レバノン

レバノン大爆発事故から暴動へ そして中東戦争の引き金になる

レバノン

レバノンの首都ベイルートにある港で、現地時間8月4日午前6時ごろに大規模な爆発が発生した。

爆発については、ネット上に様々な映像がアップされているので確認して欲しいが、とんでもない規模の爆発だ。

この爆発は2段階で起こっており、最初の小規模な花火みたいな爆発→大爆発となっていることが確認できる。

爆心地の近くでを撮影していた人は爆発に巻き込まれて亡くなったとのことで、ネットで出回っている映像は、たまたまライブ中継していたものを誰かが録画してアップしたようだ。

この他にも、ベイルート市内の様々な場所から撮影された映像がSNSにアップされている。このツイートの返信を追っていくと、様々な角度から撮影された映像を確認することが出来る。

結構離れたところから撮影してても、かなりの衝撃波に襲われている。相当な爆発だったようだ。

ちなみに、この爆発でレバノン亡命中のカルロス・ゴーン氏の自宅も完全に破壊された。本人はたまたま不在だったそうだが。

ギリギリのところで神がかった何かを持ってるネ、ゴーンさんは。

いずれにせよ、この爆発による衝撃波のパワーは広島型原爆の10分の1と言われており、爆心地となったレバノンの港から3キロ範囲内は壊滅した。

さらに、爆心地に出来たクレーターは深さ43メートルとか。直径は何メートルになるんだろうか。

この爆発による死者は150人超とあるが、桁が少ないと感じるのはおじさんだけだろうか。時間の経過とともに死者数も増えるのか、物陰にいたら助かったのか、普段から人があまりいないところなのか。

