アメリカで、ファイザーかモデルナのワクチンを接種した母親から産まれた赤ちゃん36人を対象とした出生時の検査で、全員が新型コロナ抗体を持っていたことが明らかになった。
ワクチン接種した妊婦、高水準の抗体を胎児に移行-米研究で確認 https://t.co/kRTxYozLRQ
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) September 23, 2021
産婦人科医さんは「予想外」としているものの、妊娠中のワクチン接種の安全性を示すデータは増えていることや今回の研究結果を踏まえ、ブルームバーグさんは妊婦のワクチン接種推進に寄与する可能性を指摘している。
まあ、これが妊婦さんのワクチン接種推進に寄与するかどうかはわからんが、とは言え検査した赤ちゃん36人全員が抗体を持っているというのは驚愕だ。
記事では抗体が「移行」とあるが、抗体って母親から子供に移行するものなのか?
ワクチンベビーの特殊能力だとするなら、将来的に・・
「オレ、ワクチンベビーだぜ」
「素敵!抱いて!」
・・的な展開もあり得るんだろうか。
なお、ワクチン接種した母親から産まれた赤ちゃんがコロナ抗体を持っているとする件については、ロシア系メディアのスプートニクも報じている。
ワクチン接種の母親からコロナ抗体持つ新生児https://t.co/3a45bqlUle
科学者らの調査で、ワクチンを接種した母親から誕生した新生児は母体から高いレベルのコロナウイルスへの #抗体 を受け取ることが明らかになった。ブルームバーグが報じた。
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) September 23, 2021
基本はブルームバーグの報道を引っ張ってきているが、スプートニク報道で追加されていたのは以下の部分。
生まれながらにコロナウイルスの抗体を持つ赤ちゃんは、もはや珍しい存在ではない。例えば、2020年3月の時点ですでに中国の科学者らが、妊娠中にコロナウイルスに感染した母親から生まれた赤ちゃんにはコロナウイルスの抗体があることを報告した。シンガポールでは2020年11月、感染した女性から抗体を持つ赤ちゃんが生まれており、翌月12月にも同じく感染した母親から生まれた赤ちゃんに抗体が検出されたことが報告されている。イタリアでも2021年に早くも抗体を持った赤ちゃんが生まれましたが、この時は母親は病気ではなく、妊娠7ヶ月目にワクチンを接種していました。
え・・生まれながらにコロナ抗体をもつ赤ちゃんは珍しくないの!?なにー、なんだってー!!
ワクチン接種した母親からだけでなく、母親が新型コロナに感染した経験を持っていた場合にも、抗体を持った赤ちゃんが産まれていることが確認されているのか・・。
麻疹のような致命的な感染症でもそうだが、罹患(orワクチン接種)しない限り抗体は獲得出来ない。母親から子供に抗体が移行する能力なんて能力を人間が持ち合わせていたとは聞いてないが・・・。
本来移行されるハズのない抗体が移行した理由について、まず思い出されるのが「コロナワクチンはローリスク?ハイリスク?」で紹介した、mRNAワクチンに関するDr.苫米地氏の話だ。YouTubeからは削除されたがニコ動で視聴することが可能だ。
https://sp.nicovideo.jp/watch/sm39179175?cp_in=watch_watchRelatedContents
動画の中では、Dr.苫米地氏がmRNAワクチンが効く仕組みやリスクについて分かりやすく説明している。そして、いくつか説明のあったリスクの中でこんなものがあった。
- mRNAの遺伝情報に基づき細胞内のリボソームで作られるスパイクタンパクは、自己由来であることから免疫寛容され、キラーT細胞などに除去されずに全身に残り続ける可能性がある。
- スパイクタンパクが体内に残ることで細胞レベルで生体が変化し、スパイクタンパク入り細胞を全身に持った新人類となってしまう可能性がある。
Dr.苫米地氏がこの説明をしていた時点では(と言うか公式には今も)、体内で作られたスパイクタンパクは接種部位周辺に留まり、2週間程度で消滅するとされていた(いる)。
だが、「接種を忌避するなと言われてもやっぱりコワいワクチン・・そしてADE(抗体依存性免疫増強)」で紹介した紹介したように、ワクチン接種から5ヶ月ほど経過した人からもスパイクタンパクが確認されており、長期間に渡って体内に残り続けている可能性が指摘されている。
Robert Malone has said you need to measure duration, distribution, and amount for the spike protein. FDA never did this; one of our researchers did. They found spike protein is still circulating 5 months from vaccination in 100% of patients tested (6 people; random pick). pic.twitter.com/RdL75ZqjId
