ウィルス・細菌

中国でウイルス性肺炎!原田武夫氏が警告するパンデミックの原因か?

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年が明けてから、アメリカとイランの問題や相場のアゲサゲで持ちきりだったがが、実はその裏で興味深いニュースが出てきていた。

以前に紹介したように、元キャリア外交官の原田武夫氏がパンデミックの警告をしているが、それに関連することだ。

【原田武夫】パンデミックの兆候か!?

概要だが、中国の武漢市で昨年12月に「ウイルス性肺炎」が発生した。

ちなみに武漢市は、キングダムの時代(春秋戦国)だと楚の国が、三国志の時代だと呉の国があった辺りだ。

この肺炎については、情報が出てきた当初は原因が分からないこと、人から人への感染が起こっていなかったと言うことでこのブログでの紹介はしていなかった。

ちなみに、武漢市が1月5日に発表したところでは、昨年12月12~29日の間に59名の感染者が確認され、そのうち重症患者が7名とのこと。

原因との関連は不明だが、水産卸売市場の関係者が感染しているということだ。

なお、感染者は全て隔離され武漢市内の医療機関で治療を受けており死亡者はいない。また、感染者と接触のあった者へは追跡調査を行っている。

また、原因(病原体等)については調査中としながらも、鳥インフルエンザやSARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)などの可能性はないとしていた。

まあ、中国だし以前の肺ペストと同様に、感染は強引に押さえ込んで情報も出てこないかなと思っていた。

ところが、昨日あたりからこの肺炎について、韓国の中央日報やブルームバーグから次々と色んな情報が出てきて、内容も危なそうなので紹介することにした。

以下は韓国の中央日報日本語版だ。

韓経:急速に拡散する「中国発肺炎」…香港・シンガポール・台湾・マカオ襲う

中国湖北省武漢で集団発生した原因不明の肺炎が香港とシンガポール、台湾など周辺地域に拡散している。武漢市保健当局は今回の肺炎が重症急性呼吸器症候群(SARS)とは異なると結論を出したが患者数は増え続けており該当国は緊張している。

香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストが6日に伝えたところによると、この14日以内に武漢を訪れ発熱、呼吸器感染、肺炎などの症状を見せた患者が前日に追加で8人確認されたと香港保健当局が明らかにした。患者には9歳の男児と2歳の女児、22~55歳の男性4人と女性2人。

これに伴い、武漢を訪れ帰国した香港人女性が2日に鼻とのどの感染症状を見せ初めて隔離措置されてから武漢を訪れて病状を見せ隔離された香港人は17人に増えた。隔離された17人のうち5人は病状が好転し退院したという。

患者が増えたことを受け香港保健当局は疾病対応レベルを「深刻」の段階に引き上げ、武漢を訪れた旅行客を中心に感染の有無を追跡調査している。また、空港に高熱患者を識別できる赤外線カメラを追加配置するなど管理を強化している。香港保健当局は「中国当局と緊密に連絡し関連情報を把握している。香港人は旅行する際に水産市場を避け、野生動物の肉の摂取を控えるように」と呼びかけた。

香港に続きシンガポールでも最初の肺炎疑い患者が出てきた。シンガポール保健当局は武漢の肺炎ウイルス感染が疑われる中国国籍の3歳の女児を隔離措置したと明らかにした。この患者は武漢を旅行したが肺炎患者が集中発生した水産市場には行っていないという。シンガポール保健当局は現在患者が安定状態を見せているが、正確な原因を明らかにするためにサンプルを採取し関連機関に分析を依頼したと説明した。

台湾でも先月31日に武漢から帰ってきた6歳の子どもが発熱症状を見せ検疫を強化した。マカオ当局も最近武漢を訪問し肺炎などの症状を見せた患者が4人に上ると明らかにした。

武漢市衛生健康委員会は5日にホームページを通じ「今回の肺炎からSARSと中東呼吸器症候群(MERS)、鳥インフルエンザ、インフルエンザなどは原因から排除した」と明らかにした。続けて「病気の原因に対しては追加調査をしている」とした。

この日まで中国で原因不明のウイルス性肺炎と診断された患者は59人に増え、このうち7人が重症患者だ。残りの患者の症状は安定的だと武漢当局は明らかにした。患者のうち相当数は発病の根源地とされる華南水産市場の商人だ。

武漢当局は初歩的調査の結果、これまで人から人への明確な感染事例は見つかっておらず、患者と接触した医療スタッフも感染していないと説明した。当局は患者らと密接に接触した163人についても観察したが発熱などの異常症状は現在までないとしている。

武漢市保健当局は否定しているが、原因不明の肺炎患者が増え中国ではSARSが再発したのではないかとの不安が大きくなっている。2002年に中国広東省で発生したSARSは周辺地域へ急速に拡散し、37カ国で774人が死亡した。このうち中国本土で349人、香港で299人死亡した。

