combined disasters(複合災害)

今日は防災の日 関東大震災と現在の奇妙な一致

combined disasters(複合災害)

今日は防災の日だ。

1932年(大正12年)9月1日の11時58分ごろに、大地震が発生。東京や横浜を中心に10万人以上の犠牲者を出した。いわゆる関東大震災だ。

この震災の教訓を忘れないように、地震発生日と同じ9月1日が「防災の日」として制定された。

この日に合わせて防災訓練や避難訓練をする自治体や学校は多い。

ところで、この関東大震災との現在の状況が奇妙に一致していることはご存じだろうか。

一致しているポイント① 首相不在

先週の金曜日、安倍首相が辞任する意向を示したことは記憶に新しいが、実は関東大震災発災時も首相が不在だった。

以下は、Wikipedia 関東大震災の項目からの抜粋だ。

この災害は、2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災以前の日本においては、史上最大規模の被害をもたらした。府県をまたいだ広範囲にわたる災害で未曽有の犠牲者・被災者が発生し、政府機関が集中する東京を直撃して国家機能が麻痺したことから、政府も大規模な対応に追われた。しかし、内閣総理大臣の加藤友三郎が震災発生8日前の8月24日に急死していたため、外務大臣の内田康哉が内閣総理大臣を臨時兼任して職務執行内閣を続け、発災翌日の9月2日に山本権兵衛が新総理に就任(大命降下は8月28日)、9月27日に帝都復興院(総裁:内務大臣の後藤新平が兼務)を設置し復興事業に取り組んだ

少し補足すると、加藤総理の急逝後、山本権兵衛に組閣が命じられた。しかしながら、当時の2大政党の間で折り合いがつかなくて、総理大臣ポストが空席となっていた。

この状況で関東大震災が発生。

発災翌日の夕方に山本権兵衛が総理に就任し対応に当たったものの、初動の遅れはいかんともしがたかった。また、この初動の遅れが被害の拡大を招いたとも言われている。

なお、関東大震災後には日本国内でテロが頻発していたが、そのうちの一つに、皇太子(後の昭和天皇)を狙った暗殺未遂事件(虎ノ門事件、同年12月発生)があった。

この事件の責任を取る形で、わずか3ヶ月で山本内閣は総辞職した。

安倍首相の後継者を決める自民党総裁選は、9月14日に行われるようだが・・、短命な震災対応内閣にならないことを祈るばかりだ。

謎のツイッターアカウントのれうういさんは、先日こんなツイートをしていた。

安倍首相辞任後の地震

安倍首相辞任の5日前に、辞任を仄めかすツイートだ。まあ、慶応病院の話が出ていたから辞任の可能性はあるにはあったが。

さらに、こんなツイートも。

次の総理は地震対応

関東大震災の山本権兵衛首相みたいな!?

一致しているポイント② 経済不況

関東大震災が発生した1923年は、第一次大戦による好景気の反動で大不況に陥っていた。

以下は、またもWikipedia 関東大震災の項目からの抜粋だ。

その一方で、第一次世界大戦終結後の不況下にあった日本経済にとっては、震災手形問題や復興資材の輸入超過問題などが生じた結果、経済の閉塞感がいっそう深刻化し、のちの昭和恐慌に至る長い景気低迷期に入った。震災直後の7日には緊急勅令によるモラトリアムが出され、29日に至って震災手形割引損失補償令が出されて震災手形による損失を政府が補償する体制がとられたが、その過程で戦後恐慌に伴う不良債権までもが同様に補償され、これらの処理がこじれ、1927年には昭和金融恐慌を起こすことになる。

震災による損失について、政府が一定の補償をする仕組みを整えたが、そこに震災に起因しない不良債権も紛れ込むモラルハザードが発生し、昭和金融恐慌に繋がった。

現在は、コロナ自粛により、実体経済に強烈なブレーキがかかっている状況だ。

このため、コロナ解雇が5万人を超えたとか。

解雇者の実数はもっと多いだろうし、今後のコロナ演出によってはさらに増える。

現実問題として、急に経済が復活するハズもない。今後、これまで耐えてきた企業の連鎖倒産が始まる。真のコロナ不況はこれからだ。

こんな状況で関東大地震が発生すれば、地震による損失もコロナによる損失も、国は一緒くたに保障せざるを得なくなる。

日本政府は未曾有の財政出動を強いられるし、震災&コロナ不況で日本国債の信頼度に疑問符が付けば、金利急騰によるデフォルトという事態にもなりかねない。

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一致しているポイント③ 台風による強風

1923年に発生した関東大震災では、火災による死者が多かったことは有名な話だ。

発災時刻の11時58分に、お昼ご飯の準備をしていた家庭が多かったこともあるが、強風が火災延焼を引き起こして被害を大きくしたことが分かっている。

関東大震災が発生した9月1日は台風が日本海沿岸を進んでいた。 台風の中心気圧は997hPaだったので、倒した強さではなかったが、関東地方では強い風が吹いていたのだ。

