三峡ダム決壊による大洪水

中国の三峡ダムが再び危機的状況に 

三峡ダム決壊による大洪水

中国の長江流域にある世界最大の「三峡ダム」について、決壊の懸念があることを以前に紹介した。

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三峡ダム決壊による大洪水

先月、長江流域に降り続く豪雨によって、ダムの水位が上昇。危険水位を大きく超えて決壊の危険が迫っていた。

ダムに流れこむ水量とほぼ同じ水量を放流したり、下流域の堤防を爆破して畑エリアに水を流し込むなど、下流域の農村地帯を犠牲にしてダム決壊を防いでいた。

その甲斐(?)あって雨が弱まったこともあり、水位はピーク時の164mから153mと7mほど低下するなど、状況は落ち着きつつあった。

ところが、再度三峡ダムに危機が迫っているようだ。

なんか、より深刻になっているような。ここ最近、中国南西部にいつも雨雲があったので、雨は続いてると思っていたが・・・豪雨だったとは。

物流も滞っている様子。

三峡ダム上流域にある四川省や重慶周辺も水が溜まり過ぎており一部は洪水になっていることから船を動かすことが出来ない状況だ。
また、下流域はダムからの放流水で洪水状態となり船を動かすには危険すぎる。このため、物流が滞っているようだ。

この三峡ダムはあまりにも巨大だ。

アメリカが、水の重量で地球の地軸にも影響を及ぼしかねないと警告したほど。

また、海と見間違える規模の長江を分断するダムは、元々の水量が多すぎることに加え、多くの河川が合流する。このため、大雨による決壊可能性が指摘されていた。

さらに、非常に脆弱な地盤の上に作られているなど、決壊の危険性を警告する声が後を絶たず、Wikipediaの三峡ダムの項目には、ワザワザ「ダム決壊の危機」の節が設けられているくらいだ。

三峡ダムの下流には武漢市や南京市、上海市などいくつもの大都市が存在する。

以前にも紹介したとおり、この三峡ダムが決壊すると、せき止められていた莫大な水が、長江沿いに武漢市や南京市、上海市など大都市群を飲み込んでいく。犠牲者は一説には5億人になるとも推測されている。

また、これた大都市群は中国の中心に位置しており、世界の工場でありIT産業の中核を担っている。日本から進出している企業群も優に1000社を超える。

このダムの決壊は、世界の危機に直結してしまうと言っても過言ではない。

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大洪水

ダムの水位は、21日時点で166.8mに達しており、ロイターの記事によると、設計最高水位が175mとのことなので、もう8メートルほどしか余裕がない。

ダムへの流入水量は毎秒7万トン、放流量は毎秒4.8万トン程度となっている。毎秒2万トンもの水がダムに貯まっていっているのか・・スケールが違うな。

20日頃は、毎秒7.4万トンもの水が流入していたことを考えると、ちょっとはマシになったのだろうか。

下流域は洪水になっているとは言え、流入量以上には放流せずにダムの水位を上げている。つまり、一定の洪水抑制をしており、ダムが無ければ下流域の洪水被害はさらに拡大していたかもしれない。

まあ、ダムは最悪決壊しなければ良いので、ギリギリまで水位を上げつつ農村部や一部の街を沈めることで、武漢市や上海市などの大都市圏を洪水被害から守る方針なのだろう。

沈んだ農村部などはたまらないだろうけど。

とはいえ、三峡ダムが設計水位まで安全に水を貯められるかどうかは誰にも分からない。

三峡ダムの堤高(ダムの高さ)は185mだ。以前に試験的に水を貯めたところ、172.5mでダム周辺の崖崩れや地滑りが頻発したという。

現状では、改修工事が施されており、設計上の最高水位は175mとされているが・・・本格的な運用の中では160m程度しか貯めていない。なお、運用水位は145mなので、はるか昔に超えてしまっている。

ちなみに、ダムの長さは570㎞ある。水位170mで長さ570㎞の水が一気に流れ出たら…大惨事だ。

長江の物流が停滞しているように、三峡ダム上流部にある四川省や重慶一帯でも洪水がひどい。このため、上流部にあるいくつかのダムも決壊しそうな状況となっている。

しかも、長江流域ではこれから雨期となる。

こうした状況を踏まえると、三峡ダムへの水の流入が一気に増える可能性もある。そうなれば、設計水位の175mを超えてしまう危険性が出てくる。

もはや、これ以上の水流を止められなくなる可能性がある。もはや、時間の問題なのか。

ちなみにだが、三峡ダムの面積があまりにも広いことから、蒸発する水の量が増えることで降雨量が増え、洪水が発生しやすくなっているという説もある。

ま、まさか・・・洪水発生装置だったのか!?

そういえば、この三峡ダムは、胡錦濤元国家主席や李鵬元首相、温家宝元首相が建設を推進していた国家的な大事業だった。

しかし、2006年5月20日に開催されたダムの完工式には誰一人として出席しなかった。大規模な国策事業だし、幹部連中は自分の手柄にしたいヤツばかりのハズだ。なのに、党最高指導部の欠席するなど異例中の異例。

ということで、三峡ダムには何かウラがあるのだが・・・。

ところで、このダムが決壊すれば、中国共産党はその政権を維持することは出来ないだろう。

こうした中共政権崩壊の動きと呼応するように出てきたのが、以前にも紹介した「New Federal State of China(新中華連邦)」だ。

中国からの亡命実業家・郭文貴(かくぶんき)や、元アメリカ大統領首席戦略官スティーブン・バノンが関わり、背後にはモルガン家やロスチャイルド家も見え隠れするなど、従来あったような形ばかりの反中共団体とは一線を画す。

しかし、8月20日、New Federal State of China(新中華連邦)の中心メンバー、スティーブン・バノンが逮捕された。

三峡ダムの危機的状況が日本のマスコミでも取り上げられるなど、急に拡散し始めた。バノンの逮捕と何か関係があるのだろうか。


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