どんなジャンルの読書でも、知識を豊かにすることで人生を豊かにし、また、脳の働きを上げることでやりたいことだけをやって、楽しく生きることにつながることを確信している。
今まではAmazon「プライムリーディング」や「KindleUnlimited(キンドルアンリミテッド)」で読むことができる書籍のうちで、オススメのものを紹介してきたが、今回はこれらの中に入っていない書籍を紹介するぞ!
とはいえ、ちょっと前までKindleUnlimitedにあったのだが、この記事を書くのに確認したら今は違うのな。
プライムリーディングやKindleUnlimitedの対象になったり外れたりを繰り返している本はあるので、いずれKindleUnlimitedの対象になるとは思う。
これまで紹介した書籍
Amazon Kindleのオススメ書籍紹介!「アマテラスの暗号」
Amazon Kindleのオススメ書籍紹介!「年収が10倍になる速読トレーニング」
AmazonKindleのオススメ書籍紹介!「最後の医者は桜を見上げて君を想う」
AmazonKindleのオススメ書籍紹介!「世界史とつなげて学べ 超日本史」
今回オススメする書籍がこれだ!
お金の流れでわかる世界の歴史 富、経済、権力……はこう「動いた」 (大村 大次郎 著)
元国税調査官である著者が、歴史は常にお金が動かしてきたというコンセプトのもと、お金(税金)にフォーカスし、お金の観点から、どのように歴史が動いてきたのかが俯瞰的に理解することが出来る。歴史は、政治や戦争という表面だけを見ているだけではダメということが良く分かる本だ。
ある程度、世界史の知識があればなお良しだが、無くても十分に楽しめる一冊である。
古代エジプトから、お金という観点で国家の勃興から衰退までを説明しており、まさに「歴史は繰り返す」ということがよく分かる。
現代に至るまで、戦争であったたり国家衰退の原因がお金(経済)という点では不変であることから、今後の世界情勢についても「お金」を背景とした視点から、一体どこに向かうのだろうかということを考えるきっかけとなる良書である。
書かれている内容を少し紹介するぞ!
本書では、国家の盛衰パターンとして、公平かつ確実に税金を回収するシステムがうまく回っているときは最盛期となり、徴税業務を行う役人や豪族などが腐敗し、税金を私物化し国家に納めなくなったり、極端に高額な税金を取るようになるなどすると衰退し、やがて戦争や反乱などにより滅亡する・・・ということが書かれていた。
確かに、中国の歴代王朝は言うに及ばず、日本だって平安時代に荘園が増加し、国(朝廷)にお金が入ってこなくなったため軍隊を持てなくなった。地方で自前の警護団が武士団へと変容を遂げ、やがて武士の時代になったことを考えると、確かにその通りだ!
また、イギリスはヨーロッパ勢の中では先駆けて王権を制限することに成功したおかげで、国王による湯水のような税金の無駄遣いが抑えられたほか、軍資金についても他国よりも大幅に安い金利で調達することができるようになったことがスペインやポルトガル、オランダとの覇権争いに打ち勝ち、やがて世界を支配する大英帝国となったとある。
なぜ、日本と同じような小さな島国がヨーロッパの覇者となり得たのか、お金の視点から見ると良く分かる。
イギリスについては、第二次世界大戦で基軸通貨がポンドからドルへと変わり、凋落したような感じもあるが、
本当にそうだろうか。表には出ないものの、常に時代の先端にいたからこそ、金融ビッグバンが起こってもなお、ロンドンが金融の中心なのではないか。
第二次世界大戦の原因ともなった「世界恐慌」だが、筆者によれば、これは第一次世界大戦のバブル崩壊が原因ではない。アメリカが貿易で得た利益を、他国に還元しようとせず自国で独占しようとしたためだとあるが、なるほど、この視点はなかった。
また、アメリカが隆盛を誇ったのは、栄華を誇ったロスチャイルド家が情勢を見誤り凋落したことによる、とあったがはたしてロスチャイルド家は凋落したのだろうか。
アメリカの中央銀行であるFRBは政府が株を保有していない完全なる民間銀行だし、世界各国の中央銀行にしても、政府が全ての株式を保有しているわけではない。必ず一定割合、中央銀行の株を保有している「民間」がいる。こうした点から、表向きの経済活動としては出てこないものの、ロスチャイルド家は、通貨発行権の掌握という形で今なお繁栄しているのではないだろうか。
最後に、今の世界経済の状況はどうだろうか。富の偏在は問題になっていないだろうか。富める者はますます裕福になるなど、貧富格差が拡大している。グローバル経済が進んでいる中で、今は歴史から見ると我々はどのポイントに立っているのだろうか。
Amazonの電子書籍端末「Kindle」についても紹介しておくぞ!
電子書籍端末としてラインナップは、廉価版・普通版・高級版の3機種あるが、真ん中のPaperWhite(ペーパーホワイト)が、お値段と性能のバランスが良くてオススメだ。
モデルは広告付き、wifiモデルがいいぞ。広告付きと言っても、Kindleのイメージ画像みたいなのが使い始める時に表示されるだけだから、全然気にならないぞ。もちろん、本を読んでる最中に広告が出ることはない。ちなみに、防水だ。
通常13,980円だが、ちょくちょくセールで9,800円くらいになっているぞ!
Kindle Paperwhite(キンドルペーパーホワイト)
最後まで読んでくれてありがとう!