ロシアとウクライナの間で、停戦協議が実施された。
露とウクライナが初の停戦協議、結果持ち帰り近く再協議へ…協議中も露軍攻撃続くhttps://t.co/MybyvBth0Z#国際
— 読売新聞 国際 (@YOL_world) February 28, 2022
双方ともに結果を持ち帰って検討し、近日中に再協議するとか。
それにしても、ロシアが24日にウクライナに侵攻した時は、あっという間に戦争が終わりそうな雰囲気があったが、報道によるとロシア軍は首都キエフを攻めあぐねており、かなりイラついている様子とか。
ロシア軍が「いらだち」 米国防総省分析 https://t.co/acBODz8QGI
ウクライナに侵攻を続けるロシア軍について、ウクライナ軍から激しい反撃を受けていると指摘.。首都キエフを含め主要都市の掌握には至っておらず、ロシア側は当初の予想を上回る反抗を受け「いらだっている」との見方を明らかにした
— 産経ニュース (@Sankei_news) February 26, 2022
記事によると、ウクライナ軍が孤軍奮闘しており、ロシア軍の侵攻を止めているとか。
また、
高官によると、ロシア軍は人口が集中する主要都市の掌握や、制空権の獲得には至っていない。
とのことだが、先日の「ロシアがウクライナを電撃制圧した裏でアメリカもWin-Win」で紹介したように、ロシア軍は何ヵ月もかけてサイバー攻撃の準備を整えるなど、準備を重ねた上での侵攻だ。
24日うちにウクライナの対空レーダー網や地対空ミサイルなどの防空システムは、かなり破壊されているハズで、ウクライナ軍は国土の大部分で制空権を失っており、局地的に頑張っている程度と見るべきだろう。
また、民間人の犠牲者も出てきている。
「寝ているときに激しい爆発音がして、部屋から廊下まで3メートルほど吹き飛ばされた。ガラスは粉々になり、通りから音が聞こえて、怖くなった私は床を這って逃げ出した」#ウクライナ pic.twitter.com/HVRA4eyBMh
— ロイター (@ReutersJapan) February 27, 2022
ウクライナは、国際政治の狭間で翻弄されているに過ぎず、そのようなウクライナにおいて国民の犠牲はこれ以上増やすべきではなく、一刻も早い戦争終決が望まれるところ。
だが、停戦には大きな壁がある。
少し前に、ウクライナが停戦交渉を拒否したとの報道が出ていたが、その理由はロシアから武装放棄を求められたからだった。
そして、今回の停戦交渉でも、ロシア側はウクライナの武装放棄を求めているようだ。
プーチン氏、ウクライナ終戦条件を提示 都市砲撃で11人死亡 写真10枚 国際ニュース:AFPBB News https://t.co/2tYoKT2vgO
— 株式情報市場 (@yuria2122) February 28, 2022
報道によると、ロシアが求めているのは、
- ウクライナの非軍事化
- ウクライナの非ナチ化
- クリミアのロシア主権承認
だとか。
東部地域(ドンバス)の主権を求めていないのは意外だ。
今のところ、一番のポイントは「非軍事化」だが、ロシアが求める非軍事化とは、単にウクライナ軍の武装放棄では無さそうだ。
実は、ウクライナ国内で「レジスタンス」の活動を示唆する報道がニューズウィークから出ている。
「ロシア人よ、地獄へようこそ」ウクライナ市民のレジスタンスが始まった……<ロシアの侵攻を受けて、反撃を決意する市民たちの希望と勇気は燃え続けることができるのか? ウクライナ第2の都市ハリコフの今を現場からレポート>https://t.co/xLLL0NxMxF#ウクライナ #ロシア #戦争
— ニューズウィーク日本版 (@Newsweek_JAPAN) February 26, 2022
ロシア軍の侵攻に対し、愛国心に燃えるウクライナ人レジスタンス・・と言えば聞こえは良いが、つまるところ非戦闘市民を盾にした武装市民(ゲリラ・民兵組織)に過ぎない。
アメリカのCBSも、ウクライナ国防省から武器を貸与された市民の存在を報じている。
The government has also banned men between the ages of 18 and 60 from leaving Ukraine.
— CBS News (@CBSNews) February 25, 2022
そして、この武器について、アメリカ共和党上院のルビオ議員がこんなツイートを・・
Tonight and for weeks to come #Ukraine has a few “Welcome to #Kyiv” surprise gifts for their uninvited guests
— Marco Rubio (@marcorubio) February 25, 2022
ウクライナ国内の市民に対して、事前に武器が大量供給されていることを示唆している!?
