネの流れは複雑であり、おそらく国会議員もチェックなど出来ないだろう。

なお、財務省のウェブサイトによると、平成31年度(今年度ね)の特別会計予算額は、389.5兆円で、会計間相互の重複計上額を除いた「純計額」は197.0兆円となっている旨が記載されている。使い道として、ざっくりと国債償還費用や社会保障費と書かれている。

なお、一般会計の平成31年度予算額は、約101兆円なので、特別会計の方が規模が大きい。

東北の震災復興費として、東北や震災復興とは何の関係もない企業への補助金や官公庁の車両購入に使われていた問題があることを念頭に置くと、社会保障費とされていても実際には何に使われたのか疑問が出てくる。

そもそも、特別会計は国会の管理監督を受けないことから、何処にいくら使ったのかだけでなく、財源はどこから来たのかということも分からないものが多いのだ。

特別会計の始まり

当ブログでは、オススメのKindle本を紹介しているが、Amazon Kindleのオススメ書籍紹介!「明治維新という名の洗脳」という記事を書いた。

この本はタイトルに「洗脳」とあるが、内容は、苫米地英人氏が明治維新について自ら一次資料に当たるなどして調べ、読み取れる内容から推測した著者から見た、明治維新の真実が語られれている。

その中で、明治維新の立役者となったいわゆる長州藩(萩藩)において、表向きの藩財政とは別に裏金的に作った撫育金が現在の特別会計につながっている旨の指摘がされていた。

その長州藩(萩藩)の維新志士たちは、撫育金で幕府との戦争に備えて武器を調達したり、海外への渡航費用としたりしていたし、100両200両のカネを、維新志士たちが一晩のどんちゃん騒ぎで使い切ってしまうなど、100両程度のはした金は自由に使えるかのようなものだったという。

ところで長州藩(萩藩)と言えば、伊藤博文はじめ多くの明治の元勲を輩出した藩である。当然、撫育金の重要性はよく理解していただろう。ということで、新政府版の撫育金が現代の特別会計だ、ということだ。

 

 

特別会計にまつわるウワサ

Google検索で「特別会計」と検索すると、予測ワードで「闇」とか「石井」というワードが出てくる。

ここまで見てきたように、特別会計とは財源や使い道が良く分からないこと、もともとの出自が裏金的なものであることは分かってもらえたと思う。

当然、国会議員の中にも特別会計にメスを入れようとした人は何人もいた。しかしながら、そういった人達はことごとく失脚していった。

中川昭一氏(元財務大臣)は、財政投融資特別会計の一般会計への繰り入れや、米国債を償還し(売り払って)財政破綻しそうな国々を救済する方針を打ち出した。その直後に、G7財務大臣・中央銀行総裁会議(2009年2月)における酩酊会見で失脚した。会見の15分程前はしっかりとした足取りだったことから、何か盛られたのではないか。その後失脚し、同年10月に死亡(表向きは自殺)した。

Google予測ワードにも出てくる「石井」とは、国会議員や官僚の不正を徹底的に追及する中で、特別会計も詳細に調査し、その最中に自宅の駐車場で刺殺された民主党の元衆議院議員 石井紘基氏だ。なお、事件当日の国会質問のための書類が入ったカバンが現場から消えていたという。

石井氏は、一般会計と特別会計等を合わせた年間の歳出額は200兆円規模だと国会で指摘もした。200兆円て・・・そんな財源は一体どこから!?

バブル清算とは特別会計の清算!?

特別会計にメスを入れようとしたものは国会議員であっても消される。何だか陰謀論のようだが、客観的に見て、これは事実なんじゃないかと思うぞ。

いずれにせよ、特別会計は年間に200兆円もの歳出がある可能性もあるが、その原資は一体どこからきているのか全く分からない。

明治期に長州藩(萩藩)や徳川幕府から移行したカネ、戦中戦後の混乱期に生み出されたカネ、そしてバブル期に生み出されたカネなどが財源となっているのではないだろうか。

その使途については細かなチェックを受けないことから、例えば補助金などの形で甘い汁を吸っている人もたくさんいるのだろう。そうした人たちは、当然に自らの利権を守るべく抵抗することだろう。

一体どのような形で処断されるのだろうか。

金融危機への備え

どのような形で処断されると言うのか、それは分からない。ただ、特別会計についてはおそらく日本がデフォルトでもしない限り、メスを入れられるようなことにはならないだろう。

以前の記事、【原田武夫】やはり日本はデフォルトに向かっている!でも書いたように、日本がデフォルトするというのは原田武夫さんが以前から言っていることだ。

いずれにせよ、そのような時は金融崩壊が起こっていることだろう。

株や債券はもちろん、現金(日本円)すらも持っていることがリスクという状況になるだろうな。

そうなると、土地や貴金属など、不変の価値を持つモノを持っていることがリスク回避の手段になるだろう。その中でも、一番手軽に備えられ、かつ、安全資産と考えられるのはやっぱり金(ゴールド)だと思う。

ということで、過去記事を参考にゴールドを備えることを検討しようじゃないか!