パンデミック

インドでニパウイルスにデング熱 次のパンデミックの兆候か!?

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以前に「ビルゲイツが語る 迫りくる次のパンデミックは10倍酷い」で紹介したように、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏は昨年の秋に「人類は数年で次のパンデミックに直面する」「3年以内に始まる可能性を度外視すべきではない」と語っていた。

また、新型コロナの次に人類を襲う脅威として「バイオテロ」をあげており、悪意を持って作られたウイルスの驚異に直面する可能性があることや、それは新型コロナの10倍酷くなる恐れがあることなども語られていたことも紹介した。

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このように、ビル・ゲイツ氏は人口ウイルスにより引き起こされる次なるパンデミックへの警告を発しているのだが、さらに、ビル&メリンダゲイツ財団が資金提供するオランダのNPO「医薬品アクセス財団」が、ニパウイルスによるパンデミックについての警告を発していたことを思い出しておきたい。

そして、ここに来てインドからニパウイルスの話が出てきたので紹介したい。

先の「医療品アクセス財団」が警告する「ニパウイルス」による死者が確認されたというもの。

このニパウイルス情報については、原田武夫氏のシンクタンクiisiaさんもツイートしている。

死亡したのは、インドのケララ州在住の12歳の少年で、高熱で1週間ほど入院しており脳炎症状も出ていたとのこと。そして、その少年の血液からニパウイルスが検出されたというものだ。

このニパウイルス、12歳の少年が死亡したように恐ろしいウイルスで、そのヤバさは新型コロナの比ではない。

ニパウイルスに感染するとどうなるかについては、厚生労働省研究班の「バイオテロ対応ホームページ」の症例報告が参考になる。それによると・・

潜伏期間は4~18日。患者94名の症例報告によると,主な臨床症状は発熱,頭痛,めまい,嘔吐,間代性痙攣に伴う疼痛などの非特異的なものである。55%の患者には,意識レベル低下や脳幹機能不全症状などが認められ,眼球回頭反射の消失,縮瞳,血圧の上昇や頻脈などがみられた。94名の患者のうち,50名は完全に回復したものの,30名が死亡,14名には神経学的な後遺症が残った。死亡患者における,発症から死亡までは平均日数は10.3日(5~29日)であった。

とのこと。

ニパウイルスの症状自体は、発熱や頭痛、体の節々の痛みなど、他の風邪やインフルエンザ等でも見られる症状だ。ただ、半分以上の患者に「意識レベル低下」「脳幹機能不全症状」が認められ、その結果として「眼球回頭反射の消失、縮瞳」「血圧の上昇や頻脈」などの症状が確認されたとか。

うーん、半分は意識ぶっ飛ぶレベルの症状が出るということか・・しかも、94名中30名死亡(致死率32%)で、平均して発症から10日程度で死ぬとか怖すぎる。

なお、完全回復したのは50名/94名とのことで、半数近くは死ぬか神経学的な症状が残ったとか。

比較対象として日本の新型コロナの状況を見てみると、現段階での死亡者は約17000人で、これは全国民の0.014%程度だ。分母を感染者に限定しても1%強だ。

この中の大半は平均寿命の高齢者で、若者の死亡事例がレア中のレアケースであることを踏まえると、早々に少年を死に追いやったニパウイルスのヤバさは際立っている。

ちなみに、厚生労働省検疫所のウェブサイトでは致死率について、

致死率は40~75%と見積もられていますが、地域のサーベイランス能力により流行発生ごとに異なります。

・・とあり、地域ごとの調査能力もあって確たる数字ではないとしているが、先の研究と併せても軽く致死率3割超えの殺人ウイルスであることは間違いない。

というか、ビル・ゲイツ氏が、人口ウイルスによるバイオテロを驚異としていたが、厚生労働省の「バイオテロ対応ホームページ」にニパウイルスの紹介があるのか・・。

さて、こんな激ヤバなニパウイルスの感染経路は、

  • ニパウイルスに感染した動物や感染者の体液
  • 感染者の呼吸器飛沫

とのこと。

飛沫感染・・・確かにインドのケララ州当局では、約70人を隔離している。今のところは、新型コロナほどの感染力は確認されていない。とりあえずは慌てふためく必要は無さそうだ。

ただ、ニパウイルスの症状は、風邪やインフルエンザのような高熱などから始まり、重症呼吸器症状や脳炎なども見られるとのことだが・・もし今日本に入ってきたとすると、コロナと見分けがつかずに手遅れなんてことがあるかも。