ウクライナの市民に武器を直接的に貸与したのは国防省であるものの、欧米インテリジェンスによって、ロシア侵攻のかなり前から準備されていたものである可能性が高い。
ロシアの侵攻直後にゼレンスキー大統領が徹底抗戦を呼び掛けたが、これも予定どおりの行動だったかもしれない。
#ウクライナ のゼレンスキー大統領は25日、首都キエフの官庁街でシュミハリ首相ら側近らと撮影した自撮り映像を公開し、健在ぶりをアピールするとともに、国民に抵抗を呼び掛けた。 pic.twitter.com/27sfbjhgSL
— ロイター (@ReutersJapan) February 26, 2022
ただ、ロシアとの戦力差を踏まえると、欧米の派兵支援を受けられないウクライナ軍には勝ち目はない。
その点では、第二次大戦末期の日本の「1億総玉砕」と大差ないが、欧米メディアはゼレンスキー発言を好意的に捉えていることから、ゼレンスキー大統領をコントロールしている欧米の取り巻きは、国際金融資本の息がかかっていることが伺える。
いたずらに戦争を長引かせたい「動機(カネ)」が彼らにはあるが、徹底抗戦はいたずらに市民の犠牲者を増やすだけだ。
また、武装市民は最新兵器を装備するロシア軍の敵ではないものの、最近のイラクやシリア、また、かつての日本軍が中国で三光作戦を展開したのも、アメリカ軍がベトナムで枯葉剤を撒いたのも、民間人と区別がつかない民兵(ゲリラ)に苦しめられたからだった。
今後、都市部に入ったロシア軍は、例えば高層マンションから武装市民(レジスタンス民兵)に銃撃されるだろうが、マンションの大多数の住人は非戦闘員なので、迂闊に反撃できない。
武装市民(レジスタンス民兵)最大の武器は、実は市民の盾だ。
ロシア軍は首都キエフ陥落に失敗したと報じられているが、武装市民の存在を踏まえると、とりあえず様子見していると見るべきかも。
【ウクライナ軍 露はキエフ占領失敗】https://t.co/YOrMDC1gLe
ウクライナ軍が、「ロシア軍による首都キエフの占領工作は失敗した」との声明を発表した。ウクライナメディアによると、ウクライナ軍は声明の中で「キエフの状況について依然としてウクライナの支配下にある」とした。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) February 28, 2022
ウクライナは「ロシア失敗したで」と挑発的な声明を出しているが、恐らくロシア軍は(武装・非武装)市民の犠牲を避けられない都市部への侵攻をためらっていると思われる。
AFPの報道でも、ウクライナ第二の都市ハリコフ州知事の言葉として、
ハリコフ州知事は、重要なインフラもなく、軍部隊も配置されていない住宅地が標的になったと語った。
とあるものの、
27日には現地入りしたAFPのカメラマンが、破壊された学校や、焼け焦げたロシア軍用車両数台を確認。街頭には軍服を着た複数のロシア人の遺体も見られた。
とあり、ウクライナ軍以外の武装勢力の存在を示唆している。
いくらプーチンと言えども、ウクライナ全土を併合することは不可能なので、戦後はウクライナに親ロシア派政権を樹立させる必要があるし、その線でベストなのは、ゼレンスキー大統領を留任させた状態で、その取り巻きを欧米(国際金融資本)勢から親ロシア勢に変えることだ。
であれば、ウクライナ国民の恨みを買うような「蹂躙作戦」は選択できない。
やはり、ロシアが求める「非軍事化」には、欧米国際金融資本の影が見え隠れする武装市民を何とかする目的がありそうだ。
ロシア政府系メディアの「ロシア・トゥデイ(RT)」によると、プーチンはウクライナ軍に対して「民兵勢力もちゃんとコントロールしろ」と言っているとか。
