ワクチン

日本でも3回目接種 東京理科大学の村上名誉教授の警告動画

ワクチン

いよいよ日本でも3回目接種の話が出てきた。2回目接種から原則8ヶ月経過した人が対象とのこと。

8ヶ月の根拠については、240日程度でワクチン効果が無くなるとの研究結果が出ているところに求められる(本当は作業上の都合だろうが)。

240日(約8ヶ月)でワクチン効果がほぼ無くなるとか。

ただ、この研究結果のPDFを見ると、240日前後で効果がマイナスに転じている(=接種者の方が症候性感染する)ようにも見えるのは気になるところ。

ワクチン効果

こうした状況に対して、以前に紹介した東京理科大学名誉教授の村上康文名誉教授が警告を発している。

同一抗原ワクチンを繰り返し接種した場合、5回目から死亡する例が激増し、7~8回繰り返すと半分近くが死亡するという動物での研究結果もある・・との話がForbes JAPANに掲載されて話題になったのは記憶に新しい。

この村上名誉教授が、ワクチンの追加接種等について、改めて警鐘を鳴らす動画がこれ。

https://www.nicovideo.jp/watch/so39487826

長い動画だが、その概要はこんな感じ。

  • 接種者でも非接種者でも同じように感染拡大するため、CDCもワクチンでの集団免疫形成が不可能なことは認めている。
  • ワクチンが効かないのは、変異株と時間経過で抗体が減少するから。
  • 自分は、世界一多くの抗体を作っており、どうなるかよく知っている。ブースター接種については、実験データも公表されておらず進め方が乱暴だ。
  • mRNA・ベクターワクチンは、これまで遺伝病の治療には使われたが、普通の人に使うのは初めてであり、さらに今のワクチンは副反応が多いため、もっと安全なワクチンが必要だ。
  • ソーク研究所から、スパイクタンパクを投与されたハムスターは血管にダメージを受けており、スパイクタンパクそのものが毒性を持っているとの研究結果が出ている。
  • 製薬企業の動物実験はスパイクタンパクが有害でない前提であり、この論文が発表された時点で接種をやめるべき。
  • 人では問題はないと反論されるが、薬学の観点からは非常識であり、ソーク研究所の研究結果を受けて中止すべき。
  • 査読済み論文でも、マウスにおいて心筋細胞が破壊され急性心筋炎となることが分かっている。
  • さらに、ワクチンの抗体レベルは早くに落ち、接種後の感染者数も死亡者数も増えているが、普通のワクチンなら抗体がここまで落ちない。
  • ファイザーが途中まで開発していた、スパイクの一部(RBD)のみを抗原とするものは安全性も高く、持続性も見込まれる。
  • これまでの自身の実験から、抗体価が上昇している間はワクチンを何度打っても大丈夫だが、上がり切ってからの複数回接種は相当なダメージとなることが分かっている。
  • 学生に何も言わずに実験させると、6回目ぐらいに「先生、全部死んでしまいました」と相談に来る。これは免疫実験の失敗なので論文にはならず、現場でないとわからないこと。複数回の接種は十分な実証が必要。
  • ブースター接種については、実験などされておらず慎重にやって欲しい。
  • スパイクタンパク全体を使うワクチンはダメで、出来れば遺伝子ワクチンではなく、従来型の組み換えタンパクワクチンが良い。それも抗原としてRBDのみを選んだらよい。自信をもって言える。

村上名誉教授の警告動画の中でまず気になるのは、スパイクタンパクの有害性についてだ。

村上名誉教授が引き合いに出しているソーク研究所は、人畜無害と思われたスパイクタンパクが血管障害を引き起こしているとする研究結果を発表しており、スパイクタンパクそのものに毒性があるというのは正しようだ。

また、「接種を忌避するなと言われてもやっぱりコワいワクチン・・そしてADE(抗体依存性免疫増強)」で紹介したが、mRNAの基礎技術を開発したマローン博士によると、接種後2週間程度で消えるとされているスパイクタンパクがワクチン接種から5ヶ月ほど経過した人からも確認されているとか。

これらの話から、3回、4回と追加接種する度に有害なスパイクタンパクが体内でどんどん蓄積されていく・・という可能性が浮かび上がる。

以前に「ドイツでワクチン接種後の死亡者10名の死因を調べたら7名がワクチン起因の可能性が高いとの結果に」で、ワクチン接種後の死亡者10名を病理検査したところ、7名はワクチンにより死亡した可能性が高いと結論付けていることを紹介した。

ドイツの病理学者さんは、3名から極めて珍しい自己免疫疾患が確認されたことや、異常活性したリンパ球により、心筋や主要臓器の組織が攻撃されたり、血管内皮細胞の剥離、血栓症の原因となる赤血球の塊や異物等も確認されたとしている。

さらに、ゼロヘッジさんによると、全米の病院で、「血栓」や「心臓病」などのためER(救急救命室)が大混雑しているとか。

ワクチン起因の心筋炎リスクを背景に、若年層への接種については慎重になる流れが出てきているが・・表に出ているよりも相当多くの副反応が出ている模様だ。

心筋炎は「大したことない」イメージとなっているが、一度ダメージを負った心筋は再生しない。その心筋へのダメージリスクについてはもっと慎重に議論されるべきだろう。

中日ドラゴンズの選手が、ワクチン接種後に意識不明となり、そのまま死亡したことは記憶に新しい。

ワクチンとの因果関係は不明のままだが。

このほかにも、多くのスポーツ選手が選手生命の危機に瀕しているとか。

さらに、アメリカ心臓協会(AHA)において、ワクチン接種後に急性冠症候群(ACS)の発症リスクが上昇したことが報告されたとか。

村上名誉教授は「ACE2受容体は血管にもある」としてスパイクタンパクによる血管ダメージをかなり心配している様子だ(このくだりは概要では飛ばしました)。

また、ソーク研究所は、中和抗体によりスパイクタンパクの有害性は抑えられるとしているが、中和抗体は時の経過と共にどんどん減ってくからな・・。

こうした状況を踏まえると、「異様な超過死亡数がついに報じられ始めた」で紹介したように、日本はじめ各国で今年の超過死亡者数(今年の死者数-過去の平均死者数)が大幅に増えているのは不気味だ。

