covid19vaccine

ドイツでワクチン接種後の死亡者10名の死因を調べたら7名がワクチン起因の可能性が高いとの結果に

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さて、日本におけるワクチン接種後の死亡者数は1000名を超えている。

この数字は、9月10日の厚生労働省審議会(厚生科学審)の部会資料として公開されているものだ。この大量の会議資料の中の、資料1-3-1と資料1-3-2がファイザー・モデルナ各々のワクチンの死亡事例報告になる。

資料1-3-1(ファイザーワクチン死亡事例)によると、8月22日までに1076件の死亡事例が確認され、うち1069件は情報不足等により評価不能、7件は因果関係ナシとなっている。また、資料1-3-2(モデルナワクチン死亡事例)では、8月22日までに17件の死亡事例が確認され、16件は情報不足等により評価不能、1件は因果関係ナシとなっている。

なお、接種後に死亡した事例の中には多くの自然死が含まれているのは間違いなく、接種後死亡の全事例がワクチンに起因するものではない。コロナ感染症(Covid-19)による死者の死因が実はコロナではない・・というのと同じ理屈だ。(曇りなき眼でコロナを見る コロナ死者の平均年齢=寿命 本当の海外死亡率は低い

ただ、コロナ死の場合はガンなど他に死因があってもPCR陽性ならコロナ死と分類されるのに対して、ワクチン接種後の死亡事例の中で「死亡原因がワクチン」と断定された事例はない(他国で一部例外はあるっぽいが)。

これについては、以前に「リークされたファイザー契約書 ワクチン副反応は10年間は公表されない」で紹介したように、ファイザー社との契約で死亡等の有害事象の公表については極めて高いハードルが設けられていることが大きく、大人の事情で「死亡原因がワクチン」と公には出来ないのだろう。

一方で、厚生労働省の資料内で大半を占める「情報不足等により評価不能」への対応は気になるところだ。

ワクチン接種後に体調を崩して死亡しても、大して死亡原因を調べられることもなく「ワクチン接種とは無関係」とされ、国が用意した4420万円の補償制度の対象とならない。大人の事情で公表できないまでも、補償制度の対象となるように、死因を調べて知見は積み重ねてもらいたい。

また、メディアが報道する副反応は、発熱とか腕が痛いとかばかりで、死亡・重篤事例はほとんど報じられない。若年層のコロナ重症化・死亡事例などレア中のレアケースを大きく取り上げる姿勢とは対称的だ。

これも、全てファイザーに気を使う「大人の事情」が成せるワザなんだろうか。

さて、ワクチン接種後の死亡事例が「評価不能」とされる点に関して、ダイヤモンド・オンラインさんが問題点を指摘している。

この記事によると、ワクチン接種後の死亡事例の大半で「因果関係不明」とされているのは、解剖含めた詳細な調査がなされておらず判断しようがないからだとか。

心筋炎・血栓症など外見だけでは分からない症状を把握するなど「本当の死因」に関する正しい情報を蓄積なくしてワクチンの影響も判断できないが、現状は死因診断からして正確ではなく「因果関係不明」とせざるを得ないとのことだ。

ちゃんとした病理検査をしないから判断できない・・という現状は、「死因はよく分からんけど調べる気はないから、ワクチン死はゼロです」と言っているに等しく、「因果関係不明」という結論だけが先に決まっているのは間違いない。

ワクチン接種と死亡の因果関係を個人で証明することは不可能だし、政府はワクチン接種を推奨するのと同じくらいの積極性で因果関係を究明するのがスジだと思うが・・これでワクチン死ゼロ(=補償もゼロ)とするのは、あまりにもテキトーだ。

政府は、接種後の死亡事例や重篤事例の報告を義務化するとともに、病理検査を徹底して因果関係を調べるなど、確実なデータ収集体制を構築すべきだろう。

なお、アメリカでは、VAERSというシステムで医師から副反応が報告されるほか、個人もV-safeというシステム経由で報告が可能となっている。

ただ、この報告システムは内容が細か過ぎて手間がかかるため、2011年のハーバード大の調査では、VEARSに報告される有害事象は全体の1%以下(重大事例は13%程度)とされている。アメリカでは、ワクチン接種後に15000人が死亡したとされるが・・本当は何人死んでいるのか。

副反応報告がされるか否かは医師によるところが大きく、正確な副反応事例が報告されない状況は、アメリカでも日本でも似たようなものだろう。

さて、このようにワクチン接種後の死亡事例とワクチンの関係は有耶無耶にされているのだが、先日、ドイツの病理学者さんがワクチン接種後に死亡した10名の病理検査結果を公表して話題になっている。