Putin tells Ukrainian military to ‘take power into their hands’
プーチンが、ウクライナ軍に「権力を掌握せよ」と指示
ロシア大統領、キエフの政治家よりウクライナ軍と交渉する方が「簡単」だと示唆 https://t.co/pmgC5x0O0G
— 銀金原油株$金利 XAG XAU Dow EUR GBP 10y Yield (@silverdowgold) February 25, 2022
当たり前だが、ウクライナ政府や軍は、武装市民(レジスタンス民兵)をコントロール出来ていない。彼らは、場所や時間を問わず、政府や軍の意向とは無関係に対ロシア戦闘を継続する。
また、誰かも分からない人影を打つやつもいるだろうし、「あいつはスパイだ」として同士討ちするやつもいるだろう。
ロイターが、キエフの高層マンションにミサイルかロケット弾が打ち込まれた映像を報じているが・・
#ウクライナ 政府によるとこの攻撃による死者はいなかったという。 pic.twitter.com/Z2anHpJ4av
— ロイター (@ReutersJapan) February 27, 2022
ロシア軍は精密誘導兵器を装備していること、キエフ手間で侵攻を止めていることから、レジスタンスが戦禍を煽っている可能性が頭をよぎる。頃合いに室内の映像まで出てるし。
・・ロシア軍の仕業かもしれんけど。
さらに、ウクライナでは外国人部隊を編成するとか。
ゼレンスキー大統領は27日、ボランティアとしてウクライナ兵と共にロシア軍に対して戦いたい格国の方々へ、新しく設置されるウクライナ領土防衛部隊外国人軍団への動員を呼びかけた。お問い合わせは在日ウクライナ大使館まで。 pic.twitter.com/y1HePfsxOz
— 在日ウクライナ大使館 (@UKRinJPN) February 27, 2022
ウクライナ政府の気持ちは理解できるが、いくら外国人部隊を編成してもロシアの戦略的優位性が動くことはなく、さらに戦術レベルでも勝敗が決している中で、戦争を長引かせる以外には何の意味も無い。
さらに、外国人志願兵に紛れてイスラム過激派(ISとか)の残党が参戦したり、欧米の傭兵会社から傭兵が送り込まれることは間違いなく、規律や統制のない彼らにより、ウクライナは廃墟になってしまう。
欧米インテリジェンスによって組織されたと強く疑われるウクライナの武装市民(レジスタンス民兵)も含め、欧米勢はウクライナ人やウクライナを想う善意を利用して戦争を長引かせ、ウクライナを廃墟にしたそうな気配すら感じられる。
また、欧米諸国によるウクライナへの武器支援。
ドイツ一転、ウクライナに武器支援 露のSWIFT排除にも前向き https://t.co/AZo09XjILb
ドイツのショルツ首相は26日、ウクライナに対戦車兵器1000基、携帯型地対空ミサイル「スティンガー」500基を供与すると発表した。これまでウクライナへの武器供与を拒否してきたが方針を転換した
— 産経ニュース (@Sankei_news) February 26, 2022
以前はヘルメット送ってお茶を濁していたドイツさんも、本格的に武器支援するとか。
ただ、ロシアはウクライナの制空権を握っている。ウクライナ軍に武器類を渡すのは容易ではないだろうが・・武装市民(レジスタンス民兵)なら、民間人扱いだから渡せるのかな?
ウクライナ国内の扇動された武装市民、外国人部隊編成・・そして、武器支援。
これって・・
アラバスタ的展開・・・!?
とすると、黒幕はこいつか!!
