中国製のコロナワクチンを除き、世に出回っているコロナワクチンの大半は、遺伝子ワクチン(mRNAワクチン、ウイルスベクターワクチン)と呼ばれるものだ。
以前に「コロナ遺伝子ワクチン完成間近!?日本では無料接種できるように」でも紹介したように、遺伝子ワクチンは通常のワクチンと異なり、ウイルスを弱毒化したり不活化する必要がないために大規模な開発設備が不要で、遺伝子操作する設備があれば事足りるので開発期間も短期間で済むという、従来のワクチンとは一線を画す未来テクノロジーだ。
さらに、ワクチンのメリットとしてコロナに感染して獲得した自然抗体は3ヶ月から半年程度しか持続しないが、ワクチンによって獲得した抗体は1年近く持つとか。アメリカでは、以前にコロナ感染した人の再感染事例が増えているらしいが、自然抗体の持続期間が短いことが原因のようだ。
と、遺伝子ワクチンはメリットの大きい夢のワクチンだが、一方でリスクはないのだろうか。
遺伝子ワクチンのうちウイルスベクタータイプは、血栓が出来るという副反応を理由に使用を忌避する流れとなりつつある。
EUは「接種効果>血栓副作用」としているものの、ベクターワクチンを製造するアストラゼネカ社やジョンソン&ジョンソン社とのワクチン供給契約は今年で打ち切るようだ。
EU、アストラゼネカ・J&Jとのワクチン契約更新せず=伊紙 https://t.co/FafCxEIQsM
欧州委は米ファイザーやモデルナなどのメッセンジャーRNA(mRNA)技術を用いたワクチンに注目しているという— peko (@peko409) April 14, 2021
アメリカでも、FDA(米食品医薬品局)とCDC(米疾病対策センター)が、ジョンソン社のワクチンについて国内での接種中断を勧告しており、ベクターワクチンは切り捨てられそうだ。
一方で、アストラゼネカ社と一緒にウイルスベクターワクチンを開発したオックスフォード大学は反論している。
ファイザーとモデルナ、門脈の血栓形成リスクはアストラゼネカの30倍=英研究https://t.co/kaBRfwTj5Y
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) April 17, 2021
オックスフォード大の研究によると、部位によってはファイザーやモデルナのmRNAワクチンの方が、アストラゼネカ社のベクターワクチンより30倍も血栓が出来やすいとか。ただ、いずれのワクチンを接種せずにコロナに感染した場合の方が血栓が出来るリスクは高いとしている。
うーん、ファイザー社やモデルナ社に代表されるmRNAワクチンに需要が集中すると思っていたが、アストラゼネカ社の反撃もあるかも。血栓リスクについては、よく分からないと言ったところか。
ただ、今のところ一強となっているファイザー社のワクチンも、正式な手続きを経て承認されたものではない。コロナという緊急事態を理由に暫定的に承認されたに過ぎず、正式な治験は終わってない。
さて、日本ではワクチン接種により死亡した場合、4420万円が支払われるとのことだ。
【読まれています】ワクチン接種で死亡したら4420万円支払い 厚労相https://t.co/lubp7LK2Bj
ワクチン接種で副反応などで死亡した場合、国の救済制度により一時金4420万円が遺族に支払われると、田村厚生労働相が明らかにしました。
葬祭料として20万9千円も給付されます。 pic.twitter.com/8OKKnk5bTN
— 朝日新聞デジタル (@asahicom) February 19, 2021
この他、重篤な障害が出た場合には年額505万円とか。
うーん、手厚い。
もし、100歳の高齢者がワクチン接種後に死亡した場合でも4420万円支払われるのだろうか・・・。実際には、ワクチンとの因果関係が証明されないとして支払われない可能性は高いと思うけど。
それにしても、接種無料なのに死亡保証は4420万円・・。ワクチンの安全性が喧伝されるにしては、異様な手厚さと言える。
この4420万円の裏にあるものとは一体何か。
気になるワクチンのリスクについて、天才・苫米地英人氏が語っている動画を紹介したい。
先日の「ワクチンはコロナ感染対策の「切り札」にならなくなりそう」でも紹介した動画だ。
この動画の中で、天才・Dr.苫米地はmRNAワクチンについて「出来すぎなくらいよくて来ているが、リスクも懸念される」としている。リスクについては、大体以下のとおり。
- これまでアメリカでmRNAワクチンが認可されてこなかったのは、リスクが懸念されるため。今回は緊急的に認可されたもの。治験は後からという位置付け。
- ADE「抗体依存性免疫増強」が起こるリスクがある。
- mRNAにより自己細胞内で作られたウイルスタンパクは、通常なら免疫に除去されるが、自己由来のものなので除去されない可能性がある。
- この後にコロナ感染した場合、免疫がこの細胞を一斉に攻撃して致死性のダメージとなることも。
- ワクチン接種後から、半年~1年で変異種感染でリスクを負い、一生続くことになる可能性も。
- 大きなリスクを抱えるのか、偉大な技術となるかはまだ分からない。
- mRNAもウイルスベクターも、抗体が出来るまでの仕組みは異なるものの、同様のリスクを負う。
このほか、Dr.苫米地氏は、新型コロナがヒトの「ACEー2受用体」を利用して感染することについて、「新型コロナは武漢ウイルス研究所発祥で、アメリカも関与していたとのレポートが出た」で紹介した、武漢ウイルス研究所で(アメリカのカネで)研究されていたコロナウイルスも、ACEー2受用体を利用するものだったことを強調していた。
やっぱりこのウイルスは人工由来なのか!?
