コロナ破綻

オミクロン株から垣間見える製薬利権

コロナ破綻

話題沸騰中のオミクロン株。ついにアメリカでも感染が確認されたとか。

まあ、いつ見つかってもおかしくはなかった状況だったが、この報道を受けてダダダウは下がりの展開に。以下は直近NYダウの時間足チャート。

20211201NYダウ

12月1日一時は前日比500ドル高という強気相場から終値=最安値461ドル安という、ボラ1000ドル級のジェットコースター展開に。

ここ数日のオミクロン株報道による暴落を受けて、CDCが投資家さんに注意換気しているとか。

手で顔を触んな・・だと!?

となると、暴落した時のリアクションはこれが正しいのか。

アイヤーおじさん

アイヤーおじさん・・パンデミックの未来を先取りしていたのか。

それはともかく、NYダウはオミクロン株とパウエル議長のテーパリング早期化発言により、11月8日につけた高値36565ドルから12月1日の34022ドルまで2500ドル以上も下がる展開となっている。

20211202ダウ日足

オミクロン株報道が出た11月26日以降の日足チャートは、ロウソクが移動平均全てを突き破りパーフェクトオーダー直前となっていることに加え、4日連続でボリバンを下に突き破っているという、近年まれに見る弱さのトレンドとなっている。

とは言え、11月8日の高値更新してから11月26日のオミクロンショック(1発目)までの間もジワジワと下げている。特に18日以降は大きめの調整からベアトレンドへの転換を疑うような展開となっており、オミクロン株のことを事前に知ってたヤツが売り抜けたんじゃないかとの疑惑を持ってしまう。

事前にオミクロン株情報が金融上層部に出回っていたかは不明だが、オミクロン株は南アフリカからWHOに報告されるよりも前に、既にヨーロッパにいたことが確認された。

オランダ保健当局が11月19日と23日に採取した検体からオミクロン株が確認されたとか。

オランダ保健当局は、南アフリカ発祥説を前提に「感染者の南アフリカ渡航歴調査を急ぐ」としているが・・実はオミクロン株は欧州起源で、たまたま南アフリカの研究者が見つけただけという可能性が出てきた。

そもそも、ウイルスは人から人へと感染する機会が多いほど変異しやすくなることから、ここ最近の新規感染者が特に多い欧州で変異する可能性の方が圧倒的に高い。

となると、本来なら「オランダ株」だったかもしれないし、現在のドイツやフランスの感染者急増の原因が実はオミクロン株という可能性も考えられる。

また、世界各地で一斉にオミクロン株が確認されたのは、EU諸国総出でばら撒いたから・・なのかもしれず、南アフリカに対して被害者ぶっていた欧米が実は「加害者」だった可能性も。

まあ、南アフリカへの押し付けが成功した今となっては絶対に言い出さんだろうけど。

しかし、欧州起源だとすると、世界中のアフリカをターゲットにした空港検疫厳戒態勢は、南アフリカ以下のウイルス検出能力しか持たないEU諸国のせいで無意味になってしまうな。

南アフリカが、各国の渡航制限に「差別だ」とブチ切れるのもよく分かる。

しかし・・気になるのは、どうして「南アフリカ起源」とされたのか。

これについては、気になる記事がブルームバーグから出ている。

11月24日付けの記事によると、ワクチン接種率の低い南アフリカでは未使用ワクチンの在庫が積み上がっており、ファイザー社とジョンソン社に「ワクチン送らなくていいっす」と伝えたとか。

そして、この記事が出た直後・・この南アフリカ報告の変異株(B.1.1.529)はWHOにより「オミクロン株」と命名され、その毒性や免疫回避性もよく分からないうちにVOCに指定され、世界各国は南アフリカを対象とした渡航制限をかけることになった。

