原田武夫の今日の一言は、元キャリア外交官で自身ののシンクタンクを立ち上げた原田武夫氏が、アントレプレナー(起業家)や経営者のために、ワンポイントアドバイスをする動画シリーズだ。
今回、9月10日にアップされた動画のテーマは、「経営者だから知る隠されたシナリオ」だ。
この動画の中で原田武夫氏は、戦後の歴史のシナリオを書いてきた人がいると語るなど、今後の世界について、相当大切なことを言っていたので紹介したい。
シナリオを書いているのは、オックスフォード大学かケンブリッジ大学の人とか言っていたが・・。どちらの大学も、その創設は中世に遡る世界屈指の超名門大学だ。
原田武夫氏は、東西冷戦体制や中華人民共和国(中共)の建国、ソビエト連邦の崩壊、ロシアの資源や中国の市場解放による経済拡大など、これまでの現代史はシナリオに沿ったものとしている。
なお、先日紹介した元外交官の馬渕睦夫氏は、これらの歴史は「ディープステートが作ってきた」と指摘する。
原田武夫氏の言うシナリオライターさんは、イギリスの名門大学にいるとのことだが、ディープステートな人なんだろうか。
馬淵睦夫氏によると、アメリカのFRBの株主はシティ(イギリス)の金融資本家としているほか、ウォーターゲートで失脚したニクソンは著書の中で、自分を失脚させたのはイギリスと暗示しているとのことだ。
本日は、書籍の紹介をしたい。紹介する書籍は、馬淵睦夫著「知ってはいけない現代史の正体」だ。本書は、元駐ウクライナ大使兼モルドバ大使の馬淵睦夫氏が、いわゆる「ディープステート(影の支配者)」について解説したものだ。ディ[…]
知ってはいけない現代史の正体 (馬淵睦夫 著)
馬渕睦夫が読み解く 2021年世界の真実 (馬淵睦夫 著)
原田武夫氏は、こうして経済発展が図られてきた世界は限界に達しており、今後は「絶対にないこと」「考えていることと真逆のこと」が起こるとしている。
つまりみんなが「中国はコロナを押さえ込んでるし大丈夫」と考えるなら、ダメになるということ。
これまでは、「共産主義の中国」と「資本主義の欧米」が併存してきたが、だんだんと共産主義の存在は都合が悪くなってきているらしい。
なお、馬淵睦夫氏いわく、中国共産党は生みの親たるディープステートにとって不要になったため、近々中国共産党政権が崩壊し、広大な国土がいくつかに分割されつつ新たな体制となるのではないかとしている。
うーん、この話は以前に紹介した「New Federal State of China(新中華連邦)」と同じだ。
今月21日、ニューヨークで白人警官が黒人の首を絞めたという事件が、報道された。拡散された映像には、現場のギャラリーが「彼の首を絞めるな、放せ」と叫ぶ様子が移っている。ちなみに、この黒人は、ビーチに向かう人にごみを投げ付けたところ、警[…]
「New Federal State of China(新中華連邦)」とは、中国からアメリカに亡命した実業家・郭文貴(かくぶんき)や、元アメリカ大統領首席戦略官だったスティーブン・バノンが関わっていると言われる団体だ。
「New Federal State of China(新中華連邦)」は、従来の中共への反政府運動とは全く次元が異なるもので、国際金融資本でロスチャイルド家の番頭格であるモルガン家が関わる団体がコミットしている。
こうした国際金融資本や英王室など含め、全体として中国をどのように変えていくかというもの。なお、その主張は、中国を支配する「中国共産党」が悪いとしている。
また、原田武夫氏は自身の英文ブログで、中国が複数地域に分かれて連邦化する可能性について述べている。
どうやら、世界のハイレベル層の中では、中国共産党の崩壊と中国の分割・連邦化を考えているようだ。スティーブン・バノンが逮捕されたのが気になるが。
中国共産党による独裁体制は、経済発展やイノベーションには都合が良かった。逆らえば処刑・粛清されるし、環境汚染にも寛容だったからな。
こんな「中国は大丈夫」というのが・・・今後は全く予想もしなかった方向に行くみたいだ。
確かに、中国はコロナ禍から復興を遂げて絶好調・・かと思いきや、経済的な混乱が起こっているようだ。
中国恒大集団、すべての不動産物件を30%値引き https://t.co/H3muJVJQXb
— ロイター (@ReutersJapan) September 7, 2020
不動産バブルが崩壊寸前という感じだ。
もっとも、中国では中国共産党が社会経済の手綱をガッチリ握っている。株が暴落するなら「売らせない」という奥の手も平気で使う。
そんな中国共産党が、不動産バブル崩壊をただ眺めているだけということはないだろう。バブルが「弾ける」のか、コントロール不能となる前に「ワザと弾けさせる」のかはまだ分からない。
基本的なシナリオが中国共産党崩壊かもしれないが、ディープステートの支配から脱却しつつあるロシアと上手く組むことが出来れば、中共崩壊シナリオは回避されるかもしれない。
米中デカップリングは、実は中共崩壊を防ぐ方策なのかも。
こんな綱引きが、あと2年ほど続いて・・やはり、共産党政権が崩壊するのだろうか。
一方の日本も大変革は迫っている。原田武夫氏によれば次の連休(シルバーウィーク)前後に大ガラがくるとのことだ。
9月4日が転換点だったとのことだが、この辺りからニューヨーク市場では断続的な下げが出現している。
原田武夫氏によると、この転換は世界的なもので今後ドーンドーンと下げが続くが・・・その後、日本に資金が集まってきてバブルとなる。そして、日本はデフォルトへと向かうとのことだ。
この大きな流れ(グノーシス主義的展開)の中で、価値感が変わっていく、ひっくり返る。今まであったものが全部なくなって、隠されてきたものが上がってくる過程とのことだ。
こんなニュースも出てきた。
BP「原油需要拡大の時代終焉」-スーパーメジャー初めて認める https://t.co/zWsGCZQtZ8
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) September 14, 2020
もう原油は上がらない。こんなことを、石油メジャーが初めて認めたという。ペトロダラーという時代を作ってきたシステムの一つが終わるのか。
この記事が示唆するように、慣れ親しんできた「アメリカ覇権」の世界は終焉を迎える可能性が高い。
これも「ひっくり返る」の一つか。
謎のツイッターアカウントのれうういさんも、今後の金融経済の混乱を警告する。
金融リセットある?
との質問に対し、
金融リセットはあると思いますよ。
牛耳っている人たちがもう限界ですので。
との回答だ。
さらに「銀行が無くなるか」との問いに対しては、
銀行は完全には、なくなりませんが多くの銀行はなくなるでしょう
紙幣、通貨は消え
デジタル通貨(統一通貨)ができるので、銀行はあまり必要なくなります。
との答えだ。
馬淵睦夫氏によると、ディープステートは、国境を廃止して世界の統一を目指す社会主義者の集団とのことだ。
さらに、原田武夫氏は、デフォルト後の日本の通貨について「価値の保存機能を持たない」と言っていた。日本がデフォルトとなれば、ドルやユーロの信用も地に落ちているだろう。
こうした通貨の代わりに出てくるのがデジタル通貨であり、国境の廃止に近づくために通貨の統一がなされるのだろうか。
なお、馬淵睦夫氏の書籍は、電子書籍版(AmazonKindle)が少し安いのでオススメだ。
電子書籍端末としては、読みやすさからKindle Paperwhite(キンドルペーパーホワイト)一択だが、買い時はセールで10000円位になった時だ。
Kindle Paperwhite(キンドルペーパーホワイト)
最後まで読んでくれてありがとう!