7月頃から、日本ではコロナのPCR検査数を激増させて「コロナ感染拡大」が演出されてきたことは、以前にもお伝えしたとおりだ。
新型コロナウイルスの感染拡大が演出されている。これは、世界的な流れだ。ここ最近、日本では新型コロナ陽性者が、一日で1000人ペースで増加している。これを第二波と見るか、第一波の続きとみるかは意見の分かれるところだ。この新型コ[…]
日本の新型コロナ陽性者数は、東京や名古屋を中心に、1日1000人超のペースで増加してきた。
以下のグラフは、厚生労働省が公表している陽性者数の推移だ。
4~5月頃の陽性者数の山と、7月以降の陽性者数とでは2.5倍ほど数が違う。
一方、以下のグラフは厚生労働省が公表しているPCR検査数だ。
こちらの数も、4~5月頃と比べると、5倍近い開きがあることが分かる。
さらに入院者数のデータも見てみよう。
入院者数については、4~5月頃とそこまで大きな差は出ていない。
これらのデータが示す事実はこんなところだろう。
- PCR陽性者数は、4~5月と比べて2.5倍くらいになった。
- その背景となるPCR検査数は、5倍ほどに増加した。
- 一方で、入院者数は変わらない。
この事実と現在の感染症対策から言えるのはこんなところか。ちょっと乱暴なところがあるのは認める。
- 陽性者数の増加はPCR検査数が増えたため。
- 4~5月頃と異なり、現在のPCR検査は濃厚接触者の多くをカバーしているが、陽性者数が検査数に比例していないのは、濃厚接触者の半分程度は検査で陽性にならないため。
- 入院者数が変わらないのは、増えた分の検査対象が軽症者ばかりだから。
なお、軽症者とは呼吸器や酸素吸入器を付けていない人のことを言う。
なお、最近では陽性者数の増加が鈍ってきている。
この理由として、陽性者数の底上げに貢献してきた東京や名古屋における歓楽街クラスターが終わってしまったからだろう。
まあ、ホストやキャバ嬢の皆様が重症化したという報道は聞かないので、もう自宅待機も解ける頃だろう。
ところが、そんな東京や名古屋を尻目に絶好調で陽性者数を増やしているのが、吉村知事率いる大阪だ。
【大阪187人感染 東京抜き最多】https://t.co/onAKfMRREd
大阪府は19日、新型コロナの新たな感染者を187人確認したと発表した。186人の東京を抜き、全国最多となった。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) August 19, 2020
本日の大阪府における新型コロナの陽性者は187人だったようだ。東京都が186人だったとのことなので、ついに日本一となったことになる。
なお、大阪では重症者の増加も問題となっている。
【コロナ 国内重症者は増加傾向】https://t.co/KRmmcXcRLt
新型コロナの国内感染者は18日午後11時までに、922人が新たに確認された。重症者は増加傾向で、東京は4人増の31人。大阪は65人で、確保している重症者向け病床の34.6%が埋まったという。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) August 18, 2020
東京と比べて大阪は2倍程度の重症者がいるとのことだが何故だろうか。
まずは、重症者の基準を見て見よう。
コロナ重症者数が増加傾向 大阪は東京の2倍以上 その理由とは #nhk_news https://t.co/8si8oB0Y0f
— NHKニュース (@nhk_news) August 18, 2020
国や自治体によって重症者の基準が異なっており、大阪では最も広い基準で「重症者」を取っているのが分かる。
なお、ICU(集中治療室)に入った人は重症者ではないのかとも思うが・・・。
東京の都議会議員さんが「感染管理上、重症症状でなくてもICUに入ることもあり、ICUは場所であって症状でないので重症者の適応から外した」と仰ってました。
いずれにせよ重症の定義を全国一律にしてもらいたいです。
また、中等症も同じく一律に発表して欲しいです。— monodane@LIFE (@monodaneLIFE1) August 19, 2020
とりあえずICUという人もいるようなので、東京では重症者の基準から外しているようだ。
全国的に一律の基準では無いので、単純に「大阪の重症者数が多い」とは言えないようだ。
なお、気管挿管された場合、その後はほぼすべてのケースで人工呼吸器が付けられるので、まあ重症だ。