うーん・・タイミング的には、ワクチンを約束どおり買わなくなった南アフリカに対する製薬会社からの懲罰なんじゃないか・・との疑いは拭えない。

南アフリカを血祭りにあげた製薬各社は、オミクロンを更なるワクチン促進の機会と捉えたようで、ワクチン効果に関する発表が相次いでいる。

まずはモデルナ社。

モデルナ社のステファン・バンセルCEOは、オミクロン株に対するモデルナワクチンの効果が弱くなるとの見解を出した。

オミクロン株は、ワクチンにより作られる抗体がターゲットとする「スパイクタンパク」が32箇所も変異しており、抗体がウイルスを認識しない可能性を念頭に置いたもので、妥当なものだろう。

また、オミクロン株対応ワクチンの大量生産には数ヵ月を要するとしており、この見解が報じられた日の株価は大きく下落した。

確認だが、下落時の正しいショックの受け方はこれだ。

アイヤーおじさん

一方で、モデルナと同じmRNAワクチンを製造するファイザー社(&ビオンテック社)の見解は全く異なり、現行ワクチンは、オミクロン株に対する重症化防止効果があるとのこと。

ファイザーの相方のビオンテック社シャヒンCEOは、「重症化予防効果がある可能性が高い」としている。

モデルナワクチンもファイザーワクチンも、同じmRNAを使って出来る抗体は同じハズなのに、見解が180度異なるのは何故なんだぜ・・。

そして、はしごを外された展開にモデルナ社は焦ったようで、既存ワクチンの用量を倍にしたりオミクロン特化型ブースター開発などの対策を打ち出してきた。

CEOが「ワクチン効かないと思うっす」って言っちゃったから、既存ワクチンをそのまま使えなくなったモデルナ社員も大変そうや。

しかし、出てきた案はまさかの

倍プッシュ

モデルナワクチンは濃いから、子ども(5~11歳)向け接種では分量を減らす・・みたいな話が出たばかりだったが。

まあ、倍と言っても、ブースターは1/2用量としていたのを通常用量に戻すだけみたいだ。

とは言え、mRNAワクチンで作られる抗体がオミクロン株を認識しないなら、倍もクソも無いと思うが・・。

この両社のワクチン効果に対する見解の相違から見えてくるのは、ファイザーのシェアを奪いたいモデルナと、今のワクチンをさらにゴリ押ししたいファイザーの利権争いの構図だろうか。

モデルナ社は南アフリカに食い込んでおらず、新型ワクチンでファイザーのシェアを奪いたかったぽいな。

なお、ファイザー社・モデルナ社以外の関係者もワクチン効果に対する見解を述べており、WHOは既存ワクチンで重症化を防げるだろうとしている。

このほか、原田武夫氏が生物兵器の分野を支配していると言うイギリス(オックスフォード大学)は「ワクチンが効かない証拠はない」としているなど、ファイザー側の意見を肯定派が多数となっている模様だ。

また、オミクロンをきっかけに、世界全体でワクチン接種そのものを盛り上げる動きも活発化している。

イギリスのボリス・ジョンソン首相は、オミクロン株はワクチン接種してても感染するとした上で、3回目ブースター接種を急ぐとか。

ワクチン接種しててもオミクロン株に感染するのに、同じワクチンの3回目接種を急ぐ理由はよく分からんな。

ワクチン接種に理由や理屈など不要で、ワクチン接種しなきゃならんからワクチン接種する的な状態になってそうだ。

そして、日本も3回目接種の加速化を図るとか。

モデルナCEOの見解を踏まえれば、効くかどうか分からないワクチン接種を急ぐよりは、副反応リスクを踏まえて様子見するのが正しいと思うが。

そして、オミクロン株は実は危険という説も広がりつつある。

南アフリカでは入院患者が増加しているとか。

確かに、南アフリカ医師会長さんも「今のところみんな軽いけど、今後は分からん」と含みは持たせていたが・・軽症というのは、医師会長さんが診察した若者のことで、持病持ちの人や高齢者はどうなるか分からんとのことだ。

