ワクチン

世界中でmRNAワクチンが求められているのは何故?

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1日あたりの新規感染者数が多いワースト10ヵ国のうち、9ヵ国が中国製のワクチンを使用していたことが報じられた。

エポックタイムズが報じたこの統計は、オックスフォード大学が公表したものとか。

ちなみに、感染ワーストの国々が使用する中国製ワクチンは「不活化ワクチン」。弱毒化したコロナウイルスを使用したワクチンで、ファイザー社などが開発したmRNAワクチンよりは効果が低い。

また、ブラジルの臨床試験では5割程度の効果が認められたとか。

まあ、中国さんも効果の低さは認識している模様で、うっかり本音が漏れた時も。

同じ不活化ワクチンのインフルエンザワクチンも、その効果は3~4割程度と言われており、mRNAワクチンと比べて効果は低いのは間違いないが、中国製ワクチンも全く効果がないわけではない。

しかも、ワースト10の国々では、中国製とは言え人口の半分以上がワクチン接種を済ませている。

また、「WHOがCt値に言及 新型コロナの終わりは近い?」で紹介したように、コロナの新規感染状況はPCR検査のやり方一つでどのようにでも調整できる。

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こうしたことを踏まえても、いくら効果が低いとは言え、中国製ワクチンを大規模接種した国々が新規感染者の世界ワーストというのは微妙な感じ。

以前のブログ「日本でワクチン接種が進むも、政治家は打ってないのは効果や危険性の不安があるからか」でも同じ疑問を持ったが、中国製ワクチンは開発途中のコロナウイルスをワクチン転用したものなんじゃなかろうか。

「中国製ワクチン効果なし」どころか、「害悪」とすら言えるかも。

こうした状況を受けて、フランスは中国製ワクチン接種者に対しては入国緩和措置の対象外とした。

中国大使館が報復を示唆しているが・・中国製ワクチン打ってないと中国に入国させないとかだろうかww

また、中国ワクチン以外にも、アストラゼネカ社製ワクチンも微妙な立場になりつつある。

主にアストラゼネカ社のベクターワクチンを使用し、人口あたりワクチン接種率ではG7の中では第一位のイギリスで、感染が再拡大しつつあり、1日あたりの感染者が9000人を超えている。特に、インド株(デルタ株)の感染が増えているとか。

どうやら、アストラゼネカ社製ワクチンは、インド株(デルタ株)への効果が低いようだ。お陰で、イギリスではロックダウン緩和を1ヶ月ほど先送りすることになった。

一方で、ファイザー社やモデルナ社のmRNAワクチンを使用したアメリカでは、感染者数が大きく減少している。

ブルーステート(民主党支持州)の中でも、特にコロナに過剰反応していたニューヨーク州やカリフォルニア州ですら規制を撤廃するとのこと。背景は、高いワクチン接種率とそれに伴うコロナ収束だ。

だが、よく見ると「ホントかよ」な状況だ。

確かに、ニューヨーク・カリフォルニア両州のワクチン接種率は70%と全米の中でも高いものの、アメリカでは未成年へのワクチン接種は進んでいない。つまり、70%とは「成人の70%」であり、未成年含む全体では5割となり、2回接種という条件も付ければ約4割となる。

ワクチンは、2回接種してから約2週間経たないと抗体が出来ないとされていることを踏まえると、随分と気の早い規制解除だ。当然、Ct値も変更しているのだろう。

中国製ワクチンやイギリスのアストラゼネカワクチン使用国での感染拡大と、ファイザー・モデルナワクチン使用国の状況の違いを踏まえると、世界はファイザー社やモデルナ社のmRNAワクチンを接種する方向に動いていると言ってもいいだろう。

そうなると気になるのが、mRNAワクチンだ。

mRNAワクチンの仕組みを考えても高い効果があるのは間違いなく、アメリカの1日あたりコロナ死者数は200人程度まで激減している。

ただ、人口比で見るとワクチン接種が出遅れ気味な日本とあまり変わらない。「ワクチン未接種の日本」の成績は意外と成績優秀であり、ワクチン効果よりも日本の方が凄いと言える。

