新型コロナウイルスについて、昨日のブログでエアロゾル感染の疑いがあり、従来考えられていたよりもかなり強い感染力を持っている恐れがあることを紹介した。
ちなみに、飛沫感染とはくしゃみ等のきちゃな~い飛沫を吸い込むことで感染することをいう。
ただ、くしゃみ等の飛沫はすぐに床に落ちるため、その射程距離は比較的短い。
一方のエアロゾル感染だが、くしゃみ等の飛沫は床に落ちるまでに蒸発して水蒸気になるなど、めちゃくちゃ微細になる。
めちゃくちゃ微細なので、なかなか床に落ちず空気中を漂い、同じように漂うチリやホコリにくっついたりもする。
かなりの時間漂い、その間に気流に乗って移動することもあって射程距離はかなり長い。
そんな中で、短距離の飛沫感染力も実はかなり高いと思わせるニュースが出た。レコードチャイナ日本語版からだ。
2020年2月6日、中国メディアの環球網は、中国浙江省寧波市江北区で4日に新型コロナウイルスに感染していることが確認された男性患者(56)について伝えた。
環球網によると、この患者(区内5例目)は発症前の14日間、「非疫区」に居住し、旅行歴も野生動物との接触歴もなく、区内の確定患者と面識もなかった。
江北区の公安当局が5日、防犯カメラの映像と照合した結果、患者は1月23日午前7時47分、市場で買い物をしていた際、確定患者(区内2例目)の女性(61)と近距離で約15秒間、同じ屋台にいたことが分かった。2人ともマスクを着用していなかったという。
このニュースが事実とすれば、エアロゾル感染が無かったとしても、新型コロナウィルスの濃厚接触基準は「会って15秒」と言う、ぶっ飛んだ感染力を持っていることになる。
パーフルヘイズもびっくりの感染力だ。やはりバイオ兵器という噂は本当だったのか…。
まあ、常識で考えれば購入したものにウイルスが付着していて、そこから感染したと疑われるが・・。
しかし、昨年末に発生してからわずか1ヶ月。事実上の戒厳令を敷いたにも関わらず大惨事の武漢市を見ると、新型コロナウイルスの感染力は、パワーA・射程距離A・精密動作性Aの最強クラスと言わざるを得ない。
ウィルスの感染力について、もう一つ。以下はNHKから。
新型ウイルス 潜伏期間は最長で24日 中国の研究者ら論文発表
感染が広がっている新型コロナウイルスについて、中国の保健当局の専門家チームのトップも務める鍾南山氏など中国の研究者たちが連名で新たに論文を発表し、ウイルスの潜伏期間が最長で24日に及んだことなどを明らかにしました。
この論文は9日、インターネット上で発表されたもので、先月29日までに新型コロナウイルスに感染した中国の患者1099人の臨床データを分析したとしています。
以下略
潜伏期間が最長24日か・・・。中国も、今月いっぱいくらいは休みにしないとヤバそうだ。日本でも、まだまだ安心できそうにない。
出会って15秒の感染力に加えて、感染後最長24日の潜伏期間中でも感染する、症状も出ずに感染するなどのステルス性まで有しており、もはや感染拡大を止めるすべはない。
あの中国が、大都市を封鎖し企業活動を止めさせ住民を家から出さないなど、なりふり構わない対応をしている。
これまで、ウイルス封じ込めの努力のアピールか隠蔽が目的かと思っていたが、この感染力を知った今は、中国は本当に慌てふためいていると思える。
感染初期に対応していた医師8人が、新型コロナウイルスの脅威を訴えて当局に処罰されたが、当局も感染の速さを目の当たりにしていたのではないだろうか。
先日亡くなった医師は「中国はウイルスで消滅する」との言葉を残した。
武漢のウイルス研究施設から漏れたものだと思われるが、中国の危機的状況から、おそらく意図的に仕掛けられたものではなかろうか。
中国では武漢市や上海、北京等の大都市なら村落レベルに至るまで何らかの形で封鎖・隔離されているほか、住民は外出を禁じられ、買物は2日に一度、一家の代表者1名のみという徹底ぶりだ。
にも関わらず感染者・死亡者数は増え続けているのは疑いようもない事実だ。当局発表は過小申告と思われるので、中国の実態はもっと凄まじい事になってるだろう。
だが、恐ろしいのはこれからだ。
武漢市は東京並みの大都市で交通や経済の要衝だし、三国志の赤壁古戦場の近くだ。春節に限らず旅行者は多いし、ビジネスマンも相当往来している。
感染拡大の公表まで1ヶ月ほどのタイムラグがあったが、その間に世界中に広がっているハズだ。特に距離の近い日韓は危ないな。
風邪だと思ってる日本人や韓国人の感染者はかなり居るんじゃないか。湖北省以外では致死率も低いので、風邪ひいたくらいにしか思ってない人も多いんだろう。
クルーズ船のダイヤモンド・プリンセス号も乗客の感染者がどんどん増えているが、こちらは少しでも体調が悪くなるとすぐに検査するから、感染者が増えて当然と言える。だが、問題ない。感染者が何人出てもクルーズ船の乗客は完全に管理されているから拡大しない。
さて、これまでにブログで紹介したウイルスのヤバさを改めて見ていこう。
- 抗体ができない=何度でも感染する
- ワクチンはまだ無い(開発中)が抗HIVウィルス薬が効くらしい
- ただし変異により薬剤耐性を獲得した疑いあり
- さらに若年層でも死亡するなど強毒化の疑いあり
- 不顕性(無症状)感染や潜伏期間中でも感染するステルス性
- エアロゾル感染もするなど、インフルエンザを優に超える感染力
- マスク無しだと15秒で感染 ←new!