まあ、ごもっともな話ではある。

だが、ひとまず今のところオミクロン株重症者はいないようで、冷静な報道も出ている。

ブルームバーグの報道によると、EUで確認されたオミクロン感染者は44例全員が無症状or軽症とのこと。

・・・もはや、風邪ですらない。

なお、この記事のタイトルは「【新型コロナ】米が水際対策強化へ、オミクロン株が中南米に飛び火」となっているが、初出時は「【新型コロナ】EUのオミクロン感染、全て無症状または軽症」だった。タイトル変わってしまった。

また、3回接種済みのイスラエルの医師も感染したとか。

うーん、やっぱ今のワクチン効かんしいらんわ・・となり得るか?

こうした「ワクチン効く・効かない」とか「オミクロン軽症・いや危険」とような相反する声に後押しされたのか、岸田政権の強烈な鎖国政策は迷走中だ。

まずはこれ。

11月30日に出された「全世界から新規外国人の入国を原則禁止」については、既にビザを持ってる人や、在外邦人の入国・帰国は対象外であり、意味が無いことは先日のブログで紹介したとおりだ。

だが、今回の報道で明らかになった航空会社に対する新規予約停止要請は、在外邦人の帰国も難しくなる措置であり、鎖国に対する我が国の本気度はかなり高い・・と思ったらやっぱ見直しするようだ。

新規予約の一律停止要請は取りやめとか。

この手の規制に対しては常に及び腰で対応が遅かった日本とはとても思えずエライ危機感を持っているな・・と思ったが、やっぱりいつもの日本政府だった。

しかも、担当部署が独断でやったと責任擦り付け。公明党の国交省大臣さん、どっからか圧力受けた模様だ。

とは言え、あの日本政府にすらこのような対応をとらせるオミクロン株。過剰とも言える対応は日本だけでなく、欧米諸国も同様だ。

やはり、ワクチン接種者の感染事例が多く3回接種者ですら感染するなど、ワクチン免疫回避性が高いところが懸念ポイントだろうか。

なお、この場合の懸念とはもちろんADE(抗体依存性感染増強)だ。中和抗体がオミクロン株を認識しない場合でも、感染増強抗体は認識する可能性が高いと考えられるからな。(大阪大学の研究 後少しウイルスが変異するとADEの危機!?

接種率が低い南アフリカでは、少なくとも未接種・ワクチン接種者とも軽症だったことが分かっているが、みんな若者だったとか。

今後、高齢者層の接種率が特に高い先進諸国でどうなっていくかが、注目すべきポイントだろう。

しかし、今回のオミクロン株については、その性質が分からないうちからVOCに位置付けたり、各国が渡航制限したり、ワクチン3回目接種を強く打ち出すなど異様に展開が早い。

これについては、Dr.苫米地氏が非常に分かりやすいツイートをしているので紹介したい。

既に世界は超国家が動かしている・・としたうえで、

とか

のツイート。

超国家と言えば、一国の政府(政体勢力)すら軽々と動かす、巨大な多国籍・国際金融資本企業群であったり、支配者層たる王侯貴族層が思い浮かぶ。

ワクチンの有害性に関する言論封鎖や有害事象がことさら無視されて接種が継続されているのは、そのような「超国家」勢力の後押しがあるからなのだろう。

民主主義とは名ばかりで、民意など必要とされず自由・平等は支配者層が許す限りにおいてしか認められない・・そんな世界となりつつある。

そんな世界の一端が見える事態が、オーストラリアのビクトリア州で可決された「パンデミック法案」だ。

何でも、マスクを着用しなかったり抗議デモに参加すると21909豪ドルの罰金が課されるとか。

さらに、客などに接種証明を確認しないと100000豪ドル、ロックダウンを無視して営業したら罰金454350豪ドルの罰金が課されるとか。

なお、1AUD=80円だ。デモに参加すると・・・え、175万円?

中国もびっくりのディストピアだ・・。


最後まで読んでくれてありがとう!