combined disasters(複合災害)

一応注意 関東・首都直下地震

combined disasters(複合災害)

少し前に、独自の地震予測で有名な東京大学名誉教授の村井俊治氏の地震予測に関する記事が出た。

週刊ポストでは、定期的に村井教授の記事が出る。

村井教授は、日本各地の地表の動きを観測して地震予知に役立てるべく研究をしている。

その手法は、全国1300か所に設置された国土地理院の電子基準点のGPSデータについて、地表が水平・垂直方向にどの程度動いたかを基づき、AI解析や気象衛星画像の解析を行って地震発生を予測するというものだ。

この手法によって、これまでにもいくつかの地震発生を的中させているが、完璧というわけではない。

村井教授の手法では、電子基準点を管理する国土地理院が「地殻変動とは無関係」としたものについても、「一定の地殻変動」と捉えることになってしまう。

本当は地殻変動ではない何らかのエラー値を、実際の地殻変動と捉えているため、予測精度の誤差が大きくなるからだ。

このためか、2016年4月の熊本地震や2018年6月の大阪府北部地震は予測できなかった。現在も予測精度を高めるべく研究を続けているとのことなので、今後に期待大だ。

と言うことで、予測は100%ではないものの、記事の中に気になる記述がある。

AI地震予測が指摘 北海道や信越地方など、警戒すべき5つのゾーン

村井氏はAIによる判定から外れた「首都圏」も引き続き警戒を怠るべきでないと語る。

「昨年は千葉や神奈川、静岡でも異常変動が見られた。それらの地域を震源とする地震が発生すれば、地盤の緩い都心の被害が甚大になる可能性が高い」(村井氏)

記事では、北海道南西部・青森ゾーンを筆頭に独自のAIがはじき出した要警戒エリアが紹介されているが、関東はその中に入っていない。

しかし、村井教授は伊豆諸島や房総半島での歪みが溜まっているとして、警鐘をならしている。AIよりも人間のカンというやつだろうか。

また、同時期に出された別の記事では、現状について村井教授は「嵐の前の静けさ」と評している。

村井教授は、「昨年の震度5弱以上の地震は計9回とほぼ例年通りで静穏な年」としつつも、「長く静穏が続いた時は往々にして巨大地震が起きる傾向」と警告を鳴らしたうえで、「富士山周辺、駿河湾沿い、房総半島には警戒が必要」としている。

この関東周辺アリアと言えば、昨年に神奈川県の房総半島を中心とした「異臭騒ぎ」や、千葉県九十九里浜でハマグリの大量打ち上げという異常現象が起こったエリアでもある。

九十九里浜のハマグリ打ち上げについては、昨年11月に起こったものだ。以前に紹介したように話題になったので、記憶している方も多いだろう。

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ちなみに、「ハマグリ」と「地震」には深い関係があるとか。

また、ハマグリ事件当時のネット掲示板にはこんな書き込みが。

1933/03/03の、昭和三陸地震・三陸大津波、
M8.3、最大震度5、犠牲者・行方不明者3,064人。

この巨大地震の前に、
「アワビが浅い所に移動していた」という事例がある。
また、
「三陸沿岸各地で、ウナギが大量に出てきて、子供でも手取りできるほどだった」
とある。

1923/09/01の大正関東大震災、
M7.9、最大震度7、
犠牲者・行方不明者10万5,385人。

地震の7日前の8/25頃から、「稲毛海岸で、
アサリやハマグリが沢山取れた」とある。

このほか、東日本大震災の2日前にも、同様の現象が起こったという書き込みもあった。

また、神奈川県では横須賀や横浜で何度も異臭騒ぎが発生しており、このブログでも紹介した。異臭原因にはガソリン成分や硫黄が検出されたとか報道されたが、発生源は不明のままだ。

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巨大地震

この異臭が確認されたエリアは非常に広範囲に渡っており、単純に工場や船から出たものではない。また、ニオイの種類も、ガス臭い、ゴムが焼けたようなニオイ、灯油みたいなニオイなどの石油化学系のものや、硫黄のニオイとかニンニク臭いなど、鼻を刺激するニオイとなっている。

一説では、地下の岩石類に何らかのチカラが加わり、摩擦や圧迫・破断する際にこうした「異臭」が出るとか。

また、こうした異臭騒ぎは1923年の「関東大震災」や、1995年の「阪神大震災」の前にも確認されており、地震の前兆ではないかとの声も高まっている。

関東では、地震の前兆を思わせるような現象が起こったものの、現在まで平穏だ。

だが、平穏もいつまで続くか分からない。

今年に入ってから、インドネシアで地震・噴火が相次いで発生したのだ。

1月15日に、インドネシアのスラウェシ島でマグニチュード6.2の地震が発生し、大きな被害が出ている。

なお、スラウェシ島は「環太平洋造山帯」と「アルプス・ヒマラヤ造山帯」が交わるポイントにあり、地震が多いことでも知られている。

さらに、その地震の翌日にはインドネシア・ジャワ島で火山が噴火した。

ちなみにスメル山の標高は3676mで、富士山と比べるとジャスト100メートル低い山だ。この火山は、昨年12月にも噴火しており、定常的に噴火を繰り返す。

だが、今回は噴煙が上空数千メートルに達したほか、溶岩流が発生するなど規模の大きな噴火となっており、多くの島民が避難を余儀なくされている。

どうやら、環太平洋火山帯(リング・オブ・ファイア)が活発化している。

バヌアツの法則にしたがえば、そろそろ日本で起こってもおかしくはない。ちなみに、バヌアツの法則とは、ニュージーランドやインドネシア辺りで揺れると、その後一定の期間(数ヶ月)を経て日本でも地震や火山噴火が起こると言われている法則のことだ。

