日本のコロナの状況

新型コロナの死亡者数が増加する背景を考える

日本のコロナの状況

新型コロナウイルスの感染拡大が演出されている。これは、世界的な流れだ。

ここ最近、日本では新型コロナ陽性者が、一日で1000人ペースで増加している。これを第二波と見るか、第一波の続きとみるかは意見の分かれるところだ。

この新型コロナ陽性者数の増加は、明らかにPCR検査数を増やしたことによるものだ。以下は厚労省のウェブサイトで公表されている、陽性者数の推移を表したものだ。

8月15日が最新の数値で、1,234人の陽性者が確認されたことを表している。ピークは8月7日で1595人もの陽性者が確認された。

202200815厚労省陽性者数

一方で、この陽性者を確認するためのPCR検査については、どんどん増えてきている。

20200815厚労省PCR検査数

7月上旬頃に6000~8000人程度の実施件数が、7月下旬には16000~24000人に増加し、8月上旬には20000~30000人へと激増した。8月15日のPCR検査数は11750人だったものの、8月14日には驚きの55240人もの検査人数となっている。

こうした検査数の増加は、「コロナの脅威」を身近に感じさせるためであり、マスコミも陽性者数をセンセーショナルに報道することで「猛威を振るうコロナ」を演出している。

しかし、ここ最近では、陽性者数の増加に頭打ち感が見えつつあり煽りも限界にきているようだ。

さらに、無症状者・軽症者が多いことが明らかになりつつあり、コロナ猛威を演出しきれていない。

陽性者数が増えないのは、お盆で検査数が少ないからと言われている。だが、厚労省の検査数を見るにお盆はさほど関係無いようだ。

現実的には、PCR検査で陽性になる可能性が高いホストやキャバ嬢などに、一通りPCR検査をし終わったこともあるのだろう。

こうして、「感染者数」だけではセンセーショナルな報道にならないと悟ったのか、最近では「コロナ死亡者」へと報道の中心がシフトしつつあるようだ。

おお、今月に入ってから既に先月の倍近い人がコロナにより死亡している。エライこっちゃ。

ところで、以前にも紹介したが、新型コロナの死亡者については東京都が分析して公開している。

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免疫システム

東京都の分析では、コロナ死亡者の平均年齢は79.3歳。ほぼ平均寿命に匹敵する。

まあ、今のところ、コロナの危険性は「高齢者や基礎疾患のある人」が重症化することにあるので、死亡者の平均年齢が高いのは当たり前と言われそうだ。

だが、何をもって「コロナ死」と言うのだろうか。

コロナによる肺炎・呼吸器疾患で死亡した場合だろうか。

実は、死亡原因は関係なく、死亡時にコロナ陽性であればコロナ死とすることになっている。

厚生労働省のウェブサイトで通知を確認できる。

令和2年6月18日付け事務連絡(厚生労働省)

この通知の2ページ目以降にある自治体の担当部署向けQ&Aが分かりやすい。

厚生労働省は、「新型コロナウイルス感染症患者が死亡したとき」とは、「厳密な死因を問わず、新型コロナウイルス感染症の陽性者であって、入院中や療養中に亡くなった方」としている。

これはつまり、新型コロナウイルス陽性者が確認された場合は、がんや心不全で死亡しても、急激な暑さに体調を崩して死亡しても、コロナ死亡者となるということ。

まさに、コロナ死亡者の水増しだ。

「コロナ死」でなくても、死後PCR検査でコロナ死をでっち上げることができてしまう。

例えば、大阪の例。

厚生労働省の通知に従えば、末期がん患者でもPCR陽性なら「コロナ死」となる。大阪は国の通知に忠実に従ってカウントしているだけだ。

さらに、こんな例も。

NHKの報道は、

市によりますと、女性には基礎疾患があったということで、死因は新型コロナウイルスの感染とは関係ないということです。
ただ、市は、厚生労働省の基準に従い、新型コロナウイルス関連の死亡者として国に報告したということです。

と、コロナ死ではないけど、国にコロナ死にしろって言われたと伝えている。

新型コロナの死亡者が多いアメリカやイタリアなどでは、新型コロナと診断すれば、国から病院に給付金が支給されることになっており、現地の複数の医師から診断誘導があったことが暴露されている。

例えば、フロリダで事故死した2名がコロナ死者とされるなど、病院が国からの給付金目当てで、手当たり次第コロナ感染者・コロナ死者を量産したことが明らかになっている。

日本では、国公認でアメリカやイタリアと同じ水増しが行われている。

さて、ここでPCR検査について改めて確認だ。

PCR検査で分かるのは、唾液の中やノドの表面に新型コロナウイルスがいるかいないかと言うこととその数であって、「感染」しているか否かの判定は出来ない。

例えば、インフルエンザは、ウイルスが細胞内に侵入・増殖し、発熱などの症状が出て初めて「感染者」となる。

唾液やノドの表面にウイルスがいるが、免疫のチカラによって細胞内に侵入していなければ「感染者」とはならない。

そして、PCR検査では、新型コロナ以外に従来型のコロナウイルス検出時も「陽性判定」となる。

ちなみに、新型コロナに「感染」するためには、のどに数十万個(~1億個)程度のウイルスが必要とのことだが、PCRでは数個程度のウイルスでも陽性判定となる。

夏であっても、風邪ひいた人の周りの人を検査すれば、ノドに多少のウイルスは検出される(感染の有無は別)。

コロナ無症状は、そもそも感染すらしていないと言えるが陽性となる。今やっているPCR検査とは、そう言うこと。

さらに、以前に紹介した徳島大学の大橋 眞(おおはし まこと)名誉教授を覚えているだろうか。

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感染症

その大橋教授がこんなことを言っている。

咳や発熱の症状があり、新型コロナ感染者とされた人であっても、検出された新型コロナウイルスの数が「少なすぎる」ようだ。

つまり、咳や発熱の症状は新型コロナのせいではなく、別の風邪をひいたからじゃね?ってことだ。

PCR検査では、新型コロナ以外のウイルスも陽性判定してしまうから、その可能性は高いわな。

となると、新型コロナ重症者もコロナ以外が相当数含まれていることになる。

まとめると、重症者数も死者数もコロナが原因ではない数が相当数含まれている。そもそも、基準となるPCR検査もアテにならない。

ワクチンも特効薬もあるのに毎年1万人が死ぬインフルエンザと、ワクチンも薬も無いがほぼ死なない新型コロナ。

アナタならどちらが危険と考える?

ところで、日本の死亡原因の分類はこんな感じだ。

肺炎は、毎年10万人が近い人が無くなっている。新型コロナについて言えることは、そのうち1000人が新型コロナPCRで陽性となったということ。

なお、コロナは高齢者でも大半は重症化しない。若い人よりも死亡率が高いと言うだけ。インフルエンザでも普通の風邪でも同じ話だ。

だから、高齢者に感染が拡大すると・・・という話は、意味のある話ではないってことも付け加えておく。


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