2月13日23時過ぎに起こった福島県沖の地震は、震度6強という大きな地震だったにも関わらず、建物被害や怪我人は確認されているものの被害は少なかった。海外なら、住宅崩壊で何人もの死者が出ているレベルだ。
日本が世界に誇るのは、個人の住宅から工場、オフィスビルに至るまで、異次元の耐震性を誇る建築技術かもしれん。震度6強が大地震扱いされないレベルだからな。
それにしても、今回の地震は津波がなくてよかった。
東日本大震災は地下24kmでマグニチュード9.0だったのに対し、今回の地震の震源は地下90㎞でマグニチュード7.1。震源が深く地震のエネルギーが海水に伝わらなかったため、津波が起こらなかったのだ。
気象庁は、今回の地震が東日本大震災の余震としているほか、今後10年は余震が続くとしている。
「10年間は東日本大震災の余震続く」 宮城・福島で震度6強 #FNNプライムオンライン https://t.co/v42EOwgCO8
— FNNプライムオンライン (@FNN_News) February 14, 2021
そんなところで、気になる地震が。
【地震情報 2021年2月15日】
13時28分頃、和歌山県北部を震源とする地震がありました。震源の深さは約10km、地震の規模はM4.1、最大震度4を和歌山県で観測しています。この地震による津波の心配はありません。 pic.twitter.com/pamDOOWgxk— ライブドアニュース (@livedoornews) February 15, 2021
2月15日に和歌山県北部で起こった地震。規模はさほど大きくないが、「中央構造線」沿いの地震であることに留意だ。
赤い線が中央構造線だ。
中央構造線で地震が起こると、中央構造線に沿ったポイントで地震が連鎖する。そして、中央構造線の東側の終点は、東京~茨城県の辺りだ。
さらに、この地震は群発地震化しているのも嫌なところ。
地震情報
和歌山県北部で群発地震 pic.twitter.com/MT89MFaHMR— yasan (@yasan_3124) February 15, 2021
そして、本日はこんなニュースが。
なぜ?三宅島海岸に“大量イワシ”専門家は原因を… https://t.co/0bmGLnkd9l
— テレ朝news (@tv_asahi_news) February 16, 2021
三宅島の海岸に、食べ頃の魚が大量に打ち上げられたとか。
現地の様子はこんな感じ。
三宅島やばいです。
砂浜にイワシ、サバ、その他が打ち上げられていますしかもでかすぎる。笑 pic.twitter.com/IdL1A4fwb7
— アウトドア派の引きこもり (@outdoor_hikky) February 15, 2021
イワシもサバも油が乗ってそうだ。
しかし、こんな現象が起こると地震を心配してしまう。明治三陸地震や昭和三陸地震の直前にイワシが豊漁だったとの記録が残っているし。
海底岩盤に圧力が加わったことで地磁気が乱れ、魚が方向感覚を失った結果・・みたいな感じか。
とは言え、こうした魚の打ち上げ現象は意外と多いようだ。
海の魚は温度変化に弱い。このため、基本的には特定の水温域に留まっており、海中で温度変化があるとその海域へは移動できなくなる。
例えば、クジラなど大型生物に追いかけられてうっかり浅瀬に来てしまったところで、魚が苦手とする水温の水塊が陸まで迫ると、魚は逃げ場を失って打ち上げられる。
地震とは関係ないかも。
ところで、この三宅島と言えば火山が有名だが・・三宅島から大島や箱根を経由して富士山まで繋がる「大火山帯」を形成している可能性が指摘されている。
先に紹介した中央構造線の東側は、長野県や埼玉県を通って東京・茨城辺りまで伸びていて、その先には富士山から繋がる大火山帯が・・・。
三宅島の魚は、本当に地震や噴火とは関係ないんだよな!?
先日の今年8月の富士山噴火を紹介した記事で、過去の連続した災害についても紹介した。
2月11日に災害が起こるとの予言があったが、紹介する間もなく2月11日が終わってしまった。まあ、起こるとは思っていなかったんだが。それよりも、気になる災害が起こっているので紹介したい。【海外地震】日本時間の2月10日(水[…]
つまり、富士山噴火もスタンバイ状態。ヘタに刺激するような地震が来たら、本当に危ない。
ちなみに、富士山の貞観大噴火(864年~866年)と連動した(というか、同時期の)災害はこんな感じ。
- 864年~866年に富士山噴火(貞観大噴火)
- 868年 播磨国地震(現代の阪神・淡路大地震)
- 869年 貞観地震(現代の東日本大震災)
- 878年 相模・武蔵地震(現代の関東大地震)
- 880年 出雲地震(現代の鳥取地震)
- 887年 仁和地震(東海・東南海・南海連動型の南海トラフ巨大地震)
- 915年 十和田火山大爆発(東北が全滅)
- 946年 北朝鮮の白頭山大噴火(朝鮮半島全滅)
さらに、東日本大震災に相当する「明治三陸地震」や「昭和三陸地震」と近い時期に、関東地震(明治東京地震、関東大震災)や東海・南海トラフ地震(濃尾地震、昭和南海・東南海地震)が起こっている。
2011年3月の東日本大震災から10年。関東での地震や富士山噴火、南海トラフとの連動も気になってくるところ。
富士山については、漫画家のたつき諒さんが今年8月の噴火を予言する。
漫画家のたつき諒さんは、阪神淡路大地震や東日本大震災、新型コロナのパンデミックなど多くの予言を的中させている。
そんなたつき諒さんの予言の中で、まだ起こっていないものが二つ。
それが「2021年8月の富士山噴火」と「2026年6月~9月の横浜大津波」の予知だ。なお、災害関係の予知は15年周期とのことで、2021年富士山噴火とが起こらなければ、2036年に持ち越されるとのことだ。
たつき諒さんの「横浜に大津波」予言の津波は、もしかして「南海トラフ大地震」に起因する可能性も。
貞観大噴火・貞観地震のパターンに入っているとすると、時期的にもちょうど合うが・・・。
最後まで読んでくれてありがとう!