— Vaccine Truth (@VaccineTruth2) July 26, 2021
また、ワクチン接種者とコロナ感染者の血中のスパイクタンパク濃度がほぼ同じとの研究結果も出ており、どうやら、ワクチン由来のスパイクタンパクは血流に乗って全身に拡散されるっぽい。
1/This shows Spike protein and S1 in the plasma of vaccinated people for up to 28 days after injection. Levels peak at ~150 pg/mL, which is in the concentration range of Spike measured in COVID patients. Now, who said Spike remains at the injection site or in the cell membrane? pic.twitter.com/BQ8YSmZaep
— Dr. Doug Corrigan (@ScienceWDrDoug) September 23, 2021
さらに、「ドイツでワクチン接種後の死亡者10名の死因を調べたら7名がワクチン起因の可能性が高いとの結果に」で紹介したように、スパイクタンパクは接種部位周辺に留まるどころか、実は血液脳関門をもすり抜けて、脳血管内に到達することも指摘され始めた(マウス実験レベル)。
5/And we know that S1 protein crosses blood brain barrier via adsorptive mediated transcytosis in mice and is taken up into the parenchymal brain space. https://t.co/Q26CgkGgIN
— Dr. Doug Corrigan (@ScienceWDrDoug) September 23, 2021
こうしたスパイクタンパクの挙動を踏まえると、母体内で胎児にスパイクタンパクが送り込まれて、さらにそれらスパイクタンパクが長期間残っていても何ら不思議ではない。
コロナ感染したりワクチン接種した母親から生まれた赤ちゃんがコロナ抗体を持っていたのは、母体内でスパイクタンパクを取り込んだから・・という可能性は捨てきれない。
そして、ここで思い出したいのが、「ファイザーCEO、ワクチンを打っていなかったことが判明」で紹介した、ソーク研究所が出した「スパイクタンパクが血管障害を引き起こしている」とする研究結果から、スパイクタンパクそのものが血管内の細胞を傷つけるなどの毒性があるということだ。なお、十分な中和抗体がスパイクタンパクの毒性を緩和するとのことだが。
このため、ソーク研究所ではCovid19の本質は呼吸器疾患ではなく血管疾患としているほか、アメリカの研究者がコロナを「呼吸器疾患」ではなく「血管系疾患」に分類すべきと表明しているのは、これまでにも紹介したとおりだ。
米研究者 新型コロナの呼吸器疾患への分類を除外https://t.co/MdhkE1Nh4p
米国の研究者らは、#新型コロナウイルス は血管系疾患であり、呼吸器疾患ではないと表明した。科学誌『Journal Circulation Research』で報告が発表された。
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) September 1, 2021
ワクチン接種により、心筋炎や倦怠感、死亡事例など始め様々な副反応が報告されている。
先日の「ドイツでワクチン接種後の死亡者10名の死因を調べたら7名がワクチン起因の可能性が高いとの結果に」では、ドイツの病理学者さんがワクチン接種後に死亡した人を病理検査したところ、
- リンパ球が異常活性(暴走)して、心筋から腎臓、肝臓、脾臓、子宮等の重要臓器の組織を攻撃
- 血管内壁を形成する内皮細胞の剥離
- 血栓症の原因となる赤血球の塊や異物等を確認
などの異常が確認され、検査した10名中7名の死亡原因がワクチンにあったのではないかとしている。
ワクチンの仕組みとして、mRNAの遺伝情報に基づき体内でスパイクタンパクが作られる。あるスパイクタンパクは細胞から飛び出し、あるものは細胞内に残る。そして、それがヒトの免疫細胞に攻撃されて抗体が作られる。
ヒトの免疫システムは、侵入者と戦い、排除しようとすることで免疫を獲得する。
先のドイツの病理学者さんが指摘する、リンパ球が暴走して重要臓器を攻撃している状況は、スパイクタンパクが全身に拡散・細胞内に入り込み、それを免疫システムが細胞ごとぶっ飛ばしているように見受けられる。
また、血管内壁の細胞乖離や血栓症の原因となる塊が出来ているのは、ソーク研究所が指摘するように全身の血管内に拡散したスパイクタンパクが悪さをしている可能性がありそうだ。
このスパイクタンパクが、腕の筋肉など再生可能な組織にあるだけなら問題はないが、重要臓器や脳など再生困難な組織に到達して免疫細胞に攻撃されたら・・さらには胎児まで到達するとしたらどうだろうか。ブルームバーグが報じるように、ワクチンベビーが持て囃されることは無いだろう。
