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株式市場や仮想通貨市場の下落とロスチャイルド系のビットコイン買い増し

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ここ最近、株式市場や仮想通貨市場が軟調気味だった。

ビットコインは、4月半ばに付けた65000ドルを高値に、上下するものの軟調推移で今に至っている。

特に、先週以降は軟調推移となっており、7月20日にはサポートラインとなる30000ドルを割り込むほどの下落を記録した。そして、今のところ(7月22日)は反転している。

これは、ビットコイン/ドルの日足チャート。

20210722BTCUSD

前2日分の陰線を、1日で無かったことにする陽線・・反転は強そう。

まあ、このような下落・反転は仮想通貨に留まらず、株式市場も同じような動きをしている。これはダウの日足チャート。

20210722DJI

こちらも、前2日分の陰線は大体全戻しした感じだ。

この相場の下落・反転の背景には、アメリカの「インフレ」及び「利上げ」の懸念があることが考えられる。

このブログでは、今年の2月頃から「日本で世界で新型コロナ感染者が減少 コロナ終了がグローバルアジェンダか」や「WHO「コロナはまだまだ終わらない」 迫りくるのはインフレリスク!?」などで、コロナ真っ最中の昨年夏頃から始まっていたインフレ兆候を伝えてきた。

その後も、「日本、台湾で相次ぐ半導体工場の火災 意図的に仕掛けられるインフレ」などでも取り上げてきたように、このインフレ自体が、食糧品価格の高騰や海上輸送コンテナ船運賃の高騰、続発した半導体工場の火災など、意図的な「コストプッシュインフレ」の疑いが強いことを紹介してきた。

こうした状況を市場参加者が認識するに至り、単純な「コロナ禍から景気回復」ではなく、インフレと利上げによる「スタグフレーション」懸念を認識する市場参加者が増えてきたことが、不安定な相場の原因になっている。

ただ、気になるのは為替市場だ。

株式市場が大きく下落する際には、リスクオフで円高傾向になることが多いが、今回は円安になっている。以下はドル円の日足チャートだ。

20210722USDJPY

株式下落に合わせて円高にはならず、むしろ円安(ドル買い)の動き。米国債利回りも1.2%台まで低下しているので、ドル買いが進んでいるのは間違いない。

通常の株価下落のように「リスクオフで円高」となっていないことには注意が必要だ。

現在の国債利回り(金利)の低下と為替市場の動きの鈍さを踏まえると、日米中銀が連携してQE(造幣による国債買入れ)で米国債金利を抑え込んでいる状況が疑われる。これに、市場参加者が乗っかった形だろうか。

インフレは物価上昇&貨幣価値の下落なので、インフレ下で下がった貨幣価値を補填するために、インフレ率を加味して金利は上昇する。インフレが「コストプッシュインフレ」である以上、抑えるのは難しいだろうから、直接的に金利を抑え込む(=国債を買入れる)以外に方法が無い。

これを踏まえると、いくらインフレ下でのQEが不適切とは言っても、FRBはQEをやめられない。QEやめた途端に国債利回りが暴騰しかねないので、QE停止どころか、テーパリングさえも難しい状況だ。ドルの不健全性の拡大を止める術はない。

このインフレの深刻さは、アメリカのイエレン財務長官の発言からも伺える。

イエレン氏は、数ヵ月前までのインフレ軽視の姿勢から転換しつつあり、「数ヵ月はインフレ急上昇するけど、すぐに戻るんだからねッッ!」とのことだ。なお、すぐにインフレが戻る保証は無い。

さらに、「インフレ動向を注視することは重要だが(大幅上昇は)一時的とみている」とのことだが、これは

「直ちに影響はない」

とか

「注視していく」

など、日本人には馴染み深い回答で、「アメリカ政府もFRBもインフレには無力です」と言う解釈で間違いなさそう。

S&Pの500社もインフレに悩みだしているようだ。

こうした流れを見ると、意図的に起こされたインフレ(=利上げ)を懸念した株式市場などの暴落劇は、これからも何度か起こるだろうし、何なら意図的に起こされているとも見える。

