前回は、最も有利な通貨ペアを見つけるための方法を説明した。
今回のテーマは、トレンドを見る方法だ!
刻々と動くチャートを見て、売り買いどちらがトレンドなのか?そして、ポジションを取るタイミングも計る!
そんなチャートの読み方を説明するぞ!
あくまでおじさん流の解釈だがな!実際のトレードへは、あくまで自己責任だからな!
チャートの準備をしよう
チャートを表示できるアプリなんかあれば、それでいい。MetaTraderでもいいし、最近のスマホアプリでも十分だ。
ちなみに、おじさんはGMOクリック証券のアプリを使っている。サーバー落ちもなく安定してるぞ。このアプリ画面を活用して解説していくぞ!
チャートの設定方法
まずは移動平均線を3本だしてくれ。
期間は、それぞれ10・20・75だ。色は好きないろで!こんな感じのチャートになるはずだ。
こんな表示がでればOK!なお、オシレーターは使わないので表示しなくて大丈夫だぞ!
ちなみに、移動平均線は英語でMoving Average(ムービングアベレージ)というので、ここではMAと略して説明していくぞ。
3つの時間軸チャート
チャートは1時間足、4時間足、日足の3つの時間軸をみてトレンドを判断する。
チャートの見方
ゴールデンクロスとデッドクロスを確認
ゴールデンクロスとは…
- 買いのサイン。
- 短いMAが長いMAを、下から上に突き抜けること。
- 特に、上から10MA、20MA、75MAとなっている状況は最も強い(ブル相場)
デッドクロスとは …
- 売りのサイン。
- 短いMAが長いMAを、上から下に突き抜けること。
- 特に、上から75MA、20MA、10MAとなっている状況は、最も弱い(ベア相場)
以上を意識して、先ほどのチャートを見てみると、
- 日足
MAは上から順に75MA、20MA、10MAと最も弱い、逆パーフェクトオーダー - 4時間足
日足と同様弱いが、ロウソクが10MAと20MAの間に入って、反転の兆候が見られる - 1時間足
10MAが20MAを突き抜けたが、75MAよりは下にある、「シングルクロス」の状態
では、この状況をみて、売り・買いを判断するために、各時間足の役割を説明する。
各時間足の役割
日足
- 大きな流れ。
- 上のチャートでは、逆パーフェクトオーダーになっている状況から、「売り」を基本とし、「買い」は圧倒的に不利な逆張りと心得るべし
4時間足・時間足
- 直近の動きを判断。
- 具体的には、トレンド転換の兆候や、一時的な反転を判断する。
- 上のチャートでは、時間足が75MAに届くかもしれない状況もあるので、一時的な反転が起こる可能性を警戒
実際の運用ルール
ルール① 基本は日足
- 日足のトレンドに沿って、ポジションを取るのが基本
- 日足のMA並びが、上から10MA、25MA、75MAなら「買い」、逆なら「売り」
- 日足でシングルクロスが出た場合、「一時的な反転」を念頭に、1時間or4時間足で売り買いを判断
ルール② 売り・買いタイミングを時間足で判断
例えば、上のチャートのように、日足が逆パーフェクトオーダーまたは、10MA、20MAともに75MAより下にある場合
- 基本どおり順張りの売りで入る場合
- 順張りの場合は1時間足の10MAと20MAをみる。
- 10MAが20MAを上から下に貫くデッドクロスのタイミングで売ろう!75MAは空気だから気にするな!
- 撤退または利確は、4時間の20MAまで戻ってきた時だ!
- 逆張り狙いで買いで入る場合
- 逆張りはシビアに見るので、1時間足が上から10MA20MA75MAのパーフェクトオーダーになるまで待とう!
- そこで買いだ!
- 撤退または利確は、1時間で10MAが20MAを上から下にシングルデッドクロスしたときだ!
- 逆張り終了と同時に、順張りで入る!
- このルールに沿って、順張り逆張りを繰り返す!
その他細かい点
MAが上回る・下回ると説明してきたが、ロウソクを見ていると、「あー、上回りそう」とか分かると思うので、そのタイミングで早めに動くこと。
具体的には、ロウソク足がMAを上回るor下回るとき、やがてゴールデンクロスorデッドクロスするだろう、と言う予測が大事だぞ!
また、少しでも利が乗るとすぐに利益確定する人がいるが、チャートのサインに従うこと。利は可能な限り伸ばすこと。
損切りせざるをえない状況は必ず出てくるが、絶対に損切りする。
具体的には、ポジションを持つ理由がなくなる時だ。つまり順張り逆張りのルールに沿ってエントリーしたが、その時とは逆のクロスが発生時するなど、状況が変わった時、速やかにポジションを解消すること。お祈りモードには絶対に入らないこと。
最後に
ここで紹介した手法は、厳密に○○したら××する、というものではない。判断もあいまいな点が多い。
足りない部分は、勉強と練習で補ってほしい。違うと思ったら、異なる手法に移ればいい。
また、強調させてもらうが、この手法を試すのも試さないのも自己責任だ。トレードとは、その責任は常に自分にしかないものだ。どんなに損失が出ても、おじさんは責任とらないぞ。