ファイザー社が、3度目接種の必要性を言い出した。
ファイザー、ワクチン3回目接種の許可申請へhttps://t.co/sbL9NLTc82
ファイザーとビオンテックによると、3回目の接種により南アフリカで最初に確認された変異株「ベータ株」に対する抗体レベルが、2回接種の場合と比較して5~10倍高くなることが臨床試験の初期データで示された。— AFPBB News (@afpbbcom) July 9, 2021
ファイザーが3回目接種を言い出したのは、今に始まったことではない。ワクチンが出てきた当初から、有効期間が短かいことを理由に「半年ごとに接種するんだい」って言ってた。
ただ、アメリカのコロナ対策を指揮するアンソニー・ファウチ氏は不要との立場のようだ。
ワクチンの完全接種でブースターは「不要」 ファウチ所長 https://t.co/HR3DPdjPFJ
— cnn_co_jp (@cnn_co_jp) July 11, 2021
ファイザー社がブースターの必要性を訴えているのに対し、米FDA、CDCは連名で「必要ない」との声明を出しており、アメリカ(と言うか世界の)新型コロナ対策を指揮するアンソニー・ファウチ氏も「ブースター接種不要」としている。
ただ、報道内容を読むと、
ブースターが必要な事態やその時期についての研究は進めているとし、関連のデータなどを得た場合、公表するだろうとも述べた。
となっていることから、ブースター接種が不要というよりは、要・不要については、接種時期も含めて「研究中」って感じだ。
まあ、「3回目が必要」って公式にアナウンスしちゃうということは、ワクチン効果が一定期間(半年?)で切れると公式に認めることと同じだ。
そうなると、欧米でのワクチン接種を前提とした「コロナ克服」が幻想となりかねないし、ワクチン接種中の日本などでも「ワクチン意味なし」となり、接種が進まなくなりかねない。
なので、今は大人の事情で3回目の必要性を明言できないが、今後はどこかの段階で必要ってアナウンスする・・そんなところだろう。
ファイザー社が3回目ブースター接種の必要性を言い出したのは、「早く必要と言えやコラ」という催促なのかもしれない。
そもそも、今のワクチンは接種直後の副反応も多いし、特にファイザーワクチンはマイナス70度のディープフリーザーが必要になるなど、取り回しは悪い。
そんな中で、フランスのサノフィはじめ他の製薬大手から、取り扱いやすい後発ワクチンが出そうな雰囲気も。
仏製薬大手サノフィ 最終段階のワクチン臨床試験 日本でも開始 #nhk_news https://t.co/KjxLDAq4qo
— NHKニュース (@nhk_news) July 13, 2021
ちなみに、ブースター接種するワクチンは、どのワクチンでも問題はない。有効成分のmRNAはすぐに消えるので、最初はファイザーを打ったとしても、ブースター接種は後発のサノフィ社のワクチンでも免疫を再活性化することが出来る。
ファイザーが先制パンチでブースター接種を言い出しているのは、先行者利権の確保に焦っているからで、ファウチ氏もファイザーに言われてブースター接種を認めるのは気にくわないと言ったところか。
ただ、ブースター接種には気になる点もある。
アメリカのFDAやCDCがブースター接種の必要性を濁しているのに対し、元キャリア外交官の原田武夫氏が「生物兵器の元締め」というイギリスでは、秋にもブースター接種を予定しているとのこと。
BBCニュース – 新型ウイルスワクチンの追加免疫接種、秋の開始に向け準備=英保健相https://t.co/oNeuUml6CJ
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) June 22, 2021
また、ワクチン接種で先行したイスラエルでは、免疫の弱い人が対象ではあるが、既に3回目の接種を行っている。
【ワクチン接種】イスラエルが免疫力の低い成人向けに、ファイザー製の3回目接種へ。人口の6割が2回接種を済ませましたが、デルタ型の拡大で7月は新規感染者が500人を超す日が相次いでいます。https://t.co/DJ9PLpZn3A
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) July 12, 2021
イスラエルでは昨年12月から世界に先駆けて接種が進んでおり、今年の2月頃には概ね対象者への接種を終えている。
なので、ぼちぼち効果が薄くなる頃ではあるのだろう。