ただ、暴落劇の狙いは株式市場ではなく、本命は仮想通貨市場(ビットコイン)かもしれない。

実は、ビットコインに興味深い動きが出てきているので紹介したい。

株式市場の下落に合わせて仮想通貨市場も下落しているが、ビットコインに限って見ると、3万ドル付近にあった長期のサポートラインを1ヶ月ぶりに割り込みんで29,689ドルまで下落した。

個人的には、この数ヵ月の軟調推移を踏まえて、今回はサポートラインを大きく割り込むと思っていたが、思いの外早い回復にビックリしている。

3万ドル前後のサポは相当にカチカチのようだ。

話は逸れたが、ビットコインの気になる動きというのが、この軟調推移の中で、あのロスチャイルドさんがビットコイン保有を大きく増加させているとの情報だ。

ロスチャイルド系の投資会社が4月以降でビットコインをほぼ4倍に増やしているとのこと。

4月以降のビットコインの値動きを見て見ると・・・

20210723BTCUSD

何と、最高値更新後の下落基調となっている。どうやら、下がる都度、ロスチャイルド系の投資会社さんはビットコインを買い増しているようだ。まさに「Buy the Dip(下がったら買い)」。

また、あのグレースケールさんが、アメリカでのビットコインETF承認を確信していること、ビットコインの今の値動きは気にしていないとしていることから、近い将来的、ビットコインが暴騰しそうな雰囲気が醸し出されている。

さらに、国際金融資本の仲間入りを果たしているソフトバンクさんも、仮想通貨取引所などへの出資を加速させるなど目ざとい動き。

中国のマイニング規制によって、ビットコインの支配権限が国際金融資本(ゴールドマン・サックス)に移ったことを以前にも紹介したが、その動きは大きく加速しているっぽい。

さらに、ビットコインを口先で動かせる男、イーロン・マスクの強気発言も。

ビットコインのマイニング電力が再エネ由来となってきたことを理由に、テスラ社でのビットコイン決済を再開させそうな雰囲気だ。

しかし・・マイニング電力ってアイスランド1国分はあったハズ。たった数ヵ月で再エネに切り替わるとは思えない。単に、下げて上げたいだけなのでは・・という疑惑が浮かぶ。

国際金融資本勢力の面々がビットコイン・仮想通貨への投資を進めている背景については、以前にも紹介したとおり、来年早々にも完全適用されるバーゼルⅢがある。

バーゼルⅢによって国際金融資本が懸念しているのが、金(ゴールド)の価格上昇とドルの信用低下だ。

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以前に「再び金価格高騰 背景にはインフレとテーパリング!?」で紹介したように、ドルへの信用不安を背景に金価格は上昇している。そんな中で、バーゼルⅢによって金価格と仮想通貨が爆上げしそうだ。そして、ドルは崩壊への道のりを歩み始めそうだ[…]

bank merger

ドルの信用低下については、インフレ下でもQEをやめることが出来ないように、既に絶望的な状況だ。ドル崩壊は「起こるか起こらないか」ではなく「いつ起こるか」の段階になっていると言えよう。

そして、このドル崩壊をなるべく遅らせるべく、金価格(ゴールド)上昇を和らげるために「ビットコイン暴騰戦略」が採用されそうだが・・ロスチャイルドさんやイーロン・マスクの動きは、その実現に向けたものだろうか。

あの謎のツイッターアカウントのれうういさん(仮想通貨の凄腕投資家)も、ビットコイン1000万円到達を確信している様子。

れうういさんのビットコイン1000万円ツイート

まあ、1000万円とは言わず、もっと行ってもらっても全然いいけど。

どうやら、「Buy the Dip(下がったら買い)」一択のようだな。

ただし、れうういさんはこんなこともツイートしている。

BItcoinもシナリオ
彼はただの宣伝です。

分かりますか

としている。

世界の金融経済の動きはシナリオに沿った動きであり、さらに仮想通貨は単なる「広告塔」に過ぎない・・とのこと。

おそらくは、限界にきている現行の中央銀行制度から、世界統一中央銀行が発行するデジタル通貨「フェニックス」へと移行するための広告塔に過ぎないようだ。

1000万円こえたら、欲張らずに売るか・・。


最後まで読んでくれてありがとう!