さて、実は台風10号(になる予定の熱帯低気圧)が話題になっている。

様々な予測が出てきているが、最悪の予想では中心気圧920hPaでの上陸が想定されている。過去に大きな被害を出した、伊勢湾台風や室戸台風並みの勢力だ。

東京から遠く離れたところに上陸しても、関東地方で強い風が吹き荒れること間違いなしだ。

というか、この台風自体に備えないとヤバいレベルだ。

昨年の長野や、今年も九州で水害が発生しているからな。

実際に地震が起こりそうな雰囲気

地震発生前には、様々な前兆が取らえられている。

先日紹介した、神奈川の三浦半島における6月、7月、8月に発生した異臭騒動などがあげられる。

それ以外にも、地震の前兆をとらえていると言われる様々なデータがある。

以前にも地震を誘発する電磁波を発すると言われるHAARPを紹介した。

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首都直下地震

このHAARPの状況を確認できるサイトが以下のサイトだ。

http://www2.irf.se/Observatory/?link[Magnetometers]=Data/mag.html

このサイトに出てくるグラフの波形が乱れると、地震発生が近いと言われている。さっき見たら結構乱れていたので、ちょっと心配だ。

次は、有名な強震モニタだ。

このサイトでは色々なデータが見られるが、中でも「最大変異」を見てみよう。

緑が集中していたり、黄色の点が出ている地域が危険とのことだ。さっき見たら、関東地方(東京・神奈川の辺り)に緑~黄色の点がちょろちょろ・・・危険なヨカン。

そして、京大の地磁気グラフだ。

赤いグラフがぐちゃっとなっていると、地震が起こりやすいと言われている。さっき見たら、やっぱり乱れている。

なんか、軒並み地震アラートを出している感じだ。

とは言え、いつ発災するかは不明だ。

れうういさんも、こんなことを言っている。

関東大地震の発生

今までは、11日とか46分など一定の日付で警告していたのだが、関東の地震は本番ではないから使わないかもしれないとのこと。

まあ、そりゃ本番は南海トラフなんだろうけど・・・。

防災対策を!

テレビのニュースでも、防災対策の豆知識やってたが、なかなか良かったので紹介したい。

皿の間にキッチンペーパーを挟むと、揺れてもずれにくいとのことだ。日ごろ使わないお皿だけでも、キッチンペーパー挟んでおきたい。

また、キャスター付きの家具は、地震の揺れで動いて大ケガするかもしれない。対角線状の車輪に車止めを入れるだけで安定するとのことだ。

この他、ガラス扉などは割れないようにフィルムを貼るなど、日ごろから出来ることはやっておきたい。

また、食料や水は最低1週間分は備えて欲しいぞ。

また、備蓄食料は炭水化物に偏ってしまうので、たんぱく質補給のためにプロテインを用意するといい。特に、ビーレジェンドのプロテインはビタミンCが添加されているので栄養バランスにも優れるし、美味しい。

このほか、マルチビタミン系のサプリメントも用意しておいた方がいい。

また、サランラップも意外と使える。

水や食料以外にも、必要なものは多い。

特に、スマホの充電ツールは重要だ。オススメは、信頼と実績のアンカー製モバイルバッテリーだ。

Anker PowerCore 10000

カバンに入れておけばは邪魔にならないサイズだし、10000mahの容量はスマホ1.5回分位の充電は出来そうだ。

また、ラジオは携帯の電波が途絶えた際にも情報を収集できる。

ライターサイズラジオ

ライターサイズのラジオなら常に持ち歩いても全く邪魔にならない。ただし、イヤホンは必要だ。

さらに、必要なのでフラッシュライトだ。

フラッシュライト

夜間の停電時にガレキが散乱する夜道を歩いて帰宅することもあり得る。小型で明るいライトを常時持ち歩いていると安心だ。

そして、自宅用にはLEDランタンだ。

さらに、このLEDランタンは、中堅クラスのモバイルバッテリーにもなる。

また、家庭用の電源の代わりにもなる「ポータブル電源(ポタ電)」があると心強い。ポタ電はコンセント穴を備えているので、扇風機とか電子レンジが使える。

ポタ電は種類・価格ともマチマチだが、結構高い。余裕があれば備えておこう。ちなみに、この機種は同クラスで最もコスパに優れる。

ポータブル電源

さらに余裕があれば、ポタ電充電用のソーラーパネルも。充電スピードの観点から80W~100Wクラスのパネルが必要だ。

ソーラーパネル

ポタ電とソーラーパネルはそこそこのお値段するので、余裕があれば備えよう。

また、ポタ電は高すぎるがソーラーパネル付きのモバイルバッテリーはあった方がいい。持ち歩くにはデカイが、家に置いておく分には心強い。

ソーラーパネルが大きいので、夏なら何とか使い物になる。

また、真夏の暑さで死にそうになっていると思うので涼感グッズも必要だぞ。特に都会のコンクリートジャングルで真夏にエアコンが使えなくなったら、熱中症で死ぬからな。

最低限、USBで動く充電式のミニ扇風機が必要だ。

このKEYNICEという中華メーカーのミニ扇風機は、おじさんも去年からヘビーユースしているが、壊れる気配が全然ない。風力も結構あるし、オススメだ。

ミニ扇風機は、昨年あたりから一気に種類が増えた。よさ気なのを探してくれ。

そして、今年から見かけるようになったネッククーラーもいいぞ。首の後ろについているパネルを急冷してヒンヤリ冷やす機能に加えて、首元を前から冷やす小型扇風機機能付きだ。

これだけあればまあいいかな。


最後まで読んでくれてありがとう!