睡眠の重要性

原田武夫氏や苫米地英人が教えてくれる 睡眠を活用することの重要性

睡眠の重要性

9月9日付けでアップロードされた、原田武夫氏の「今日の一言」。

元キャリア外交官で自身ののシンクタンクを立ち上げた原田武夫氏が、アントレプレナー(起業家)や経営者のために、ワンポイントアドバイスをする動画シリーズだ。

今回、9月9日にアップされた動画のテーマは、「正しく寝る」だ。

この動画の中で、原田武夫氏は「睡眠の重要性」を説いている。

追い込まれたら、寝ろというのが今回のアドバイス。

寝ると言ってもちゃんと寝るのだ。

酒を飲みながら、何となくテレビを見て夜更かし・・というのは、よくやってしまいそうな生活の落とし穴にハマるのではない。というか、週末は大抵このパターンって人も少なくないはず。

原田武夫氏によると、ちゃんと寝るために大切なのは、まず睡眠時間帯。一番いい時間帯に寝ろとのこと。

で一番いい時間帯というのが、21時頃~3時頃とのこと。これまでに一度は聞いたことがある「睡眠のゴールデンタイム」だな。

なぜこの時間帯が一番いいかというと、脳内にある松果体からメラトニンが出る時間帯が、この時間帯(22時~2時)だけだからだ。

メラトニンが出ている間だけ成長ホルモンが出ているので、この睡眠のゴールデンタイムをハズして寝ても意味はないということだ。

この成長ホルモンによって体の疲れなどが取れていくわけだが、原田武夫氏曰く、中でも「肝臓」が回復することで、頭の老廃物含め体内の老廃物が処理される。

この回復作用により何が起こるかと言うと、頭が冴えるのだ。原田武夫氏は「バビっとくる」っていう表現をしているが。

このために、日ごろから時間の整理を心掛けることが必要ということだ。

確かに、たまにでも早寝早起きをすると、目覚めもいいし、頭がやたらとスッキリする。何歳になっても成長ホルモンが出ているんだな。

そういえば、ビル・ゲイツやジェフ・ベゾスなどのビジネス成功者らが、どのような「睡眠」をとっているのかというのが話題になっているな。

脳機能学者の苫米地英人氏も睡眠の重要性を説いており、著作「頭が10倍よくなる超睡眠脳の作り方」で、科学的な根拠に基づく「睡眠」について説明している。

なお、苫米地英人氏は著作の多くは、AmazonプライムリーディングやKindleUnlimitedで読めるので、ぜひ一読を!

頭が10倍よくなる超睡眠脳の作り方

「睡眠」は、我々のライフタイムの3分の1近くを占めているが、日常で「睡眠」を意識する機会は少ない。

苫米地英人氏は、睡眠の目的を単に疲れを取るだけではなく「脳機能を強化してIQを高めること」としている。原田武夫氏の「バビっとくる」に近いものがあるのだろう。

本書では、科学的な睡眠の解説にはじまり、睡眠が人類のIQを飛躍的に上げたことや、良質な睡眠の取り方、そして、脳機能を活性化してIQを向上させる方法が紹介されている。

睡眠でIQを上げるというのは、睡眠(無意識)を最大限に活用することで、寝ているときも目標(ゴール)を達成するために脳を活用するということだ。

睡眠中の脳は瞑想している状況に近いのだが、瞑想すると副交感神経が優位となって体はリラックスし、脳の活動が活発化するのだ。しかも睡眠は、「密教の高僧が瞑想する」ハイレベルな瞑想に匹敵するらしい。

この状態を活用しない手はない、ということだ。

本書ではレム睡眠中に情報が整理されるとしている。

レム睡眠中に、起きている時に得た情報の中で、「大したこと無い情報」は海馬に短期記憶され、「重要な情報」は大脳新皮質に移動して長期記憶化する。

つまり、眠る数時間前までアレコレ考えると、睡眠している間に自分の中で情報が整理されるのだ。

なお、ノンレム睡眠では、脳の休息に加えて成長や修復などが行われる。

こうした情報の整理には、良質な睡眠が必要であるため、本書では良い睡眠環境についても解説している。

まず、メラトニンの分泌がスムーズでないと、良質な睡眠は得られないということで、メラトニン分泌量を調整して、睡眠をコントロールする方法が紹介されている。

なお、寝る前のアルコールはかえって眠りを浅くするので厳禁だ。

メラトニン分泌量を上げるためには、光を出来るだけ減らすことが必要だ。室内を暗くするのはもちろんのこと、睡眠中に無意識下で光を認識しないように、本当に真っ暗というのがベストとのこと。あと、音も無音で。

さらに、寝る前のPCやスマホも熟睡できない原因の一つと指摘している。

そして、メラトニンは太陽の光を浴びた14~15時間後に分泌されることから、朝起きたらちゃんと日光を浴びた方が良いようだ。

さらに、目覚めに強い光を浴びることで、体内のメラトニンが消滅する。朝起きたら、強い光(2500ルクス以上)に当たった方が良いようだ。

苫米地氏は、こうした環境をちゃんと作ることが出来れば、何時に寝て起きてもいいとの考えだ。

事実、苫米地英人氏も、昼夜逆転に近い生活リズムだったハズ。でも大天才だからな。

なお、本書の最後には、瞑想法をオリジナルアレンジした「苫米地式入眠法」も紹介されている。あまりに簡単にリラックスできて、あっという間に入眠してしまうようだ。

なお、おじさんは横になって5分ともたずに入眠するので、この方法は試せていない。

さて、苫米地英人氏も原田武夫氏も、睡眠の重要性を説いている点では一致している。

睡眠は、ただ寝ればいいと言うものではないし、多くの人が有効に活用できていない重要な時間だ。

無意味な夜更かしとか短時間睡眠という「制約」を設けるのではなく、健康を保ち、脳機能の向上を図るために、科学的にしっかりとした睡眠をとる必要がある。

あらためて反省だぜ。

ちなみに、苫米地英人氏がオススメする睡眠時間は、睡眠サイクルの関係から「6時間程度」確保すると良いとのことだぜ。

なお、本書を読むなら電子書籍版が少し安いのでオススメだ。

電子書籍端末としては、Kindle Paperwhite(キンドルペーパーホワイト)一択だが、買い時はセールで10000円位になった時だ。

Kindle Paperwhite(キンドルペーパーホワイト)


最後まで読んでくれてありがとう!