迫りくる関東大地震の前兆か 千葉でハマグリ大量打ち上げ

千葉県の九十九里浜で、ハマグリが大量に打ち上がっていると話題になっている。

今月中旬以降、千葉県の九十九里浜の海岸にハマグリが大量に打ち上げられているのが見つかっています。原因は分かっていませんが、地元の漁協では漁場を守るため一般の人に勝手に持ち帰らないよう呼びかけています。https://t.co/B39B7BHu1y #nhk_video pic.twitter.com/r2sqXz5mAZ
— NHKニュース (@nhk_news) November 18, 2020

九十九里浜に大量ハマグリの怪　県「採らないで」なぜ？ https://t.co/0JXmHpGoXw
— 朝日新聞(asahi shimbun） (@asahi) November 19, 2020

NHKの映像や朝日記事の写真を見ると、海岸に足の踏み場も無いほどのハマグリが打ち上げられているのが分かる。

報道によると、千葉県がこの異変に気がついたのは11日夜とのことだ。

観光客や地元の人らが集まって貝を拾っていたとあるが、確かにハマグリは大量に転がっており、多いところだと、1平米あたり600個もあるとか。まさに拾い放題のボーナスステージと言ったところ。

だが、この辺りは漁業権が設定されており、勝手にハマグリを拾うことは許されていない。それは漁協さんが稚貝を撒いて大切に育ててきたハマグリだからだ。自然発生的に育ったものではない。

勝手に拾って持って帰ると「密漁」ということで罰せられる可能性がある。警官も見回っている様子。

ちなみに、罰金の最高額は20万円・・・まあ、いきなり20万円Maxまで科されることは無いだろうが、結構高い罰金だな。普通にハマグリを買った方が良さそうだ。

まあ、そもそもハマグリは「大量発生」したのではなく「大量に打ち上げられた」もの。なので、既に死んでるかもしれない。うっかり食った場合、食あたりになってしまう可能性はあるな。

それにしても、ハマグリ大量打ち上げ事件は聞いたことがない。他の報道では「文献でも確認出来なかった現象」とのことだ。

それにしても気になるのが、何故ハマグリ「だけ」が打ち上げられたのか、というところだ。

ハマグリは漁協さんが育てており、数が多いのは分かるが・・どうして他の貝は打ち上げられていないのか。

例えば、最近11月にしては暖かい日が続いているとおり、海水温の影響も考えられる。だが、海水温が原因なら他の種類の貝だって打ち上がっていても不思議ではない。

水質汚濁の可能性も考えられるが、やはりハマグリだけ打ち上げられる理由にはならない。打ち上げられたハマグリの数の半端なさから、アカエイなどの天敵に追われたワケでも無さそうだ。

・・となると、このブログ的に考えられるのは「地震の前兆」だ。

そもそも、ハマグリと地震には深い関係があるようなのだ。

千葉の海岸で大量のハマグリが打ち上げられて「地震の前兆？」と話題になってるですけど、「地震」の震の下半分「辰」はもともと「蜃」＝大ハマグリのことなんですよねそういえば。 pic.twitter.com/6vrG01nlK9
— toaster (@toasttweet) November 16, 2020

何と、地震の「震」の文字はハマグリがその起源とか！？やはりハマグリと地震には密接な関係があるのだろうか。

そして、こちらはネット掲示板に書かれていたもの。

1933/03/03の、昭和三陸地震・三陸大津波、
M8.3、最大震度5、犠牲者・行方不明者3,064人。
この巨大地震の前に、
「アワビが浅い所に移動していた」という事例がある。
また、
「三陸沿岸各地で、ウナギが大量に出てきて、子供でも手取りできるほどだった」
とある。
1923/09/01の大正関東大震災、
M7.9、最大震度7、
犠牲者・行方不明者10万5,385人。
地震の7日前の8/25頃から、「稲毛海岸で、
アサリやハマグリが沢山取れた」とある。

うーむ、昭和三陸地震や関東大震災の時には、今回のように貝類が浅いところに移動していたようだ。ハマグリ以外の貝も確認されているのが興味深い。

さらに、9年前の東日本大震災の2日前にも、同様の現象が起こったという書き込みも。

まあ、ネットの書き込みなので半信半疑だが、地震の直前に海の生物が大移動するというのはよく知られており、普段は捕れないハズのメガマウスやリュウグウノツカイなどの深海魚が海面まで上がってくる話はよく聞く。

今回のハマグリも、これら深海魚と同様に何らかの異変を感じとって逃げて来たとすると、地震の前兆という可能性は大いにありそうだ。

ちなみに、ハマグリは普段は海底の砂の中に生息しており、移動の際には粘膜を帆のように使い、潮の流れをつかまえて海の中を移動をする。

海底で起こった何らかの異変をハマグリが敏感に感じとり、潮の流れに乗って逃げ出したものの、残念ながら打ち上げられてしまった、という可能性が考えられる。

通常、砂の中に潜っているハマグリが打ち上げられるとは・・弱って砂に潜れなくなるほどの遠い距離を移動してきたんだろうか。

異変との関連はわからないが、ちょっと前まで話題になっていた神奈川の異臭騒ぎとの関係も懸念されるところ。

このブログでも何度か取り上げたが、異臭の原因や発生場所は未だに不明だが、東京湾で発生していた可能性は否定出来ない。

神奈川の異臭騒ぎ　異臭の成分は判明したが・・・

以前から紹介してきた、神奈川県三浦半島（横須賀市とか横浜市とか）の異臭騒ぎ。[sitecard subtitle=関連記事 url=https://tanoshikuikiyo.com/strange-odor-in-yokoham[…]