- 潜伏期間は最長24日 ←new!
改めて見ると…どんだけ厄介なんだ、このウィルスは。
そして、ウィルス戦最前線の武漢市では、医者・看護師の2~3割が感染し人手不足になっていることに加えて、患者が多すぎて病院がパンク状態だ。
突貫工事で病室は新たに作られたが、患者は相部屋で環境は劣悪だ。武漢からチャーター便で帰ってきたやつがホテル相部屋で文句言っていたようだが、武漢に残っていればよかったのに。
さらに、このウイルスは抗体が作られないので、相部屋だと治ってもまた感染するはずだ。そんなこと繰り返していたらウィルス変異を招くだろうし、そもそも退院出来ない。
武漢市の死者数が多いのは、病院で何度も感染し死ぬまで退院できないからなんじゃないかと思えてきた。それでも過少申告だろうしな。
さらに、正確な情報を流そうとしてスマホ片手に取材していたジャーナリストは行方不明となった。当局に拘束されたか、本当に感染したか。
とにかく、武漢の状況は相当なカオスだ。
抗ウィルス剤は無く医療関係者も感染し、住民は家から出れず、感染すれば死ぬまで退院できず、でも感染拡大し続けるという訳わからん状態だ。
中国では、中国では感染防止のために延長した春節の連休が終わり、今日から社会が動き出した。だが、まだまだ自宅から出られない人も多く、完全稼働とは行かないようだ。東京新聞からだ。
中国、経済活動再開も正常化遠く 日本企業、多くが工場操業できず
中国では10日、新型コロナウイルスの感染が集中する湖北省を除いて経済活動が再開した。ただ予定通りに工場の操業を再開できなかった日本企業も多く、正常化には程遠い状況だ。
トヨタ自動車系の部品メーカー、愛知製鋼は10日朝、同日から見込んでいた上海の子会社工場の操業を取りやめた。上海では移動制限が続いており、従業員が出勤できなかったためだ。
東レも中国内の36拠点のうち、稼働再開を確認できたのは10拠点超にとどまるとしている。
さらに、エアロゾル感染を警戒し、多くの企業でエアコンが停止しており職場環境はかなり厳しいようだ。
とは言え、本日でおよそ2週間も都市を封鎖したのでもう大丈夫だろう、武漢市以外の感染はピークアウトしたと当局は判断した。正確な状況は分からないが、中国では経済面での失策は失脚に直結する。習近平が焦りから判断を誤っていなければいいのだが。
今の日本が年末頃の武漢市と同じ状況じゃないことを祈るばかりだ。
原田武夫氏の予測分析では、日本でのパンデミックやウィルスの変異による強毒化を警告している。その時は刻一刻と近づいているような気がしてならない。まずは、免疫力を高めるなど準備を怠らないようにしたい。
※新型コロナウィルス肺炎関係の過去記事は以下のとおりだ。
【エアロゾル感染】新型コロナウィルスの感染力は極めて高い!?原田武夫氏の警告が現実に迫る!
新型コロナウィルスによる中国発の経済危機!そして起こるウィルス変異
【原田武夫】新型コロナウイルス 日本でのパンデミック待ったなし!?
【原田武夫】新型肺炎パンデミックで東京五輪中止に!その後ウィルスは強毒化!?
新型肺炎パンデミック第一段は2月初頭からか!?それまでに免疫力を上げろ!
新型コロナウイルスは生物兵器!?ウイルス漏洩の目的は習近平のクビか!?
最後まで読んでくれてありがとう!