新型コロナウィルスは、いつ頃日本に入ってきていたのだろうか。
武漢では12月12日に最初の肺炎患者を確認されており、去年の10月くらいから広がりつつあったと思われる。
2月4日にタイ保健省が「1月下旬に日本を旅行したタイ人夫婦」の感染を報告した。日本旅行中に感染した疑いは極めて強い。
となると、12月頃には既に日本でも感染者が増えつつあったと推測されるので、その頃に風邪のような症状が出ていた場合は、新型コロナに感染していた可能性がある。
およそ、武漢から1月半遅れくらいのペースと考えられ、現在は「サイレントパンデミック」の段階だろう。
このブログでは、新型コロナウィルスの感染力が非常に強いことをお伝えしてきた。ようやく、イギリスの医学誌では新型コロナの感染力はインフルエンザより高いの研究結果が掲載された。
その強さは、インフルエンザは1人から2.0人~2.4人に感染のところ、新型コロナでは1人から4.7人~6.6人に感染ということで、約3倍の感染力を持っているとしている。
報道でも「エアロゾル感染」が取り上げられ、感染力の強さが認識されつつある。
国立感染症研究所感染症情報センターによる首都圏でのインフルエンザ拡大シミュレーションでは、特にテレワークや時差出勤等の対策が無い場合は、10日で12万人以上に感染するようだ。
新型コロナの感染力はインフルエンザ以上なので、この数はもっと増えるということになる。もう10万人以上はいそうだな。
一方、よく分からないのは毒性だ。
報道では、感染してもほとんどの人は風邪くらいの症状で、重症化する危険があるのは高齢者や糖尿病などの持病のある人くらいとのことだ。
それなら感染してもいいかと思わせようとしているのか。
それが問題だ。
そもそも、そんな程度の毒性なら中国が多くの主要都市で、経済的に壊滅的なダメージをもたらす「都市封鎖」をしないだろう。以下はCNNから。
新型肺炎流行の中国、7億8000万人に「移動制限」
香港(CNN) 新型コロナウイルスの感染が拡大している中国では今や人口の約半分に相当する7億8000万人超がさまざまな移動制限の下で暮らしを送っている。
新型コロナウイルスによって中国本土では1800人以上が死亡したほか、7万人以上が感染している。
新型コロナウイルスが発生した湖北省をはじめ、遼寧省や北京、上海など各地でさまざまな移動制限が行われている。移動制限は、自発的な隔離から出入りできる地区の限定などさまざまだ。
最も厳しい制限は湖北省の4都市で出されている。湖北省の武漢、黄岡、十堰、孝感の各市では全ての住居用の建物が隔離されている。必要不可欠ではない車両も地元の車道を走行できない。日々の生活必需品は周辺の地区から受け取っており、自宅を離れることも許可されていない。
湖北省は16日、新たな措置を導入した。省内全体で緊急でない車両を全て制限したほか、必要不可欠でない公共施設は全て閉鎖された。
健康検査も強化されており、新たな感染者がいないか当局者が1軒1軒回っている。政府は、症状の兆候があればすぐに報告するよう呼び掛けている。
経済面でいえば、湖北省では、地元の検疫当局からの許可がない限り、企業の営業再開は認められないとしている。
日本でこんなことしたらどうだろうか。倒産する中小企業が続出し生活はメチャメチャだ。でも、中国ではそれをやっている。ただの風邪でそんなことするか?インフルエンザが大流行していてもやらないだろ。
アメリカではインフルエンザが大流行していて、2,200万人が感染し1万人以上が死亡している。アメリカの人口が3.2億人の約7%が感染・発症している。一方中国だが、仮に100万人が感染していたとしても、13億人の人口から見たら0.08%程度だ。
風邪が流行しているだけで、都市封鎖までしなきゃダメなのか。
では、何が中国をそこまでさせるのか。このウィルスは実はかなりヤバイウィルスなのではないか。
先日のブログで紹介した「新型コロナ人工ウィルス説」を語っていた投稿にもあったが、ウィルスは増殖するスピードが早ければ早いほど変異が進む。
新型コロナ人工ウィルス説の真偽は!?本当にただの「風邪」!?