妊婦や赤ちゃん関連の話となったところで、もう一つ。
アメリカCDCや日本の厚生労働省が「妊婦へのワクチン接種は安全」とする根拠となった研究結果について、調査の杜撰さ(データの不備不足)が指摘されたことから、現状では「妊婦への安全性については不明(安全とも危険とも言えない)」「さらなる追跡調査が必要」との結論となっている。
💉妊婦に打っても安全ですと言う宣伝の時に、必ず引用されていた論文が、データ不備・不足のため、論文を大幅削除(表、結論を削除して2枚のみに)して「結論を出す能力がないと認める」というメッセージに変更された。
実質上の撤回。かねてより言っていた通り https://t.co/IyRKfd6CqN pic.twitter.com/aA2rlAfmzy
— Yurakusai (@yurakusai) September 18, 2021
平たく言うと、「妊婦へのワクチン接種が安全」と主張していた根拠論文が事実上撤回されたような形となっている。
安全とは言い難いスパイクタンパクが、長期に渡り全身に拡散し、胎児にも取り込まれる可能性がある以上、未接種の場合に比べると一定の実害は出るのではないだろうか。
なお、「イスラエルで大規模調査 デルタ株に対して自然感染による免疫はワクチン免疫の13倍強い」で紹介したように、感染によって得られた免疫はワクチン免疫よりも強く、しかも長期に渡り維持されるとのことなので、自然感染した母親とワクチン接種した母親から移行(?)した抗体が同じなのかは調べて欲しいものだ。
抗体の中身が同じかどうか、非常に気になる。
以前にも紹介したが、阪大研究チームによるとウイルス感染やワクチン接種によって、体内ではウイルスを抑える「中和抗体」と、感染を促進する「感染増強抗体」が産生される。
また、これまで感染してなくても「感染増強抗体」を持っている人がおり(重症化しやすい人?)、そうした人はワクチン接種で「感染増強抗体」産生が高まる可能性が指摘されている。
さらに、感染増強抗体の認識部位は現行のワクチン抗原にも含まれているとして、感染増強抗体の産生を誘導しないワクチン抗原を開発することが望ましいと結んでいる。
この研究結果から、ワクチン接種から時間が経って中和抗体が減少すると、体内で「中和抗体<<感染増強抗体」となる可能性があり、その状態でコロナ感染した場合に重症化(ADE)する疑いがあることはこれまでにも紹介したとおりだ。
なお、先日の「大阪大学の研究 後少しウイルスが変異するとADEの危機!?」で紹介したように、ワクチン接種により「RBD中和抗体(スパイクの先っぽに反応)」「NTD中和抗体(スパイクの棒の部分に反応)」の2種類の中和抗体が産生される。
現在主流のデルタ株は、NTD中和抗体をすり抜けるとされ、RBD中和抗体のみが作用しているとか。つまり、RBD中和抗体が充分に存在しない場合、ADEまっしぐら・・ということになりかねない。
なお、阪大の最新の研究では、デルタ株はNTD中和抗体には反応しない(すり抜ける)ものの、NTD感染増強抗体にはビンビン反応するとか。
阪大ADEプレプリント、試験管内とはいえ刺激的https://t.co/KndtXnMlnz
・NTD中和抗体16種類中16がデルタ株に無反応だが、NTD感染増強抗体10種類中8がデルタ株に武漢株同様に反応
・RBD変異想定デルタ4+株、血清31.6倍希釈で15人中14人で感染増強
・31.6~100倍希釈がADEリスク高いゾーン pic.twitter.com/KIJTBDNUtc— J Sato (@j_sato) September 28, 2021
この理屈だと、体内にRBD中和抗体がよほどたくさん無いと、ADEリスクが跳ね上がりそうな感じだが・・。
自然感染による免疫は強いから問題はないが、効果が半年程度のワクチン免疫はかなり危ないことが分かる。
しかも、こんな話まで。
米国エール大学より
mRNAワクチンでは、自然感染と違い抗RBD中和抗体が検出されなかった。他の中和抗体もあるけれども。ADEが起きない前提条件は、抗RBD中和交代が十分量ある。
mRNAワクチンは最初からこの前提条件を達成できていない可能性がある。
何の為に?大丈夫か?https://t.co/emkVmd9MIY— トスターダ MD PhD (@tostadas_Md_PhD) September 26, 2021
ワクチン接種により産生された抗体の中に、そもそもRBD中和抗体が検出されてないとの研究結果が出ているようだ。
ワクチンベビーに移行されたか自ら作り出した抗体に、RBD中和抗体が含まれていないとするなら一大事だ。また、ワクチン接種により産生された抗体は、せいぜい半年程度しか維持されない。
赤ちゃんや子供はACE-2受容体が未発達なのでコロナ感染しにくいとは言われているが、感染増強抗体の存在を踏まえると、万が一コロナ感染してしまった場合に、致死的なダメージを受けてしまう可能性はないだろうか。
この辺りは、「妊婦へのワクチン接種は安全」と言ってた論文著者が、真面目に追跡調査をやって公表してくれるのを待つばかりだ。その際は、母親が自然感染したのかワクチン接種したのかの分類も必要だろう。
最後まで読んでくれてありがとう!