重症化

「緊急事態宣言」でロックダウン?何が起こるのか 

重症化

本日、いよいよ緊急事態宣言が出されることが決まった。

昨日までは「ぎりぎり持ちこたえている状況にあり、少しでも気を緩めれば、いつ(感染が)急拡大してもおかしくない。まさに瀬戸際が継続している」など、まだ緊急事態宣言を出す状況にはないと言っていたが、本日になって突然の表明という印象だ。

背景には東京での感染者数が急増していることがあると思うが、実はPCR検査の実施件数がここ最近、大幅に増えているのだ。

厚生労働省のサイトで公表しているPCR実施件数を見て欲しい。3月28日あたりから検査件数が増え始め、最近では倍増している。

なんか、緊急事態宣言を出してロックダウンをやりたい人が厚生労働省を動かしているようにも見える。

一方の安倍首相はやりたくなさそうだ。

とりあえず、緊急事態宣言の概要は、以下の時事通信の記事が詳しい。

緊急事態宣言、7日発令 1カ月程度、7都府県が対象 私権制限可能に・新型コロナ

東京都内などでの新型コロナウイルスの感染者急増を受け安倍晋三首相は6日、改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく緊急事態宣言を7日に発令する方針を表明した。実施期間は1カ月程度。東京など状況が深刻な7都府県が対象となり、一定の私権制限が可能となる。感染症専門家や弁護士でつくる「基本的対処方針等諮問委員会」の議論などを経て、正式に発令する。

同法に基づく緊急事態宣言は初めて。首相は当初、経済的な打撃への懸念から宣言に慎重だったが、東京都などの医療体制が逼迫(ひっぱく)してきたことから、発令は不可避と判断した。東京のほか、埼玉、千葉、神奈川、大阪、兵庫、福岡の6府県が対象となる。
首相は6日午後、諮問委の尾身茂会長、西村康稔経済再生担当相と首相官邸で会談し、最新の感染状況を聴取。この後、首相官邸で記者団に「7日にも緊急事態宣言を発出したい」と明言した。
首相は宣言の理由について「人と人との接触を極力減らし、医療提供体制をしっかり整えていくため」と説明。可能な限りの外出自粛を要請する一方、「宣言を出しても海外のような都市封鎖(ロックダウン)は行わない」と述べ、国民に冷静な対応を呼び掛けた。首相は7日夜に記者会見を開き、国民に理解と協力を求める。
宣言の実施期間を1カ月程度としたのは、感染抑制効果を見極めるため。政府は先に策定した基本的対処方針の改正作業にも着手。外出自粛期間中も「健康維持のための散歩と運動は認める」などと記す方向で調整している。
宣言は「全国的かつ急速なまん延により国民生活、国民経済に甚大な影響を及ぼす恐れがある」などの二つが要件。発令後、7都府県の知事は外出自粛の要請や施設使用、イベントの中止の要請・指示が出せる
外出自粛要請に従わない住民への罰則はなく、都市封鎖のような措置はできない。それでも、知事が必要と判断すれば(1)医療施設開設のための土地・家屋の強制使用(2)医薬品など特定物資の収用―などの権限行使が可能となる。
東京都で5日に140人以上の感染者が新たに確認されるなど、大都市部での感染者が急増。小池百合子都知事は「国家としての決断が求められる」と首相に宣言発令を迫っていた。首相は7日に衆参両院の議院運営委員会に出席し、発令について国会に事前報告する。

緊急事態宣言が出たとしても、海外のように個人・事業者の活動を規制する強烈なロックダウンは出来ず、自粛要請の延長に過ぎないということは、言われてきたとおりだ。

日本では、かつて行政の暴走により太平洋戦争まで突っ走ってしまったという反省に加えて、欧米と比べて違う方向性で尊重(?)される「人権」のため、行政権力には多くの制限が課せられている。

とは言え、国からの正式な緊急事態宣言が出れば、鉄道はじめ多くの事業者が「忖度」により停止する可能性があることは、以前に紹介した本田健氏も指摘している。

【新型コロナ】いよいよ来るか緊急事態宣言 そして東京はロックダウンへ

実は昨日の原田武夫氏のブログで、情報提供者から聞いた話として、安部首相が緊急事態宣言を出すことを決意したという記事が出ていた。

一先ず、日本の新型コロナ対策のレベルは一段上がることとなる。

で、ロックダウンで我々の生活がどうなるかについては、本田健氏が海外の状況を参考に予測している。

また、本田健氏は、財界関係者ともつながりがあるようで、原田武夫氏と同じくハイレベルから得た情報と思われる。

鉄道など忖度停止の可能性のほかにもは、スーパーの買い物では、ネットで来店予約が必要になったり、来店時には2メートル(ソーシャルディスタンス)おきに並ぶなどの状況になることを予測している。

さて、世界では、本田健さんが以前に予測したとおり、欧米では日本からの入国制限やロックダウンが実施されている。

世界各地のロックダウンのおかげで、おじさんがたまに利用する中部国際空港(セントレア)は、国際便が1便も飛んでいないという前代未聞の状況だ。国際空港やぞって言いたいところだ。

さて、このようなロックダウンについて、原田武夫氏は中世ヨーロッパで流行したペストから生き延びて、大躍進したメディチ家を引き合いに、「逃げて生き延びる」ことの重要性を指摘している。以下の英文ブログを参考に見て欲しい。

We Need Freedom of Movement (URGENTLY).