ともかく、ゼレンスキー大統領は国際金融資本・インテリジェンス機関の言いなりであり、恐らく軍の指揮権すら持っておらず、まして武装市民を止めることなど不可能だ。
ロシアが求める「非軍事化」が、武装市民まで含めるとするなら・・この戦争は長引く。また、仮に停戦になっても国内に大量にバラ撒かれた武器が戦争を再開させたり、テロの原因となるのは間違いない。
こうした中で、一つ気になる動きをゼロヘッジさんが報じている。
European NatGas Prices Plunge As Russian Flows Via Ukraine Soar https://t.co/QWKv2PVurf
— zerohedge (@zerohedge) February 25, 2022
何と、ロシアがウクライナに侵攻してから、ウクライナ経由の天然ガスパイプラインの流量が急増しているとか。
欧米派に傾いたウクライナ政府は、ロシアからの天然ガス輸入量を大幅に減らすと共に、「パイプライン止めるぞ」と脅すなど、対ロ関係の交渉カードとして活用していた。
ポーランド経由のパイプラインも同じ状況となっていたため、天然ガスの安定供給を志向するドイツとロシアは協力して「ノルドストリーム」を作るハメになった。
こうして、ウクライナ経由の天然ガスは大幅に減少さていたところ、ゼロヘッジさんによると、ロシアが侵攻した2月24日には前日比38%
また、このガス価格は、欧州がスポット契約しているものより安価であり、これを受けて欧州の天然ガス価格は大きく下がった。
これは欧州天然ガスの日足チャート。
侵攻直後にハネ上がったところ、翌日には大きく下落している。
この状況が続けば、ノルドストリーム2は稼働しなくてもドイツは困らなくなるが、ゼロヘッジさんによると、流量が回復しているのはウクライナ経由のパイプラインだけであり、ポーランド経由のパイプラインは沈黙しているとか。
これは、ロシア軍がウクライナのパイプラインを掌握したことを示しており、欧州への「天然ガスいつでも止めますけど何か」外交が強化されたことを意味している。
欧州の本音は「早くやめようぜ」か。
ただ、ロシア軍にも兵士の士気が上がらないなどの問題が出てきているようだ。
「ロシア兵への詰問」動画、SNSで拡散 士気の低さも示唆 https://t.co/kPXxNoHWTl
市民に罵られて頭を抱える姿や燃料不足で立ち往生したロシア兵がウクライナ人にやり込められる場面など、ロシア側の士気の低さを示唆するような動画もある。
— 産経ニュース (@Sankei_news) February 27, 2022
ロシアとウクライナは、ルーツが同じ民族同士・・士気が高いハズもない。
また、先日も紹介したように、ロシア国内でも反戦デモが広がっている。言論の自由など皆無のロシアで、逮捕覚悟の反戦デモが広がっている事態は深刻であり、ロシアも短期決戦以外は厳しい。
行き詰まりを感じたのか・・プーチンは「核兵器」を持ち出してきた。
プーチン氏、核戦力を念頭か…米は強くけん制「我々は自らを防衛する能力を持っている」https://t.co/pBfn5ZX6Qb#国際
— 読売新聞 国際 (@YOL_world) February 28, 2022
元々「茶番」として始まったウクライナ危機が、思ったよりも深刻化している状況が伺える。
単なるブラフだと思われるところだが、あのiisiaさんが心配している点は気になるところ。
イルミナティが、恐れていたギリギリまできた。
ちなみにイランも合意が厳しくなったらしい。 https://t.co/pXk9L3RZF0— 株式会社原田武夫国際戦略情報研究所(IISIA) (@iisia) February 27, 2022
「イルミナティ」の言葉が出てきている。
以前に「4回目ワクチン接種に見るイスラエルの役割とアルバートパイクの計画」で紹介したように、イルミナティは中東において第三次世界大戦を予定しているところだが、この動きに繋がっていく気配があるのだろうか。
プーチンがフリーメーソンのエライ人とのことなので、イルミナティとの関係性も伺われる・・・。
中東戦争では、限定的に核兵器も使われる可能性が高いことを踏まえると、今回もレジスタンス(国際金融資本のゲリラ勢)拠点とかに小型戦術核を使う可能性も否定は出来ないか・・。
ただ、ウクライナに親ロシア派政権を樹立するつもりなら、ウクライナ人の恨みを買いかねない核兵器を使用しての制圧は考えにくい。やはりブラフか。
ただ、ロシア側からすれば、停戦合意後もレジスタンス(民兵集団)が暴れれば停戦無効になるかもしれない不安は付きまとう。
ロシアも、ウクライナ東部地域(ドンバス)で同じこと(民兵と称したロシア軍投入)をしていただろうから、その深刻さは身に染みているだろう。
となると、戦術核の攻撃オプションがブラフとまでは言いきれないか・・しかし、本当に使用するとなれば、ロケットマン金正恩を超えるぶっ飛びっぷりだ。
イスラエルメディアによると、核をチラつかせるロシアを前に、あのバチカンが動き出したとか。
In unprecedented move, Pope makes personal appeal in remarkable Russia embassy visit https://t.co/CWS5bD7RZk
— The Times of Israel (@TimesofIsrael) February 26, 2022
タイムズ・オブ・イスラエルによると、本来は大使を呼びつけるところ、わざわざ足の悪いローマ教皇自身がロシア大使館に赴いたとか。
わざわざロシア大使館まで行って、誰と何を話したのかが非常に気になるところ。また、報道内容からは、かなりロシアに気を使っている様子が伺える。
果たして、どのような形でバチカンは絡んでくるのか・・・。
最後まで読んでくれてありがとう!