ドイツのロイトリゲン大学病理学研究所のブルクハルト所長らベテラン病理学者さん2名が、ワクチン接種後に死亡した10名(いずれも50歳以上)の組織を調べたところ・・

  • ワクチンにより死亡した可能性が極めて高い 5名
  • おそらくワクチンによって死亡 2名
  • ワクチンと因果関係ナシ 2名
  • よく分からん 1名

とのことだ。

サンプル数10名と少ないものの、7名はワクチンにより死亡した可能性が高い・・との結果を会見した動画は、早々にYouTubeから削除されたとか。

なお、ワクチン死の可能性が高いとされた7名のうち3名は、甲状腺機能低下症、白血球破砕性血管炎(皮膚出血につながる毛細血管の炎症反応)、シェーグレン症候群(唾液腺と涙腺の炎症)と言った、極めて珍しい自己免疫疾患を患っていたとのこと。

また、リンパ球が異常活性し、心筋から腎臓、肝臓、脾臓、子宮等の様々な組織に蓄積されたリンパ球によって各組織が攻撃され、肺組織など本来はあるはずのない場所にリンパ節を発達させていたほか、血管内壁を形成する内皮細胞の剥離、血栓症の原因となる赤血球の塊や異物等も確認されたとか。

極めて珍しい自己免疫疾患が10名中3名と高い確率で見られ、これまで見たことがないレベルでリンパ球が暴走していることから、「原因として怪しいのはワクチン」と結論付けたものだろう。

ただ、サンプル数が少ない。

病理解剖により上記のような症状が確認されても、同様の事例が他にもいくつか無いと、「このサンプルの人だけに見られる特異な症状」とされ、一般的な副反応とは見なされない。

このベテラン病理学者さんが言うように、極めて珍しい自己免疫疾患がワクチン接種後に死亡した3名/10名に確認された・・と言うのは重い事実だが、ワクチン起因の証明とはならず10名中7名がワクチン死とは医学的には断言出来ない。

ベテラン病理学者さんもちゃんと分かっており、このような症状とワクチンとの関連を証明するためにも、もっとちゃと調べなきゃ・・としている。

まあ、何かしらの傾向が見られれば因果関係を疑うのが普通だが・・中日の木下投手の事例をあげるまでもなく、そもそも何かしら疑うことすら政府は否定している。(デルタ株へのワクチン効果は低く集団免疫は獲得出来ない しかし接種強制化は進む

だが、以前に「ファイザーCEO、ワクチンを打っていなかったことが判明」で紹介したが、ソーク研究所からスパイクタンパクが血管障害を引き起こしているとする研究結果が出ており、スパイクタンパクだけでも血管の細胞に充分なダメージを与えることが明らかになっている。

そして、このスパイクタンパクは接種後2週間程度で消えるとされているが、「接種を忌避するなと言われてもやっぱりコワいワクチン・・そしてADE(抗体依存性免疫増強)」で紹介したように、マローン博士によるとワクチン接種から5ヶ月ほど経過した人からも確認されたとのこと。

さらに、このスパイクタンパクは接種部位周辺に留まるとされていたところだが、実は血液脳関門をもすり抜けて、脳血管内に到達することが新たに指摘され始めた。

ワクチン接種により体内で産生されるスパイクタンパクが、脳や心臓、肺と言った細胞再しない超重要臓器にダメージを与えれば、死なないまでも一生回復しないことが懸念される。

厚生労働省の資料では、死因は「心不全・心肺停止」とされているものが散見されるが、それは単に「心臓止まってる」状態であって死因ではない。本当の死因・・例えば、スパイクタンパクにより生成された血栓による心筋梗塞で死亡・・などは、解剖しないと分からない。

発熱や腕の痛み以外の副反応が広く知られれば、感染を抑えられず半年で効果が切れADEリスクが上がるワクチンを接種するメリットは、高齢者や高血圧、糖尿病など血管ボロボロ系の基礎疾患を持つハイリスク層に限定されることが分かるだろう。

ただ、こうしたハイリスク層はワクチンによる悪影響も大きいと思われるので・・何とも微妙だが。

いずれにせよ、ワクチン接種後の副反応事例の研究分析は必要ではあるが、今の政府からは、ワクチンとの因果関係を認めたくないから死因不明とし、死因究明したくないから病理検査しない・・という姿勢が透けて見えるところが問題だ。

ファイザーの凄腕弁護士軍団にやられないためには知見の蓄積が必要だし、そのためにもダイヤモンド・オンラインさんの記事が訴えるように病理検査数を増やしてワクチン接種後死亡の原因究明に当たるとともに、副反応事例を取りこぼさない仕組み作りが必要だ。


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