ウイルスは生物ではないため、増殖とはつまり自己をコピーすることだ。そして、そのコピーを重ねる際に生じるエラーによって変異をとげるためだ。
そして、増殖スピードが最大化するのは「一度に多くのヒト-ヒト感染する環境」にある時だ。
つまり、満員電車や学校、会社など一定の空間に人が集まっているところが該当する。特に東京の人口密度は世界一だ。つまり、ウィルス増殖スピードも世界一、変異スピードも世界一ということになる。
武漢で解析されたコロナウィルスと日本のウィルスは99.9%の一致と言われているが、武漢のウィルスはまだ流行が比較的初期であったことを考えても、日本でも既に変異が始まりつつある可能性がある。
このように、ウィルス変異による強毒化の恐れもあるほか、以前の記事ではADE(抗体依存性感染増強現象)が起きている可能性も指摘した。
ちなみに、ADEとは、最初の感染時にウィルスが免疫機構を利用して細胞内に取り込まれて、ウィルスが免疫に擬態し、次の感染時に「新たに感染したウィルス」+「免疫に擬態したウィルス」が同時に攻撃を仕掛けるため重症化するというものだ。
また、武漢の火葬炉は前まで1日6時間程度の稼働だったのが、今では24時間稼働しており、武漢における致死率が上がっているという疑いが強い。
新型コロナウィルス 明らかに高い武漢市の致死率!2度目感染で重症化か!?
また、昨年から今冬のパンデミックを警告していた元キャリア外交官の原田武夫氏は、自身のブログにおいて、さらに以下の点について警鐘を鳴らしている。
- パンデミックにより、IOCとWHOの協議のうえ東京2020オリンピックは中止が決定される。
- さらに、今回の新型コロナウィルスだけでなく、新しいタイプのウィルス(変異ウイルス、東京ウイルス)の可能性
インフルエンザは多くの人が繰り返し感染するが、これはウィルスが毎年少しずつ変異しており、人間の体の抗体が対応できないからだ。
特に武漢では、多くの人が感染する状況でウィルス変異のスピードが速いことから抗体が対応出来ず、さらにADEが発生し、死亡に至る事例が頻発していると考えられる。
しかも、治っても何度も感染するためその度にADEの危機が訪れる。余計に致死率が高くなる。
これと同じことが東京で起こるかもしれない。そんな警告を原田武夫氏は出している。
中国では北京や上海などの大都市で起こることを恐れ、都市封鎖に踏み切ったのではないだろうか。武漢市は・・・見捨てたか。
となると、中国はこのウィルスの正体を知っていたことになる。やはり人工ウィルス説は正しいのだろうか…。
一方の日本では、検疫するのに世界は防護服フルアーマーが常識だが、日本ではマスクしかさせてもらえない現場に感染が及んでいる。途上国でもないのに前代未聞だ。以下は朝日新聞から。
厚労省と内閣官房の職員が新たに感染 クルーズ船で業務
厚生労働省は20日、新型コロナウイルスの集団感染が起きた大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の船内で事務業務をしていた、厚労省の40代男性職員と内閣官房の30代男性職員の計2人の感染が確認されたと発表した。2人は同じチームだったという。
厚労省職員は12日から船内の業務にあたっていたという。18日夜から発熱を訴え、翌19日に熱は下がったものの、鼻水の症状はあった。その後、検査で陽性とわかったため、東京都内の医療機関に搬送された。
内閣官房職員は11日から船内で業務。18日にせきなどの不調を感じ、翌19日はホテルで休んだという。その後、検査で陽性だとわかり、20日午前に都内の医療機関に搬送された。
2人とも搬送時の熱は36度台で呼吸器症状はないという。
アメリカやロシアは、早々に中国からの入国を制限した。一方の日本は中国からの入国を歓迎した。
学校関係では、韓国や香港、台湾など感染拡大しつつある周辺国は学校や幼稚園保育園は全て休校・休園している。中国ではネット授業だ。一方の日本は、通常どおりだ。
他国との対応が違い過ぎる。ナゼ日本は「ただの風邪です」なのだろうか。武漢市で起こったことが日本で起こらない理由が見つからない…。