しかも、現段階においてニパウイルス用のワクチン等はなく、治療も対症療法が基本となるようだし。

いずれにせよ、ニパウイルスは新型コロナとは桁違いの殺人ウイルスであり、基本的に日本ではバイオ・セーフティレベル3(BSL-3)以上のラボで取り扱われている。

なお、BSL-4施設が稼働している諸外国ではBSL-4実験室にて取り扱われているが、ちなみに、これまでに何度か紹介した武漢ウイルス研究所もBSL-4の施設だ。

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米中戦争

強化型ニパウイルスの(意図的な)お漏らし・・とかの悪夢は勘弁してほしい。

さて、インドではニパウイルス以外に蚊が媒介するデング熱も流行っているようだ。

インド北部では9月になってから既に50人以上が死亡しており、過去数年で最悪の規模でのデング熱流行となっているようだ。

ちなみに、このインドのデング熱は9月2日の段階でニューズウィークが「謎のウイルス性熱病」として伝えていた。

この記事の中では、

過去1週間で子ども40人超を含む少なくとも68人がこの熱病で死亡し、ほかにも数百人が入院している

とか

地元の医師たちは感染者には血小板の減少が認められると報告しており、重症型のデング熱の症状である可能性

とのことで、多くの子供が犠牲になっていることに加え、「重症型のデング熱」とあり、いわゆる「デング出血熱(=デング熱のADE)」を発症している可能性がある。

デング熱の原因となるデングウイルスには、異なる4種類の血清型(DEN-1、DEN-2、DEN-3、DEN-4)があるが、どれかに感染して回復後に別の血清型のウイルスに感染すると重症化することが知られている。

なお、デング熱そのものの致死率は低いが、デング出血熱となると致死率は10~20%と跳ね上がる(もっと高いとする統計もある)。

また、アメリカでもデング熱と同じく蚊が媒介する西ナイル熱がはやっているようで、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)が注意喚起し始めた。

デング熱など、蚊が媒介する感染症と言えば、昨年に謎のツイッターアカウントのれうういさんが、何度か警告していたことを思い出す。

れうういさんのデング熱予言

ただ、デングウイルスなど蚊が媒介する感染症は、ウイルスを保有する蚊に刺されなければ感染しないため、その感染力は新型コロナのように強くは無い。

ただ、れうういさんは、

れうういのデング熱予言2

など、デングウイルスを持つ蚊が意図的にばら撒かれるともとれるようなツイートも。

また、この蚊による感染症について気になるのが、中国の動きだ。

不妊を引き起こす細菌に感染させた蚊(♂)を大量に放つとか。この蚊(♂)と交尾した雌を不妊とすることで蚊の数を減らそうとする試みだが・・急にどうしたのか。

なお、同じ様な計画はアメリカでも。

GMO(遺伝子組み換え)生物の開発を手掛けるイギリス・オキシテック社が開発したミュータント蚊(OX5034)を、フロリダ州やテキサス州に放つ計画が、昨年の段階で既に承認されているとか。

どんな遺伝子組み換え蚊と言うと、このミュータント蚊(♂)と交尾した雌が生んだ卵からかえったメスの蚊は、幼虫(ボウフラ)段階で死ぬように遺伝子組み換えされているとか。

蚊とは言えムゴいのう。

しかし、蚊の幼虫(ボウフラ)は汚水中の有機物やバクテリアを食べることで水環境を維持・改善する役割を果たしているほか、蚊もボウフラも昆虫や鳥さんの餌になっており、生態系の中で割と重要な役割を果たしている。

蚊が多いのは、人間生活によって汚水が量産されることが一因とも言え、蚊を減らす努力(水環境の改善)をせずに、不妊をもたらす蚊を放つというのは最善手とは言い難い。

ただ、同様の実験は南米やアフリカで行われており、実験室レベルでは蚊の個体数減に成功しているものの、実社会では生殖能力をいじったオスはメスからモテず、蚊の個体数減少には繋がっていないとか。

ちなみに、ビル&メリンダゲイツ財団が資金援助していたとか。

映画「ジュラシックパーク」で、マルコム博士が「生命は未知を探す」と言っているとおりの状況が起こっているようで、蚊の個体数減少という点においてはGMO蚊はあまり効果が出なさそう。

この結果を受けたものだろうか。れうういさんは、「蚊を駆除するために散布される薬剤にも注意」する旨のツイートをしていた。

確かに、むやみに殺虫剤を撒けば、本来必要なミツバチなどの益虫も全滅してしまうだろうからな・・そちらの方が被害がデカイ。

ちなみに、ここに来てキリンの「プラズマ乳酸菌」がデング熱の症状抑制に効果的との報道が出てきた。

プラズマ乳酸菌の継続的な摂取によって、デング熱の主な症状である「発熱」や「筋肉痛」などが抑制されたとか。

個人的には、デング熱等の蚊が媒介する感染症が猛威を振るう状況は想像がつかないが、キリンHD(2503)買っとくチャンスか!?


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