コロナ治療薬

イベルメクチンは奇跡のコロナ治療薬か、単なる駆虫薬か

コロナ治療薬

ここ最近、寄生虫駆除薬の「イベルメクチン」に関するメディア記事が急増している。

この駆虫薬のイベルメクチンが話題になっているのは、新型コロナの治療薬として有効だとの話が出ているからだ。

ただ、大手メディアからはイベルメクチンに対して否定的な記事が目立つ。

これら大手メディアの記事では、コロナ治療薬としてイベルメクチンを服用する人が急増していること、一部で家畜用イベルメクチンを服用し過剰摂取により体調不良を引き起こす事例が出ていること、コロナ治療薬として有効性とするエビデンスに欠けること等が報じられている。

ただ、現実問題としてワクチンは副反応が強いだけでなく、「ブレークスルー感染」や中和抗体が働かない変異株、抗体価が維持される期間が短いなど、様々な問題が取り沙汰されており、まだ見ぬ治療薬を求める声は強い。

そもそもイベルメクチンとは、静岡県伊東市内のゴルフ場近くで採取した土壌から、大村智氏により発見された放線菌が生成するアベルメクチンの化学誘導体で、寄生虫などの駆虫薬として使用される薬だ。

イベルメクチンは主にインドやペルー等の途上国で使用され、爆発的な感染を収束させた・・とされる。以下はマローン博士のツイート。

マローン博士によると、ペルーで治療薬としてイベルメクチンを使用した10州では30日間で過剰死亡が平均で74%減少したほか、25州全てでイベルメクチンを使用したエリアと死亡者数の減少度合いが相関していたとのこと。

また、フランスメディアが報じたところでは、アメリカでは裁判所がコロナ患者に対してイベルメクチンの投与を病院に命じたとか。

このように、高い有効性を認める声が上がっている一方で、FDA(アメリカ食品医薬品局)は「イベルメクチンは抗ウイルス剤ではないので、Covid19には使うな」と声明を出している。

さらに、イベルメクチン(先発薬)製造元のメルク社も「コロナには効果無し」としているとか。

つまり、公式には「イベルメクチンの新型コロナに対する有効性は未知数なので、素人判断でヘタに薬飲むと危ないで」となっている。

確かに、インドやペルー等の途上国で新型コロナ治療薬として効果を上げたのは事実だろうが、それらの国々は先進諸国とは比較にならないほど衛生環境が悪く、寄生虫リスクも高い。

お腹に大量の寄生虫がいることで免疫が低下し重症化しやすいとするなら、そうした人たちが寄生虫を駆除して免疫が高まった結果として、コロナから回復した可能性は否定できない。

現状、高い効果が見られているのは衛生環境の悪い(=寄生虫リスクが高い)国に偏っているのは確かで、日本でも同じような効果が出るかどうかは未知数・・というのが、FDAやメルク社が効果を否定する理由の一つにあるのだろう。

また、素人が服薬量やタイミングを無視して乱用すると、皮膚トラブル等の副作用やイベルメクチン耐性寄生虫の懸念があるのも事実だ。

ただ、先進諸国でも一部の現場医師は実際に処方した結果として有効性を認めているし、途上国で感染を抑えた実績は無視できない。

こうした成果を踏まえて、FDAも研究を進めるのが本来の姿だろう。特にアメリカでは感染拡大により治療薬が求められているなど、治験を進めやすい環境もある。

なお、日本国内の一部医師も新型コロナ治療薬としてイベルメクチンを処方しており、高い有効性が認められるとか。

新型コロナの感染症法上の分類を2類→5類への引き下げを訴える長尾医師は、お昼の情報番組バイキングで「イベルメクチンで100%治る」「言った事に誤りがあれば医者を辞める」と言っており、イベルメクチンの有効性にかなり自信を持っている様子。

また、立場ある東京都医師会長さんもイベルメクチンを推奨したとして話題に。

さらに、アベルメクチン発見者の大村教授がいた北里大学において治験が進められているとのこと。ただ、イベルメクチン自体は既に特許切れの薬で多くのジェネリックが出回っており、利益を見込めない製薬企業からは協力が得られず、厚生労働省への承認申請には資金面も含めて高いハードルがあるとか。

なお、アメリカではイベルメクチンを求める人が急増しており、中々手に入らず家畜用イベルメクチンを服用する人もいるとか。

家畜と人間では体重も全然違うし、ちょっとオーバードーズな気がするが・・・「同じ哺乳類だし問題ないぜ!hahaha!」の精神なんだろうか。

こうした状況を受けて、FDAはこんなツイートを出した。

お前らは馬や牛じゃないんだから、マジでイベルメクチン飲むのヤメロ・・とのことだ。アメリカでは、家畜用の駆虫薬を簡単に買えるのかな。

このFDAの心配を後追いするかのように、アメリカのオクラホマ州で家畜用イベルメクチンを飲んで救急病院に搬送される人が続出しており、銃で撃たれた人が受診出来なくなっていることが報じられた。