先日の「変異株に対するワクチン効果は都合よく弱まり、製薬会社は大喜び?そして、ますます接種は進む・・・」でも紹介したが、デルタ株に対するワクチン効果について「有効性が弱まっている」のに、「重症化を防ぐ有効性は依然高い」という、製薬企業にとってとても都合がいい設定となっている。
ワクチン効果は弱まってるけど、ちゃんと効果はあるから、ブースター接種が必要になるよねって言いやすい状況だ。
なので、世界中でブースター接種することになりそうだが、一方で気になるのは、アメリカのFDAやCDCが結論を下さない中で、生物兵器の元締めイギリスや、先行接種した国々が率先してブースター接種を進める理由だ。
単に先行するだけでは無い。この国々には裏がある。
この点について、気になるツイートを見つけた。前々から気になっていたADE(抗体依存性免疫増強)の可能性が指摘されているのだ。
インドネシアは医療従事者ワク接種が2月なので、シノバックの効果切れ/ADEは4ヶ月後からということか。mRNAワクより有効期間が2ヶ月短そう / 「中国製ワクチン」接種完了者の感染死が続々、膨らむ疑念 ワクチン外交に乗ったインドネシアで医師や治験責任者まで感染死 https://t.co/wx9dBkXuyx pic.twitter.com/1KquNrO717
— J Sato (@j_sato) July 12, 2021
インドネシアのワクチン接種済みの多くの医療関係者がコロナに感染し、命を落としているとか。
このツイートは、ワクチンの有効期間が切れた後にコロナ感染すると、ADEの高いリスクがあることが仄めかされている。
なお、ワクチン接種によるADEの可能性については、Dr.苫米地氏も指摘している。以下の動画が分かりやすい。
この動画の中で、天才・Dr.苫米地はmRNAワクチンについて「出来すぎなくらいよく出来ているが、リスクも懸念される」としており、特にADEに関する内容については以下のとおりだ。
- ADE「抗体依存性免疫増強」が起こるリスクがある。
- mRNAにより自己細胞内で作られたウイルスタンパクは、通常なら免疫に除去されるが、自己由来のものなので除去されない可能性がある。
- この後にコロナ感染した場合、免疫がこのウイルスタンパクを持つ細胞を一斉に攻撃し、致死性のダメージとなることも。
- ワクチン接種後から、半年~1年後に変異種に感染することでADEのリスクを負い、それは一生続くことになる可能性も。
- 大きなリスクを抱えるのか、偉大な技術となるかはまだ分からない。
- mRNAワクチンもウイルスベクターワクチンも、抗体が出来るまでの仕組みは異なるものの、同様のリスクを負う。
やはり、懸念されるのはADE。
もしかして、ワクチン先進国の皆様は、ADEの可能性を認識して早々にブースター接種を決めたのかもしれない。
以前に「世界中でmRNAワクチンが求められているのは何故?」で紹介した、阪大等の研究チーム。
このチームが、新型コロナで重症化する理由を解明しているが、ワクチン接種により獲得した抗体が原因でADEを発症し得る可能性が分かっている。
つまり、ウイルスを抑える「中和抗体」が減少すると、重症化要因となる「感染増強抗体」が活性化するというものだ。
ワクチン接種や感染により、体内で中和抗体と感染増強抗体が産製されるのだが、ファイザー社が言うように半年程度で効果が弱まる(=中和抗体が減少する)なら、ADEのリスクがかなり高まる懸念がある。
もちろん、中和抗体が減る分は感染増強抗体も減るから無問題との意見もあるが、本当に両者同じように減っていくかは分からない。同じように減らずに「中和抗体<感染増強抗体」となるなら、ブースター接種で中和抗体を活性化し続ける必要が出てくる。
ブースター接種ナシのコロナ感染でADEの危険性がハネ上がるなら、今秋早々にも世界は深刻なワクチンの奪い合いが起こるかもしれない。
イギリスやイスラエルのブースター接種に向けた動きが早いのは、これを知っているから・・??となると、コロナ関係なく生命を守るためにワクチン接種は永久に続く。
そもそも、武漢ウイルス研究所との真っ黒な関係のファウチ氏が「不要」と言っているってことは・・、絶対に必要になるってことなのか。
逆に、コロナウイルスのスパイクタンパクを自分の体内で作り出すため、本物のコロナウイルスが侵入した時も異物と見なさず、免疫系が機能してくれない可能性もある。当然、重症化することは言うまでもない。
真に恐ろしいのは、今騒がれているような副反応ではない・・。
最後まで読んでくれてありがとう!