ところが、吉村知事がニュース番組で「大阪では早めに気管挿管し、人工呼吸器をつけて命を救う」と発言したことが波紋を呼んだ。
大阪府医師会会長が「治療はどこで受けても同じ」「現場では無い」など強い反論をしたことで、全国ワイドショーで叩かれることとなった。
しかし、こんなツイートを見つけてしまった。どうやら、吉村知事の発言が正しかったようだ。
ま・・
その報道ステーションの翌日の今日行われた
第24回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議の資料
「新型コロナ・診療の手引き」を見るとイソジン吉村知事の言ってた「早めに気管挿管して人工呼吸器をつけて命を救う」事って、医療現場では「ある事」だったようですよ。
(画像は手引き抜粋) https://t.co/kaeZvzwizR pic.twitter.com/EQlG71xGcX
— SEE”-YOU (@kazeosasu) August 19, 2020
大阪府の「新型コロナ・診療の手引き」は以下のリンクで。
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/38215/00368850/2-3.pdf
このPDFファイルの8ページ目に、確かに早めの挿管についての記述があるな。
吉村知事の発言は、あながち間違いではなかったようだ。
このほか、コロナにはヨードを含むうがい薬が効くなどの発言もあった。
【New】うがい薬がコロナ対策に効果があると会見を行った大阪府の吉村知事。
しかし、根拠として提示された研究には欠陥が。問題点を指摘する声が相次いでいます。
どのような問題があるのか。臨床研究に詳しい勝俣範之医師に話を聞きました。(千葉雄登 @ForzaYuto) https://t.co/fj6zFi9Y9n
— BuzzFeed Japan Medical (@BFJMedical) August 11, 2020
まあ、客観的に聞いていても迷走発言だったが・・・。
そんなこんなで、最近の吉村知事は叩かれ気味だ。
しかし、現状では大阪の対策は間違ってはいない。イソジンは微妙だが。
大阪を叩く声で最も多いのは「熱があってもPCR検査してもらえない」だが、どこの自治体でもPCR検査をするのは「コロナの感染が疑われる時」だけだ。
熱だけでは39度というだけでは、コロナは疑われないので検査されない。
おじさんの周りにいる医師は、濃厚接触者でも熱が高いだけだと、ほぼ全て陰性になるとのことだ。
ということなので、PCR検査は「濃厚接触者」と「コロナが疑われるケース」に限ってやればいい。その中で、クラスター発生箇所や高齢者を優先して検査すれば問題はない。
18日、報道ステーションのインタビューで大阪府医師会長は「検査体制増強を要請をしているが答えてもらっていない」と述べたが、吉村知事は検査体制は十分と答えている。
必要なケースだけ検査すれば十分なので、知事が正しい。
吉村知事を叩いている一部医師会にしろSNS上のコロナ脳にしろ、未知のウイルスだったときの恐れ具合が未だに続いてるだけだ。
半年で1000人強がコロナで死んだのは事実だが、ワクチンや特効薬もあるのに、インフルエンザで年間1万人が死ぬのも事実だ。インフルエンザのヤバさはコロナの比ではない。
確かにコロナは、特効薬も無く変異の可能性もあり、感染すれば死ぬ可能性もある。だが、従来の風邪も全く同じことが言える。
海外ではこんなニュースが出てきた。
https://t.co/C5jB1eSEfP
アフガニスタンのコロナ感染者が1000万人いると保健省が報告。国民の30%が感染している計算。(重要事項によりこちらでツイート)
— 🇦🇫ひぐらし(ツイート置場)🇦🇫 (@higurashi628417) August 5, 2020
アフガニスタンでサンプル調査をしたところ、約1000万人(人口の約3分の1)が感染している可能性があるとのことだ。
うーん、これはもう全然危ない病気じゃないねww
吉村知事はGo Toキャンペーンもお盆の帰省も自粛要請はしないと明言していた。
おそらく、コロナの本質(経済崩壊・金融崩壊の引き金)を見極めているようだ。早急にコロナ幕引きを図りたいのだろう。
だが、これがコロナを広めた勢力や傘下のマスコミは気に食わないのだろうな。
吉村叩きが過熱しつつある。
最後まで読んでくれてありがとう!