どんなジャンルの読書でも、知識を豊かにすることで人生を豊かにし、また、脳の働きを上げることでやりたいことだけをやって、楽しく生きることにつながること確信している。
ここではAmazon「プライムリーディング」や「KindleUnlimited(キンドルアンリミテッド)」で読むことができる書籍のうちで、オススメのものを紹介していきたいぞ!
これまで紹介した書籍
Amazon Kindleのオススメ書籍紹介!「アマテラスの暗号」
Amazon Kindleのオススメ書籍紹介!「年収が10倍になる速読トレーニング」
AmazonKindleのオススメ書籍紹介!「最後の医者は桜を見上げて君を想う」
今回オススメする書籍がこれだ!
世界史とつなげて学べ 超日本史 日本人を覚醒させる教科書が教えない歴史 (茂木 誠 著)
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突然だが、おじさん実は歴史が好きだ。「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」と言うしな。
歴史を学ぶことで、現在起こっていることの裏の事象が分かるようになってくるぞ。
今だと、サウジアラビア油田の攻撃に関する歴史的な意義とかかな。
これについては、いずれ!
日本書紀や古事記で語られている神話など、古代日本が誕生する過程を語る部分が多く、平安時代までで本書紙面の半分を使っている。
ともあれ「日本人はどこから来たのか」というテーマについて、考古学・歴史学の立場から分析し、古代からの日本人の歩みをしっかり説明するなど、日本人としてのアイデンティティが育成される貴重な書籍だと思う。
本書を読むと、日本人という意識が沸いてくるから不思議だな。
余談だが、本書では、稲作の伝播ルートが、朝鮮半島を経由しておらず、東南アジアから中国南部経由で日本に伝わったことが紹介されているくだりがあるのだが、先に紹介したアマテラスの暗号において、東南アジア(ミャンマー)にいる一部族が、ユダヤの失われた10氏族の末裔であることが確認されているとの内容がある。
このような所でも、古き日本にユダヤ人が来ていた可能性もゼロではない、ということを想ってしまう。ロマンだ。
なお、稲作は温暖な気候が必要なわけで、だいたい寒冷な朝鮮半島から伝わろうはずがないんだよな。
この本で得られる学びとして、学校で習うような、日本からだけの視点では日本史は理解できない、ということが挙げられる。同時期のアジアや欧州との関わりが分かってはじめて理解できるんだ、ということがよく分かる内容となっている。
例えば、日本はこれまでずっと独立国だった、と安易に思いがちだが、実は違う。
古代では中国から、鎌倉時代の元寇、戦国時代ではヨーロッパ勢から、江戸~明治そして第二次対戦後と、滅亡の危機に瀕したことが何度もあった。
その都度、ある時は戦争を、またある時は国内の内政に集中するなど、時のリーダーが、どうしてそのような判断をしてきたのかということが説明されている(徳川幕府の鎖国政策など)。
一例だが、
- 蘇我馬子と物部守屋はどうして戦ったのか、そしてその後、聖徳太子や蘇我馬子は仏教を取り入れたのはなぜか。
- 西暦634年に起こった白村江の戦いでは、なぜ小国の日本が当時世界一の大国であった唐と戦ったのか。
そして、その後に起こった壬申の乱の位置づけは。 - 豊臣秀吉がキリスト教を追い出し、その後に続いた徳川幕府はキリスト教を弾圧し、そして鎖国したのか。
これらの歴史上起こったことの背景が、世界の中の日本という位置づけで語られている。
ちょっと具体例を挙げてみよう。
徳川幕府のキリシタン弾圧は残虐と捉えられがちで、その割に、学校ではキリスト教を禁止した理由は深く追求されず習った記憶がない(おじさんだけかもしれんが)。
だが、その背景や歴史的意義を考えれば、残虐だという批判は実に浅はかであることが分かる。
ヨーロッパの大航海時代は日本にも影響を与えていたということだ。
スペインは、フェリペ2世のもと「太陽の沈まぬ国」と言われる大帝国を築き、東南アジアにも積極的に進出していた。東南アジアでは、当時、金と同等の価値を持つコショウが取れたため、東南アジア諸国を大砲で脅して壊滅させ、コショウや奴隷をかっさらっていた。
日本は、地理的にも遠く、軍事大国(戦国時代)でもあったため、軍事的な支配はあきらめた。が、キリスト教の布教により日本を支配しようとたくらんだ。スペインの狙いは、当時の大国であった明(中国)。日本でキリスト教徒を増やし、スペイン(イエズス会)の言うことをよく聞くようにしたうえで、日本人を率いて明に攻め込もうとしたのだ。織田信長をそそのかした形跡もある。
このたくらみは一定の成功をおさめ、キリシタン大名は自らの領土を、イエズス会に寄進したほか、日本人も奴隷として出荷していた。もし、秀吉や徳川幕府がキリスト教に対して無策であった場合、今の九州辺りは日本でなかったかもしれない。
ということなどをはじめ、本書では、現代の地政学にも通じる、歴史を学ぶ本当の意義が詰まっていると思う。
現代のグローバル社会につながる視点が、歴史学の立場から養われる良書だ。
AmazonのKindleについても紹介しておくぞ!
電子書籍端末としてラインナップは、廉価版・普通版・高級版の3機種あるが、真ん中のPaperWhite(ペーパーホワイト)が、お値段と性能のバランスが良くてオススメだ。
モデルは広告付き、wifiモデルがいいぞ。広告付きと言っても、Kindleのイメージ画像みたいなのが使い始める時に表示されるだけだから、全然気にならないぞ。もちろん、本を読んでる最中に広告が出ることはない。ちなみに、防水だ。
通常13,980円だが、ちょくちょくセールで9,800円くらいになっているぞ!
Kindle Paperwhite(キンドルペーパーホワイト)
最後まで読んでくれてありがとう!