このブログエントリーでは、感染リスクを最小化するのに必要なは、ロックダウンで家に籠ることではなく、感染のない遠方へ逃げることとしている。

また、世界で必要とされる対策としては、ロックダウンのような物理的隔離政策ではなく、ゲノム解析による免疫系の性質解明が必要としている。

それにはスーパーコンピュータが必要だが、スーパーコンピュータについては以前のブログで記事にしていた。伏線回収か!?

まあ、現実的に、人里離れた遠方へ行ける人はほとんどいないだろうから、基本的には免疫向上を図っていくしかない。

免疫の潜在能力を引き出すのにストレスは大敵なので、サプリなどを活用してストレスフリーな社会生活を送る必要がある。

とりあえず、睡眠の質を向上させるサプリメントを紹介しておく。

睡眠・覚醒をつかさどるメラトニンの原料となるトリプトファンや、ストレス減少効果が見込まれるGABAがおすすめだ。トリプトファンはタブレットを舌の下に入れて溶かして吸収すると良い。一粒の半分の量で済むぞ。

ちなみに、原田武夫氏は ブログ(We Need Freedom of Movement (URGENTLY).)の中で、「逃げて生き延びる」ことが大切な理由として、北朝鮮の白頭山が噴火することを仄めかしているぞ。

ちなみに、白頭山の噴火パワーについては、以下の有名なコピペを参考にしてくれ。

富士山のフルパワー(過去の最大規模噴火)を1とした場合の、各火山のフルパワー比較

富士山                  1 西暦864年
桜島               2 西暦1914年
北海道駒ヶ岳            3 西暦1640年
有珠山             3 西暦1663年
浅間山                  4 2万年前
九重山                  5 8万年前
燧ヶ岳                  7 35万年前
ピナツボ                11 西暦1991年
箱根山                 14 5万2000年前 ※横浜まで火砕流に飲み込まれた
大雪山                 20 3万年前
御嶽山                 29 9万年前  ※土石流が愛知にまで到達。東京に30cmの軽石層
摩周湖                 36 7000年前
十和田湖               56 1万3000年前 ※青森県の大半を火砕流が焼き尽くす
霧島山(加久藤カルデラ)  100 30万年前
サントリーニ            100 紀元前1628年
屈斜路湖              150 12万年前
クレーターレイク        150 7600年前
有珠山(洞爺湖:有珠山の本体)170 10万年前
クリル湖               180 8400年前
白頭山                200 西暦936~947年頃 ※朝鮮半島から日本海を超えて青森に降灰5cm
タンボラ                210 西暦1815年 ※有史以来最大の噴火でヨーロッパに夏の無い年
薩摩硫黄島(鬼界カルデラ) 220 7300年前 ※海底噴火にも関わらず九州の縄文文化が滅亡
樽前山(支笏湖:樽前山の本体) 225 4万年前 ※火砕流が札幌を飲み込んで日本海に到達
阿多              320 10万年前
桜島(姶良カルデラ:桜島の本体) 450 2万2000年前
阿蘇山                600 8万7000年前 ※火砕流が九州の4分の3と山口県を焼き尽くす
タウポ湖              2300 2万4500年前
ラガリータカルデラ      2400 3000万年前
イエローストーン       2500 64万年前
イエローストーン     180000 1700万年前
トバ              2800 7万3000年前 ※当時の人類が1万人程度まで減少(トバ・カタストロフ理論)
スーパープルーム(シベリアトラップ)1000000以上 2億5000万年前 ※地球史上最大といわれる噴火 当時の生物の約95%が絶滅

富士山のパワー1に対して、白頭山は200か…。ちなみに、同ブログ中に出てくる2010年に噴火したアイスランドのエイヤフィラトラヨークトル山は0.25らしいぞ。

原田武夫氏は、新型コロナや火山噴火と言った状況の中、考え方を転換する時がきたことを語っている。

今後、金融崩壊などを経て、おカネのあり方も大きく変わることが予想される。

これまで築いてきた価値観が大きく転換する時が迫っている。

だが、まずは逃げて生き延びよう!


最後まで読んでくれてありがとう!