だが、政府・・・というか厚生労働省が忖度しているとすると「東京オリンピック」だろうか。
原田武夫氏は、パンデミックによりIOCとWHOの協議のうえ東京2020オリンピックは中止が決定される、と分析しているのが気になるが。
以下はロイターから。
トランプ米大統領、東京五輪出席を検討
[ロサンゼルス 18日 ロイター] – トランプ米大統領は18日、安倍晋三首相から東京五輪に招待されていることを明らかにし、出席について検討していると述べた。
2028年ロサンゼルス五輪の準備を担当している当局者らとの会合で発言した。東京五輪は7月24日に開幕する。
「まだ決めていない。出席するかもしれない。できれば出席したい」と語った。
トランプ氏は来週、インドを訪問する予定だが、11月3日に行われる米大統領選で再選を目指しているため、外遊に費やせる時間は限られているとみられる。
どうやら、トランプ大統領を招待したようだ。だが、7月は大統領選の真っただ中だ。普通は忙しくて来れないだろう。ニュース記事では「できれば出席したい」となっているが、実際のニュアンスは「行けたら行く、開催できるんだったらな」ってところか。
そもそも他国から見たら「コロナに集中せーよ」だろう、また一つ信頼を落としたようだ。対米従属をやめろのメッセージも込めてトランプが敢えてバラしたか。
いずれにせよ、何が何でもオリンピックを開催するために「新型コロナウィルスはただの風邪」にしたい意図も見える。
または、前回のブログで人工ウィルス説を語ってくれたネット掲示板の投稿者が言っていたように、日本政府はこのウィルスの正体を知っており、あえて静観しているのだろうか。
おじさんは、オリンピック中止が近づいているような気がするが…たしかに感染症によるオリンピック中止は前代未聞だ。
と言っていたら、イギリス勢がキター!以下はTBSニュースより。
今年5月に行われるイギリス・ロンドン市長選の候補予定者が、新型肺炎の影響で、東京でオリンピック・パラリンピックが開催できない場合、代わりにロンドンでの開催もできる、と述べました。
新型肺炎の感染がおさまらない状況を受け、ロンドン市長選に出馬予定の保守党のベイリー氏は、地元紙へのコメントを通じてオリンピック委員会に対し、「必要とあればロンドンがオリンピックをホストするために何ができるかを真剣に考えるべき」と求めました。そのうえで、「ロンドンにはインフラも経験もある。私が当選したなら、必要に応じて再び大会をホストできるよう準備する」と述べました。
今年5月の選挙に向けたアピールともとれますが、現職のカーン市長の報道官も、JNNの取材に対して「すばらしい大会になるであろう東京オリンピックに向けて努力が続いているが、万が一、必要とあれば、ロンドンは最大限の努力で応じる」としています。
一方、IOC=国際オリンピック委員会のコーツ調整委員長は14日、予定どおり東京で開催するとの考えを述べています。2012年のロンドン大会で使われた施設の多くは、現在もスポーツ施設として使用されていますが、規模を縮小したり、一部をつくり替えたりしているうえ、選手村はすでに民間の住宅になっています。
イギリスでは、ロンドン市長候補者も現職のロンドン市長も、ロンドンでオリンピック開催する気マンマンのようだ。
もっとも、開催費用は東京に請求し、オリンピックに関する数々の利権はロンドンが持っていくんだろうな。
このような報道が出てくるということは、IOCとイギリス・ロンドンの間で話が進みつつあることを示しているのではなかろうか。
そりゃ、東京コロリンピックとロンドンオリンピック、どっちに行きたいですか?と聞かれれば、ロンドンオリンピックだよな。
それに、東京パンデミックが迫る中で東京オリンピックを強行すれば、オリンピック利権の価値は当然低下する。そのためのロンドン代替開催なのか。
ともかく、東京オリンピックに招待したトランプには軽くあしらわれ、IOCは裏でイギリス・ロンドンと話を進めているのか。とすると、やはり東京パンデミックは確定なのかな。
国際社会は原田武夫氏の予測分析どおり、着実にオリンピック中止へと向かっている!
最後まで読んでくれてありがとう!