どんなジャンルの読書でも、知識を豊かにすることで人生を豊かにし、また、脳の働きを高めることでやりたいことだけをやって、楽しく生きることにつながる。
ということで、手軽に利用しやすいAmazonの定額読書サービスである「プライムリーディング」や「KindleUnlimited(キンドルアンリミテッド)」で読むことができる書籍のうちで、オススメのものを紹介するぞ!
特にジャンルは問わないぞ!おじさんが読んで「面白かった」「何か心に残った」って思ったかどうかだけが紹介する基準だ。
これまで紹介した書籍
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今回オススメする書籍がこれだ!
破天荒フェニックス オンデーズ再生物語 (田中 修治 著)
本書は「20億の売上に14億の負債。30歳の時、僕は絶対に倒産すると言われたオンデーズの社長になった。」という書き出しから始まる。
小さなデザイン会社を経営していた著者が、前社長の作った負債とともに経営の傾いた倒産寸前のメガネチェーンを買い取り、12か国280店舗を構え、売上180億、従業員1,900名のメガネチェーン「OWNDAYS」として再生させるまでを500ページのボリュームで描いた実話小説だ。
500ページなので結構ボリュームはあるが、著者が企業再生に取り組むその様について、無謀と紙一重の勇気と決断、葛藤と後悔、そして救いの手を差し伸べる人の温かさや仲間の大切さなど、ドキドキ・絶望・希望・感動を繰り返していくテンポが秀逸であり、一気に読めてしまううえに元気や勇気までをも貰える。
池井戸潤の半沢直樹シリーズや陸王などに通じるものがある。その点では「ドラマ化待ったなし」だ。おじさんは、近日中にドラマ化されるんじゃないかと思っているぞ。
余談だが、おじさん、オンデーズでメガネを買ってしまったぞ。よく行くショッピングモールにオンデーズがあることは知っていたが、そこで初めてメガネ買った。デザインも良かったし、店員さんも気さくだったしな。当然価格も満足プライスだ。
また、手持ちのメガネのレンズだけ交換してくれるサービスがあってな。オークリーのメガネのレンズも交換してもらえたし、新しいメガネ購入とレンズ交換を一度にしたら、2本購入割引を適用してくれたぞ。
話がそれたが、本書はエンターテイメントとしてもハイレベルだが、ビジネス書として見ても優れている。
特に銀行の功罪が分かりやすい。成長企業を見つけ支援し大きく育てていく財務会計に明るいパートナーとしての銀行と、それとは程遠い「単なる金貸し」という現実的な銀行の姿がリアルに描かれている。
またも余談だが、おじさんの友人で金融機関勤務の者がいるのだが、特に地銀を中心に企業向け融資が非常に困難な状態にあると語っていた。カネ余り気味ではあるものの、BIS規制など自己資本に対するルールが厳しく積極的にリスクを取りに行けるような状況ではないんだそうだ。
本書を読みながらこの友人の話を思い出し、このように銀行を厳しくルールで縛っていることが、日本経済が停滞し成長が滞っている原因の一つではないかと思ったぞ。
あと、本書ではキャッシュフローや増資など資金確保についての具体例が豊富に語られている。
もしも続編の構想があるなら、資金繰りにファインプレーを連発し、フェニックスの軍師的存在でもあった財務最高責任者の奥野氏を主役とした物語としていただけると、ファイナンスの実務や重要性についての理解が進む書籍となるんじゃないかな。ちょっと期待だ。
一番大切なこととして、経営者の心がけとしておカネ以上に「間違えないことよりも、自分の信念を貫きブレない軸を持つ」ことの重要性がうたわれていると思う。
そうした信念に基づく方向性とそこに至る明確な道筋、それが見えているからこその前向きな決断、そして財務に明るい仲間の存在。これらがあったからこそ、幾度の危機を乗り越え成長することができるという、具体的・実践的な例としても参考になると思う。
最後に、Amazonの電子書籍端末「Kindle」についても紹介しておくぞ!
この「Kindle」は、スマホやタブレットと異なり電子書籍を読むことだけに特化した専用端末だ。
スマホやタブレットは、ディスプレーの後ろからLED等の光源があり、見ているだけで目の奥に直線的に光が届くことから目が疲れたり、視力低下の原因になったりする。
ところが、この「Kindle」は電子ペーパーを採用しているため、あたかも本物の本を読んでいるかのような表示であるうえに、ディスプレー後ろ側からの光源がないので、長時間の読書による目へのダメージは紙の本と同じくらいだ。
なお、ラインナップは廉価版・普通版・高級版の3機種あるが、真ん中グレードのPaperWhite(ペーパーホワイト)が、お値段と性能のバランスが良くてオススメだ。
その中でも「広告付きのwifiモデル」がいいぞ。広告付きと言っても、Kindleのイメージ画像みたいなのが使い始める時に表示されているだけだから、全然気にならないぞ。
もちろん、本を読んでる最中に広告が出ることはない。ちなみに、防水だ。
また、バッテリーも一日の使用時間にもよるが、週一回程度の充電で十分だ。
ちょくちょくセールで9,800円くらいになっているので、その時の購入がオススメだ!
Kindle Paperwhite(キンドルペーパーホワイト)
最後まで読んでくれてありがとう!