ちなみに、インドネシアの国旗はこれ。

インドネシア国旗

日本との共通点は白と赤の国旗だ。だから何だと言われそうだが、何か不気味な一致に思えるな。

高い的中率を誇るイギリスの予言者、クレイグ・ハミルトン・パーカー氏も日本の災害を予言する。

以下の動画は、クレイグ・ハミルトン・パーカー氏の2021年の予言を和訳してくれている。

この予言の中で、パーカー氏は日本の災害に触れており、「日本の近くで津波が発生し、日本全体の海岸沿い全てが危険になる」「大きな地震も発生 ヒマラヤ・インド・イラン・アメリカでも起こる」としている。

これだけ聞くと、まさに南海トラフと言うべきものだが、東京湾周辺を震源とする地震でも津波は起こるし、埋め立て地の多い東京湾周辺では被害が大きくなることも考えられるので注意が必要だ。

また、1月15日に深発地震が発生した。

この地震がどうか不明だが、ウィキペディアにこんな記述があるのを見つけた。

日本付近で発生する幾つかの深発地震は、浅発地震の前兆となっている可能性を指摘する研究者も少数ながら存在する。

Wikipedia 深発地震より)

この地震では、震源は三重県東方沖だったが、地震波が減衰しにくいプレート沿いに揺れが伝わったため、実際に揺れたのは関東だった。

こうした中で、ネットのウワサでは1月下旬~2月上旬にかけて地震発生が懸念されているようだ。特に、1月27日という日付も目にした。

まあ、日付込みのネット予言の類が的中した試しは無いので、逆に安全とも言えるかもしれんが・・・。

だが、災害はいつ起こるか分からない。物心両面で準備を怠らないようにする必要がある。

以前に紹介したが、首都直下地震が起こった場合、まずは火災に注意する必要がある。

このNHKのサイトの「首都直下地震」の被害想定から、焼失状況を確認できる。

首都直下の火災焼失マップ

赤い点が密集する、木造住宅が多いエリアにお住まいの方は特に注意が必要だ。

まあ、今回想定される「首都直下」は、そこまで大きくない「明治東京地震」と考えられる。

関東で起こる大地震には、70~80年周期で発生するマグニチュード7クラスの地震と、200年周期のマグニチュード8クラスのものがあり、現在は70年周期にハマっているためだ。

1894年6月20日に発生した明治東京地震は、東京湾北部を震源とするマグニチュード7.0の地震だった。

東京や横浜を中心に、全半壊130棟、死者31人、負傷者157人の被害となった。大正関東大震災と比べれば、はるかに軽微な被害と言えよう。

ただ、現代は埋め立てが進んでいるほか、人口密度も当時とは比較にならないほど多い。複数個所で火災が起これば、あっという間に燃え広がる可能性があるので、要注意だ。

また、物的な備えとしては備蓄となる。

首都圏で災害が起これば被災者の数も莫大となることから、水や食料はしばらく手に入らないと思った方が良いだろう。また、栄養面からも果物の缶詰や野菜ジュースは準備した方がいい。

それ以外にも「情報収集」のためにも、最低限のグッズは用意しておこう。

まずは、信頼と実績のアンカー製モバイルバッテリー

Anker PowerCore 10000

カバンに入れておく分には邪魔にならないし、10000mahの容量はスマホ1.5回分位の充電は出来そうだ。スマホは情報収集ツールとなるため、充電切れには注意したいところ。

また、ライターサイズラジオ

ライターサイズラジオ

ラジオは、携帯の電波が途絶えた際にも情報を収集できる。ライターサイズのラジオなら常に持ち歩いても全く邪魔にならない。ただし、イヤホンがアンテナを兼ねるためイヤホンは必要だ。

さらに、必要なのがライトだ。

フラッシュライト

夜間の停電時にガレキが散乱する夜道を歩いて帰宅することもあり得るため、小型で明るいライトが必要だ。

こうした、モバイルバッテリーやラジオ、フラッシュライトについては、出先での被災を想定してカバン常備した方が良いだろう。

また、自宅での停電に備えてLEDランタンは必須だ。

このLEDランタンは、中堅クラスのモバイルバッテリーにもなる、一台二役仕様だ。

また、家庭用の電源の代わりにもなる「ポータブル電源(ポタ電)」があると心強い。ポタ電はコンセント穴を備えているので、様々なコンセント家電が使える。寒くなってきた今なら、電気毛布とか。

ポタ電は種類・価格ともマチマチだが、結構高い。余裕があれば備えておこう。ちなみに、この機種は同クラスで最もコスパに優れる。

ポータブル電源

さらに余裕があれば、ポタ電充電用のソーラーパネルも。充電スピードの観点から80W~100Wクラスのパネルが必要だ。

ソーラーパネル

ポタ電とソーラーパネルはそこそこのお値段するので、余裕があれば備えよう。

また、ポタ電は高すぎるがソーラーパネル付きのモバイルバッテリーはあった方がいい。持ち歩くにはデカイが、家に置いておく分には心強い。

ソーラーパネルが大きいので、夏なら何とか使い物になる。

バッテリーなど電源が中心になってしまったが、ガラスの飛散防止用の養生テープとかも買っておいてくれよな!!


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