さらに、Dr.苫米地によると、こうしたワクチンの過免疫反応を語ることについて、アメリカのSNSやメディアでは規制されており、こうしたことを話した専門家の先生方は、フェイクニュースを流したとされて所属する委員会などをクビになっているとか。
こうしてクビになった人物の一人が、ファイザー社の副社長サンだ。
ううむ、陰謀論ぽくなってきた。
ファイザーの元副社長サンが、ワクチン接種に警鐘を鳴らしていたとの報道については、以前に「意図的な世界的ワクチン不足の先に起こること」でも紹介したとおりだ。
報道によると、元ファイザーのワクチン研究の責任者2名(元欧州会議保健委員長Dr.ウォーダーグ、ファイザー元副社長兼最高科学責任者Dr.イェードン)が、EU医薬品庁にファイザー社製のワクチンの使用中止を求めていたとしている。
2名の元ファイザーお偉いさんがワクチン使用中止を求めた理由は、
- ワクチン研究用の実験動物(猫やフェレット)が2年以内に全て死亡しており、ワクチンが「抗体依存性感染増強(ADE)」を引き起こす可能性がある。
- mRNAにより体内で作られるスパイクタンパクはヒトの胎盤形成に必要な「シンシチン・ホモログ・タンパク」を含むため、スパイクタンパクへの抗体により不妊症となる可能性がある。
- 7割もの人がアナフィラキシーを起こす可能性がある。
- 研究期間が短すぎて、長期的な副作用の評価が出来ないこと。
の4点だ。
また、ファイザーの社長サンはCNNインタビューに対して、「自分が接種することで、人々は安心するだろう」としつつも「自分より優先されるべき人々に接種の順番を譲る」としており、積極的な接種について明言を避けている。
ただ、世界で見るとアメリカでは既に2億回を超えるワクチンが接種されているものの、ADEについては聞こえてこない。
上で紹介した動画で、Dr.苫米地もADEのリスクは「大変低いハズ」としている。
とは言うことで、今のところ本当に無しなのか、無かったことになっているだけなのか・・。
なお、サノフィ社のデング熱ワクチンでもADEの危険性が指摘されて接種が中断されているし、ファイザー副社長サンが暴露した「ワクチン研究用の動物(猫・フェレット)が、2年ほどで全て死亡」というのもちょっと怖い。
もしかして、数年後に「ただの風邪」でADEが頻発することになるんだろうか。ま、まさか「ビルゲイツが語る 迫りくる次のパンデミックは10倍酷い」とは、コロナワクチンによるADEなのか!?
また、Dr.苫米地が指摘する、SNSやメディアでワクチンの危険性を指摘することが事実上禁じられている件について、日本でも昨年の秋~冬ごろまでは、有名大学の教授がワクチンの危険性を指摘したり、市民の「打ちたくない」との声を紹介するメディア記事が散見されたが・・・最近ではめっきり見なくなった。
Dr.苫米地が指摘するように、日本でも知らず規制されてるのか。
また、ワクチンの効果についても気になる状況となってきている。
先日も、ワクチンが効かない可能性があると言われるブラジルの「P1変異株」を紹介したが、さらにヤバイ変異株が生まれているとか。
新たな「インド型二重変異株」、英国で検出されるhttps://t.co/ZfG4FHsstn
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) April 17, 2021
このインドの変異株は、イギリスだけでなく韓国でも検出されている模様だ。日本に入ってくるのも時間の問題となっている。
このインドの二重変異株は、ブラジル型や南アフリカ型よりも感染力が強く、ワクチンの効果も弱い可能性があるとのこと。
さて、インドの感染状況を見て見ると・・
・・・なんか、3月下旬ごろからビットコイン並みの上昇カーブを描いているが・・これは一体!?しかも、インドでは一年で最も暑い時期に差し掛かっており、冬場のように風邪が蔓延する時期ではない。
さらに、インドのコロナ死者数だが・・
一体何があった、インド!!
ニューデリーなどは事実上の戒厳令状態とか。
このインドの状況が「インド型二重変異株」のせいだとすると、この変異株は本当にヤバそうだ。そして、現在接種を進めているワクチンは効果が薄いとか。
また、先ほどのADEについても気になる。デングワクチンの例を踏まえると、ワクチンとは異なる型のコロナウイルスに感染した場合に深刻なADEが出そうな気もする。
元々、コロナウイルスは変異しやすいとは言われていたが、ワクチン接種による集団免疫ができる前に変異してしまうパターンが永遠に続きそうな感じだな。
それでも、mRNAワクチンの技術なら何とかなりそうだが・・・。
最後まで読んでくれてありがとう!