もちろん、高齢化により毎年一定の超過死亡数は出るし、昨年は外出機会が減ったりで超過死亡が大幅マイナスだった反動が出ている部分はある。

だが、それらの事情を加味してもなお超過死亡が多いのは気になるところだ。

なお、アメリカのスポーツ系メディアTigerDroppingからは、イギリスでは今年の5月以降ワクチン接種者の死亡率が未接種者の2倍になってることが報じられている。

死亡者の内訳をワクチン接種・非接種で出した統計が存在するのかは疑問だが・・あながちフェイクとも言い切れない。

他にも、村上名誉教授は「抗体の持続期間が短い」ことを指摘し、長期に渡り持続する「細胞性免疫」が得られていないことを暗に示唆している。

村上名誉教授の言うとおり、抗体価の高さよりも持続性の方が重要なのは間違いなく、そのために体内でいつでも抗体を産生できる細胞性免疫の獲得が必要だ。

本来のワクチンとはそうしたものであるハズだが・・このタイミングでCDCはワクチン定義を変更したとか。

Emails Reveal CDC Changed Definition of “Vaccine” and “Vaccination” Because Their Experimental COVID Shots Didn’t Work as Advertised

この記事によると、9月1日にCDCは「ワクチン」と「接種」の定義を変更したとか。

この変更により、ワクチンは

「人の免疫システムを刺激して特定の病気に対する免疫を作らせる医薬品」

「病気に対する身体の免疫反応を刺激するための医薬品」

となった。

また、接種については、

「特定の病気に対する免疫を作るためにワクチンを体内に入れる行為」

「特定の病気への保護力をつけるためにワクチンを体内に入れる行為」

となった。

ワクチンは「免疫を作らせる医薬品」から「免疫反応を刺激するための医薬品」とされ、抗体価を上げるだけで免疫が作られないコロナワクチンの実情に応じた変更がなされたと言える。

また、接種の目的も「免疫を作るため」から「保護力をつけるため」となり、免疫がつかないワクチン接種が正当化された形だ。

まとめると、ワクチン接種とは「免疫獲得のために、免疫を作るブツを体内に入れる」から「保護力をつけるために、免疫を刺激するブツを体内に入れる」となった。

コロナワクチンは抗体価を上げるだけで免疫(細胞性の免疫記憶)が作られないため、抗体が無くなるに連れて効果は低下する・・という実情に合わせて定義が変わったと見るべきだろう。

裏を返せば、コロナワクチンは従来の定義では「ワクチン接種」と言えるものではなかった・・ということになろうか。欧米勢がルール変更が得意なのは知ってたが、ここまでとは。

さらに、村上名誉教授は、ファイザーが途中までスパイクタンパクの一部(RBD)のみを抗原とする「安全なワクチン」を開発していたとしている。

これは恐らく、厚生労働省の特例承認書(22ページ)に、あるこの記載。

なお、本剤は SARS-CoV-2 の S タンパク質の全長体をコードする mRNA であり、BNT162b1 は SARS-CoV-2 の S タンパク質の RBD をコードする mRNA である。

現行のファイザーワクチンはスパイクタンパクの全長体をコードする「BNT162b2」で、より安全な「BNT162b1」も存在はしていたようだ。ただ、製品化はされなかった。なんでや。

これまでに何度も、阪大研究チームがワクチン接種により重症化の原因となる感染増強抗体を発見したことを紹介した。

この研究の詳細は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構のウェブサイトから確認できるが、阪大の研究では、ADE を起こす感染増強抗体は 「NTD」(スパイクタンパクの先っぽじゃない部分)を認識しているとのこと。

つまり、村上名誉教授の言うようにスパイクタンパクの「RBD」(先っぽ部分)のみを作るmRNAワクチンがあれば安全性が高そう。

しかしながら、現行ワクチンは全長体をコードしているため、体内で中和抗体<<感染増強抗体となってしまうとADE(抗体依存性感染増強)リスクが顕在化する。

意図的な世界的ワクチン不足の先に起こること」で、元ファイザーのワクチン研究責任者2名(元欧州会議保健委員長Dr.ウォーダーグ、ファイザー元副社長兼最高科学責任者Dr.イェードン)が、実験動物が2年以内に全て死亡するなど、ADEリスクを念頭にEU医薬品庁にファイザーワクチンの使用中止を求めた記事を紹介した。

また、村上名誉教授も、

学生に何も言わずに実験させると、6回目ぐらいに「先生、全部死んでしまいました」と相談に来る

としているが、それはスパイクタンパクのダメージなのか、ADEなのかは分からないが・・複数のリスクが高確率で発現するのは確かなようだ。

そして、村上名誉教授は安全なワクチンとして、「抗原をRBD(スパイクタンパクの先っぽ)のみとした従来型の組み換えタンパクワクチン」を提唱している。

これが、先の阪大チームが「感染増強抗体の産生を誘導しないワクチン抗原」を使用したワクチンになのだろう。

日本でも、若年層の重症・死亡事例が無くメリットが無いことや心筋炎リスクを踏まえ、5~11歳のワクチン接種については立ち止まる方向になりそうだが・・全部欧米の後追いなのが気になるところだ。


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