どうやら感染者が中国外へと広がっており、その一つにシンガポールも含まれているとのことだ。原田武夫氏は、日本以外にはシンガポールでのパンデミックを名指しで警告していた。

11月の肺ペストは、続報が無いため中国国内のみで封じ込められた(多分)と思われるが、今度はシンガポール国内に新型肺炎の患者が出てきたようだ。まだ確定では無さそうだが。

中国の武漢(ウーファン)は古くからある大都市であるだけでなく、三国志の赤壁の戦いのあった場所としても知られる観光名所だ。

ビジネスに観光にと国内外から大勢の人が押し寄せる。そのようなところでパンデミックとなれば、あっという間に全世界に広がりかねない大ピンチだ。

また、本日の記事で韓国でも武漢を訪れた韓国国内で女性が肺炎発祥とのことだ。同じく中央日報日本語版だ。

韓国で「中国肺炎」と疑われる患者を初確認…36歳の中国人女性(1)

中国湖北省武漢市で最近流行している原因不明の肺炎と似た症状を見せる患者が韓国で初めて確認され、保健当局が隔離治療とともに疫学調査に入った。今月8日、韓国疾病管理本部は「昨年12月13~17日、中国武漢市を訪問したことがあり、肺炎症状を見せる中国国籍の女性Aさん(36)を『調査対象有症者』に分類して隔離治療および検査を実施中だ」と明らかにした。

疾病管理本部は「Aさんは原因不明の肺炎の発祥地とされる武漢華南海産物市場を訪問したり、野生動物と接触したりしたことはないと述べ、現在の状態は良好だ」と話した。

中略

京畿道保健環境研究院が施行した呼吸器ウイルス9種検査では全部陰性ということが分かった。9種ウイルスは中東呼吸器症候群(MERS)、インフルエンザ、パラインフルエンザ、アデノウイルス、ヒトボカウイルス、RSウイルス、リノウイルス、ヒトメタニューモウイルス、新型コロナウイルスなどだ。

疾病管理本部危機対応生物テロ総括課長のパク・ヘギョンさんは「重症急性呼吸器症候群(SARS)ウイルス、マイコプラズマなど肺炎を誘発しかねない原因病原体に対する追加検査を進行中」と説明した。

以下略

記事では新型コロナウイルス陰性とのことだが、ブルームバーグが以下のように報じている。

中国の原因不明肺炎、新型コロナウイルスと関係-SARSと異なる

中国湖北省武漢市で広がる原因不明のウイルス性肺炎は、これまで特定されていなかった新型コロナウイルスと関係していると中国中央テレビ局(CCTV)が伝えた

中略

武漢市では先月12日に初めて患者に症状が表れてから数十人が発症。一部は鳥類やヘビ、ウサギの臓器なども売られていたとされる海産物市場で働いていた

新型コロナウィルスが原因!?SARSが変異したとかじゃないよな…。

ソース元は中国のテレビ局だ。情報統制が徹底している中国のテレビで伝えると言うことは、情報隠蔽が不可能と悟ったのだろうか。

気になるのは、WHO(世界保健機関)はこのウイルス性肺炎について「旅行や貿易の制限を実施するまでの必要はない」ということで、過剰な反応は控えるよう呼び掛けていることだ。

人から人への感染はないので、安心して武漢行ってくださいねー、ってことか!?

この記事で気になるのは「一部は鳥類やヘビ、ウサギの臓器なども売られていたとされる海産物市場で働いていた」のくだりだ。海産物ちゃうやん。

あのSARSは急激に感染が拡大し800人ほどが亡くなった。同じコロナウイルスが原因だとするならば、かなり注意が必要だ。

既に中国国内でも広がっている可能性や、今後他国でも出てくる可能性もある。

日本でも注意が必要だ。特に、既に感染者が出ている台湾から大型フェリーの定期便が出ている石垣島などは最大限の注意が必要だ!

既に香港やタイでは中国からの帰国者・入国者に対して体温チェックを行っているようだが、日本でも水際対策が急がれる。

そして、最も不気味なのが感染源がはっきりしていないということだ。SARSの時はハクビシンが犯人にされたが、怪しいと言われている。

人工的に作り出されたウイルスが漏れちゃった、という疑いは拭いきれない。

原田武夫氏は、いざと言うときに正しい情報を手に入れるためソーラーパネル搭載のスマホを紹介していたが、実用に足るアイテムを紹介したい。

ポータブルバッテリーをご存知だろうか。外出先でスマホ充電につかえるモバイルバッテリーが大きくなったようなものだが、普通のコンセントを刺すことも出来る便利アイテムだ。

Amazon以外でも取り扱いはあるぞ!

冬キャンプでも電気毛布が使えるため、オススメだ!夏は扇風機程度なら動く。容量を上げれば複数家電でも使えるぞ。

また、充電用の大容量ソーラーパネルもあるぞ。

もう少しコストを抑えたい場合は、普通のモバイルバッテリーにパネルが着いたやつもあるぞ!


最後まで読んでくれてありがとう!