日本の優秀さはBBCのデータにも。

先日のブログでも紹介した、BBCがまとめたG7各国の2020年の超過死亡データ。

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コロナ感染

G7各国の昨年の超過死亡は、日本が△1.4%に対し、アメリカでは20.2%、イギリスは19.6%、イタリアは17%、フランスは10.2%もの超過死亡が出ている。

BBCの各国超過死亡者数

このデータを見ると、日本では欧米と同じ基準でワクチンの必要性を論じなくてもいいような。

少なくとも、緊急事態でも自粛をする人が少なくなったのは、こんな状況を肌で感じてるからなんじゃなかろうか。

こうした日本で、ちょっと驚いたニュースが出てきた。何と、河野大臣が12~15才の年齢層に、夏休み中のワクチン接種をほのめかしたのだ。

今のところは、ワクチン打ちたい子供が打てるような体制を作る・・と言うもののようだ。

しかし、日本の10代のコロナ死はゼロ、重症事例も1名だけだ(と思う)。これまでの副反応事例(死亡含む)を踏まえると、10代のワクチン接種リスクはワクチン効果を上回るのは間違いない。

ドイツでも、原則として12~17才へのワクチン接種を推奨していない。

また、ファイザー元副社長兼最高科学責任者のDr.イェードンも、子供へのワクチン接種の危険性を訴えている。

子供は、コロナウイルスよりワクチンに殺される可能性が50倍高いとか。日本の10代の死亡事例0件を踏まえると、50倍どころではないかも。

そもそも、ワクチン効果(発症・重症化防止)が高いなら、高齢者や基礎疾患持ちだけ接種でいいような気もするが・・。

だが、世界はmRNAワクチンに傾いている。

この理由は二つ考えらえる。

一つ目は、インド株(デルタ型)がさらに変異したデルタプラス株(AY.1)の存在だ。

しかも、これは若年層に多くみられるようだ。

また、先日の「原田武夫が予測してたやつ?インドのコロナの症状が胃腸炎系に変化」で紹介したように、インドでは胃腸炎系の症状が多く出てきている。

コロナとは、本来は血管炎症を起こすものだが、その毒性が強まっている・・?でもイギリスやイスラエルでは重症者・死者数は増えていない。ほとんどの人にとっては名実ともにただの風邪だ。

日本政府が、子供にまでワクチン接種を進めようとしているのは、強制的にやることになった東京オリンピック後のパンデミックを見据えて、効果の高いmRNAワクチンを接種するものだと考えられる。

もう一つ考えられるのは、マジもんの陰謀論的展開で、ワクチンを活用した「人口削減」だ。

以前に「コロナワクチンはローリスク?ハイリスク?」でも紹介したが、ファイザーの元副社長のDr.イェードン氏と元欧州会議保健委員長Dr.ウォーダーグは、ADE(抗体依存性感染増強)の危険性や長期的な副作用の評価が不明なことを理由として、EU医薬品庁にファイザー社製のワクチンの使用中止を求めていた。

また、Dr.苫米地英人氏も、可能性は低いとしつつもADEのリスクを指摘する。

実は、このADEのリスクについて、興味深い研究結果が公表されている。

阪大などの研究グループが発表した論文だ。

  • 新型コロナに感染すると、新型コロナへの感染性を強め、(ADEの原因となる)感染増強抗体が産生されることが分かった。
  • 一部のコロナ非感染者でも、この抗体を持っている。
  • 感染増強抗体を持っている人は、感染やワクチンの接種で感染増強抗体の産生が高まる可能性

というものだ。

特に重症化患者は感染増強抗体が多くみられることから、非感染者で感染増強抗体を持っている人は、ワクチン接種で感染増強抗体の産生が高まる可能性が指摘されている。

気になるのは、「一部の非感染者が感染増強抗体を持っている」という点だが・・無症状や軽症だった人ではなかろうか。

となると、これまでの新型コロナ感染者や知らずに感染してた人は、ワクチン接種によりADEのリスクが高まる・・そんな予感を感じさせるものだ。

それだけではない。

ファイザーの元副社長のDr.イェードン氏と元欧州会議保健委員長Dr.ウォーダーグが、ワクチンによるADE(抗体依存性感染増強)の危険性を指摘したのは、ワクチン研究用の実験動物(猫やフェレット)が2年以内に全て死亡したからだ。

阪大研究グループの論文からは、ワクチン接種によって感染増強抗体を獲得してしまい、その後、通常のネココロナに感染したことでADE発症して死んだ・・そんな推測も出来そうだ。

数年後、ワクチン接種した人の何割かが・・なんてね。

ただ、mRNAワクチンは現代の超技術だ。

子宮頸がんワクチンのように、稀な副反応症状が喧伝されたことで接種率が激減した・・なんてことになれば、大きな損失だ。

mRNAワクチンのためにも、死亡事例やADEにも繋がる長期的な影響について、早急に研究を進めていただき結果を公表して欲しいと思う。


最後まで読んでくれてありがとう!