これを報じたローリングストーン紙は、政治的な報道で知られるアメリカの大衆紙だ。

ただ、この家畜用イベルメクチンの過剰摂取の話は、どうやらデマだった模様。

イベルメクチン過剰摂取者が病院をパンクさせてる情報は、この救急病院の外部救急医さんが発信源とのことだが、この外部救急医さんは2ヶ月間は病院に来ていなかったことを病院が公表したとか。

さらに、救急病院は、イベルメクチン過剰摂取患者は1人もおらず、病院の受け入れ能力に影響もなかったことも併せて公表したとのこと。

うーむ・・・何故、このようなデマが流されたのか。そして、医療当局がイベルメクチンを頑なに否定するのは何故か。

一部の現場医師が認めるように、イベルメクチンには一定の効果が期待されるので、治療薬が望まれる現状を踏まえればFDA(日本なら厚労省)には率先して治験を進めるべきなのは間違いない。コロナ当初は、様々な薬を試していたし。

こう考えると、イベルメクチンが当局から嫌われる理由は、やはり製薬利権か。以前に紹介したが、あの原田武夫氏も製薬利権について触れていた。

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ワクチン

つまり、イベルメクチン自体は古い薬で特許も切れているし、ジェネリックも出回っているので、もしもイベルメクチンで「コロナ収束」となると製薬業界は全く儲からなくなる。

それどころか、ファイザー等ワクチン製薬企業が見込んでいる数兆円規模の製薬利権が失われることになるし、ワクチンパスポートの導入も難しくなる。このため、政・官・企業が総力をあげて「イベルメクチン効果無し」としているのだ・・・というものだ。

ワクチンがアテにならない中で、「治療薬」はコロナ禍収束の切り札なのに、臨床データ等の根拠によらないイベルメクチンのネガティブ情報がメジャーメディアから流れてくる展開は、製薬利権が絡んでいると見られても仕方ないところではある。

イベルメクチンを勧める現場の医師の判断が正しいのか、FDAやメジャーメディアが正しいのかは分からない。

ただ、コロナウイルスは変異が早く、ワクチン効果は長く持たないという話はコロナ発生当初から言われていた。

今でも、ミュー株とかイータ株とか新たな変異株はどんどん出てきているし、ワクチン抗体が効かない(効きにくい)とも言われている。

なお、この記事では「細胞性免疫ができるから無問題」みたいに言ってるが、本当に細胞性免疫を獲得してるなら、3回も4回もワクチン接種する話にはならないと思うが・・。

こうしたことを踏まえると、対応策としては各自が感染症対策を行いつつ免疫力を高めるとともに、保健所を通さず速やかに医療にかかれる体制を整え、確実な治療をするしかない。

緊急事態宣言やロックダウンは経済が壊れるだけで意味は無いことは海外の様子を見れば明らかで、ワクチンもその感染防止(発症防止?)効果は低く、打ち続けなければ重症化予防も担保されない。

イスラエルの状況やワクチン抗体をすり抜ける変異株を見ると、今度の冬の日本はかなり危険な状況となる可能性もある。(大阪大学の研究 後少しウイルスが変異するとADEの危機!?)(最速でワクチン接種が進んだイスラエルで過去最多の感染者数、死者も多数

そうした中で「治療薬」は待望の一品で、それがあって初めて通常の生活に戻れるし、ウィズコロナが現実になる。

なお、予防薬についてはこんな研究が進んでいるとか。

アメリカでインフルエンザワクチンとして一般的に使われる鼻スプレーワクチンのコロナ版だ。

現行の筋肉注射するmRNAワクチンはIgG血中抗体しか誘導しないので、作用機序面からも鼻腔内でのデルタ株増殖を防げず感染予防は不可能なのに対して、スプレーワクチンはウィルスが最初に侵入する鼻や喉の上気道粘膜に体液性免疫のIgA抗体を誘導するので、鼻腔内等でのウイルス増殖を防ぐ。

感染拡大防止の面からは真に効果がありそうな予防薬だが、イベルメクチンが製薬利権に潰されているとするなら、この手の薬が日の目を見ることは無いかもしれない。

なお、イベルメクチンは個人輸入で手にいれることが出来る。

海外医薬品の個人輸入代行サイトを紹介するサイト(https://www.jamaicaemb.jp/)で、正規品を扱う個人輸入代行サイトが紹介されているので、よかったら。

追記:上記サイトにてイベルメクチンを注目したところ、3週間以上かかりましたが、ちゃんとイベルメクチン送られて来ました!

ただし、服薬判断はあくまで自己責任だ。当然、服薬するタイミングや量などは自分で確認する必要があることには留意して欲しい。


最後まで読んでくれてありがとう!