いずれにせよ、この爆発で首都ベイルートの半分以上が被害を受け、30万人超が家を失うという深刻な状況となった。

この爆発の原因について、レバノン公安局は、6年前に政府が没収して港に放置していた硝酸アンモニウム(2750トン)への引火としている。

なお、「硝酸アンモニウム」は、肥料や爆発物の材料として使用されるものだ。

ともあれ、レバノン国内では政府が硝酸アンモニウムを港に放置していたとして、その不作為に対する抗議運動デモが起こっているようだ。

デモの規模は数千人規模で、計画的に政府機関を襲撃したとのこと。

既に暴徒や。

すぐにレバノン軍により排除されたようだが。

それにしても、爆発事故からわずか4日で大規模暴動や政府機関の襲撃を組織できるとは・・SNSの力と言われているものの、何者かの扇動を疑いたくなる。

まあ、何者かと言うのはイスラエルだね。

ちなみに、イランの報告によると、爆発時にベイルート付近で米海軍機4機が目撃されたとのことだが、何らかの関係があるのだろうか。

以前に、イランにおいて、ウランの濃縮施設はじめ一連の重要施設で爆破事故が相次いで発生していることをお伝えした。

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イラン

一連のイランの爆発事故に対して、イスラエルの国防大臣は「イランで起きる事故のすべてに必ずしもイラスラエルが関係しているわけではない」とコメントした。

何件かはイスラエルがやってまっせと言わんばかりだ。

そして、イスラエルはレバノンの大爆発には、わざわざ関与を否定するコメントを出した。真っ先に疑われることを自覚してるんか。

さて、中東情勢をイスラエル視点で見てみる。

最初に目につくのは、年明け早々にトランプと一戦交えかけたおかげで、中東における覇権を確立しつつあるイランだ。

イランは中東の大国だし、ロシアや中国との結びつきも深い。イスラエルもヘタに手を出せない。

さらに、イランの中東における盟友として、シリア、レバノン、イラク辺りの名が挙がる。

このうち、イラクはイランの支配地域になりつつあるので、手を出しずらい。

シリアは、アメリカ・イスラエルの支援を受けた反政府勢力&ISとの内戦で疲弊しきっている。

レバノンは、シリアの盟友でもあり、イランが支援する民兵組織「ヒズボラ」も政権に加わっている。

2006年のレバノンvsイスラエルの紛争ではイスラエルはレバノン(ヒズボラ)を制圧出来ず、国際社会の圧力のもとしぶしぶ停戦した。

イスラエルがイランと先端を開けば、イスラエルの背後をレバノン軍&ヒズボラが襲う。

2006年の戦況から判断するに、イスラエルにとって、イランとレバノンの2正面作戦はキツイ。

それを避けるには、レバノン国内の政情を不安定化し、レバノン軍&ヒズボラを無力化する必要がある。

今回のレバノン爆発事故は、政情不安定化のチャンスだ。レバノンの抗議活動デモの背後では、イスラエルが扇動しているのかも。

そうだとすれば、まだまだ抗議運動デモの規模は拡大していく。

あわよくば政権転覆も狙っているのかも。

とりあえず、レバノンが動けなければイスラエルはイランを安心して攻めることが出来る。

ロシアは、イスラエル背後のアメリカを見据えてすぐには介入しないだろうし、中国はイランと経済面での結びつきは深いが直接軍事行動はとらないと見る。

さらに、サウジアラビアなど親米・イスラエル国家も、アメリカと距離を取りつつある。親米・イスラエルのサウジでも国民は反イスラエルなので、国家としていつ反イスラエルになるか分からない状況だ。

そなれば、イスラエルにとって中東は全方位敵となる。

イスラエルは、イランの中東覇権が完成する前にイランを叩く必要があり、かなり焦っているのではないか。

中東戦争については、原田武夫氏や謎のツイッターアカウントのれうういさんも予測するところだ。

原田武夫氏の予測については、以前にもブログで紹介したので参照して欲しいぞ。

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日本発の金融危機

原田武夫氏が自身のブログで中東戦争の勃発と日本への影響について以下のように予測していた。

  • トランプの出した中東和平案にもとづき中東地域において戦争がはじまり、原油価格が急騰
  • この「オイルショック」によって日本経済は「スタグフレーション」となり、日本銀行のQE(量的緩和)は停止

トランプの和平案というのは、エルサレムをイスラエルの不可分の首都と定めたり、違法入植地の存続を認めたりと、随分とイスラエル寄りなもので、和平をまとめるつもりナッシングな案だ。

この案にイスラエルが乗ると全アラブにケンカを売ることになるが、中東からアメリカが撤退しつつあり、代わってイラン・ロシアが勢力拡大する中では難しい。

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イスラエル

しかし、コロナという特殊事情に加え、シリア・レバノンというイランの盟友が機能不全に陥っている現状なら話は別だ。

イランの連続爆発事故をイスラエルがやっていることに加え、レバノンの大爆発事故で政情不安となるなら、本当に中東戦争に突入してしまうかもしれん。

そして、謎のツイッターアカウントれうういさんは、中東戦争が勃発する予測を以前から変えていない。

イランから次の戦争が始まります。

とした上で、

中東戦争の予測

うーむ、中東戦争は大国を巻き込んだ戦争に発展するようだ。イスラエルがアメリカを、イランがロシア・中国を引っ張り込むんだろうか。

さらに、その発生時期については、

まあ、東京オリンピックが開催されない場合、数年後に戦争だろうけど

としている。

れうういさん曰く、東京オリンピックは、近日中の発災が予測されている首都直下地震とその直後の富士山噴火により中止が決定されるとしている。

うーん、そういえば8月11日が近い。

仮に首都直下地震や富士山噴火が今年だとすると、数年後に戦争とのことだ。

近々、イランとイスラエルの間で中東戦争が始まり、数年後に大国も巻き込んだ大戦へと発展するなら、今年中に中東戦争が始まっても時系列は合うな。

だが、中東戦争による日本への影響が気になる。

中東戦争により石油価格が高騰すれば、1970年代の「オイルショック」のように、日本でもインフレが加速するだろう。

大幅なインフレとなれば、金融引締(供給資金減、金利上げ)が求められるため、日銀のQE(量的緩和)の継続は困難だ。

日銀QEは、資金供給と同時に国債を大量購入して低金利を実現しているが、金融引締によって金利が上がれば、1000兆円もの国債の利払いが苦しくなるし、金利が上がれば国債価格も下落する。

さらに、石油危機でインフレが進んでも、それはインフレ&景気停滞という「スタグフレーション」なので、株価も下落する。

日銀が保有する株式ETF・国債ともに下落し、日銀のバランスシートは大きく棄損される。

インフレが止まらない限り、金融引締を解除できないし、株価や債券価格の下落(=金利上昇)に対する、QEも出来ない。

こうして、日本経済の悪化が加速するとともに、日銀の財務状況も悪化する。

やがて、通貨「円」に対する信認に疑念を持たれる。

原田武夫氏が予測する日本デフォルトまで一直線かも。

まあ、日本円がデフォルトとなればドルやユーロもただでは済まないが。

なお、そうなる時期も近いかもしれない。

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となると、中東戦争も近いのか。

やっぱり金(ゴールド)買うしかないわ。


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