世界のコロナ感染者数が、7週間ぶりに増加に転じたとか。むしろ、これまでの6週間は減ってたのかよ。
【世界の感染者 7週ぶりに増加】https://t.co/dTvXkXFXPq
世界の新型コロナウイルスの新たな感染者数について、先月28日までの1週間の世界の新たな感染者数は、暫定値で265万3924人と7週間ぶりに増加に転じたという。感染者数は、ヨーロッパや南米などで下げ止まりの傾向がみられている。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) March 1, 2021
ただ、この6週間で感染者数が減ったのは、ワクチン接種によるものではないだろう。何せ、世界的に感染者が目に見えて減るほど接種率は進んでいないしな。
となると、減少した原因としてまず考えられるのは季節性要因だ。冬も終わりに近づいて、体調不良者が減ってきたことが考えられる。
こうした季節性要因に加え、過去記事「日本で世界で新型コロナ感染者が減少 コロナ終了がグローバルアジェンダか」「WHOがCt値に言及 新型コロナの終わりは近い?」でも紹介したように、WHOが適正なCt値(PCR検査の増幅回数)に関する指針の必要性に触れたことに伴い、各国でCt値が減らされていると考えられる。
Ct値が高すぎると、感染しない程度の量のウイルスやウイルスの断片がのどに付着しているだけで、陽性=感染者とされる「偽陽性」の確立が高くなるからな。Ct値が低くなれば、それだけで陽性率も下がる。
特に日本では、このCt値の変更に加えて東京など関東圏を中心に「積極的疫学調査」も縮小し検査数そのものも減らしているため、欧米に比べて緩い自粛にも関わらず感染状況はかなり落ち着いてきている。
こう見ると、別にワクチンなくても良さそうにも思えてくる。そもそもワクチンは「感染対策の切り札」と言われてきたものの、製薬企業は「重症化低減効果」は謳うものの、肝心な「発症防止」効果はほとんど言わない。
重症化低減効果とは、感染すれば重症化する人も、ワクチンで免疫を獲得することにより軽症で済むような効果を言う。
だが、この理屈で言えば、元々軽症な人は発症すらしなくなる効果(発症防止効果)が期待される気がするな。重症化低減効果とは、理論上は発症防止効果とは違うのか!?ワクチンでコロナ終わるんと違うのか!??
一応、この記事によると、発症防止効果もあるようだ。
【解説】発症防ぐコロナワクチン、感染は防げるのか?https://t.co/P5WE84imJd
新型コロナワクチンをめぐり、接種が進んでいるスコットランドとイスラエルで実際に高い発症予防効果が確認されたとの研究結果が発表された。ただ残る疑問は、ワクチンには感染を予防する効果はあるのかというものだ。— AFPBB News (@afpbbcom) February 28, 2021
だが、WHOはワクチンによるコロナ鎮圧には否定的だ。
動画: #WHO 事務局長「 #ワクチン 頼みは間違い」 新規感染7週ぶり増加で pic.twitter.com/C77GSrH8SX
— ロイター (@ReutersJapan) March 2, 2021
テドロス事務局長さんは、ワクチンに頼らずちゃんと自粛生活しろとのことだ。
他の報道でもテドロス事務局長はじめWHOの発言を紹介していた。
テドロス「感染者数が増えたのは、人々の緊張感が緩んだため」「ワクチンだけに依存するのは間違っている。基本的なコロナ対策はまだまだ必要」
ライアン緊急対応チーム長「年内の終息を考えるのは非現実的な期待」
うーむ、WHOとしてはまだまだコロナを続けたいようだ。
と言うのも、コロナが「グレートリセット」を推進するための一つの手段だからだろう。
一つには、元駐ウクライナ大使兼モルドバ大使の馬淵睦夫氏が語っているように、コロナ騒動はトランプを大統領選挙で負かすための側面があったようだ。
馬渕大使、爽やかに断言!!
「大統領選が終わればコロナ騒動は終わります!」 pic.twitter.com/8LLBjIkODr
— 自分の頭で考える人 (@Jibun_no_Atama) October 11, 2020
知ってはいけない現代史の正体 (馬淵睦夫 著)
馬渕睦夫が読み解く 2021年世界の真実 (馬淵睦夫 著)
だが、トランプが退場してからも、コロナ劇場は続いている。まだまだ、コロナで壊したいものがあるようだな。
例えば、長期に渡るロックダウンによって生産・物流能力が低下しており、特に物流の混乱が深刻な状況となっている。海上輸送の要とも言えるコンテナが不足しており、世界中で悲鳴があがっている。
詳細は、NHKの報道が分かりやすい。
「コンテナが確保できないんです」「コンテナがないので飛行機で運ぶしかない」
去年の秋以降、商社や輸出関連の企業の人からは、必ずといっていいほどこのような話を耳にします。— NHKニュース (@nhk_news) February 25, 2021
NHKによると、コンテナ船の運賃は1年前の3倍になっているとのこと。別の報道では最大15倍との話もあり、こうした運賃価格の高騰は、当然ながらモノの値上がりに繋がっていく。
さらに、コンテナの取り扱い量で全米の約4割を占めるロサンゼルス港では、荷降ろし待ちのコンテナ船が大行列をなしている。
他の報道では、コンテナ船の荷降ろし待ちは長いと2週間にも及ぶとか。アメリカ西海岸ではこんな状況が数ヵ月ほど続いているようだ。
コンテナは、中国→アメリカへ商品を運んだ後、アメリカで商品を積み込んで中国へと戻る。しかし、アメリカのロックダウンで生産が落ち込み積み荷が少ない上に、長引く滞船によって帰り便のやりくりがつかなくなっているようだ。
結果として、中国に戻ってくるコンテナ船が減ってしまい、多くの商品が中国から出荷出来なくなる事態になっている。なお、このような事態は米中間だけで起こっているのではない。世界中でコンテナ船・コンテナが不足しているのだ。
特に深刻なのが世界的な半導体不足であり、日本でも影響が出てきている。
パソコン部品「ビデオカード」が秋葉原で品薄に。ビットコインの値上がりを受けマイニング(採掘)の計算能力を高めようとする個人が購入。世界的な半導体不足も影響しています。https://t.co/zEGxilhCUp
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) February 20, 2021
折しもビットコイン暴騰も重なり、マイニング用のグラボがメルカリなどで高値取引される事態に。マイニングより手持ちのグラボ売った方が儲かるかもしれん。
台湾は、この状況を逆手にとってワクチン交渉を有利に進めようとしているとか。
台湾、ワクチン調達が難航 中国の圧力、半導体武器に打開狙う https://t.co/O2MZRvLBRp
一部の先進国のワクチン買い占めと、自国産ワクチンを台湾に押し付けようとする中国当局の圧力が背景にあったと指摘される。台湾は、世界的に不足する半導体の増産協力などをちらつかせながら欧米各国と交渉。
— 産経ニュース (@Sankei_news) February 24, 2021
台湾の政治家は、オードリー・タン氏はじめ有能な人材が豊富だな。
なお、半導体不足はアキバだけの問題ではない。
中国では、半導体を出荷出来ないため生産も減らしているようだし、世界的に自動車やスマホや自動車製造に支障が出ている。
焦点:半導体不足に泣く自動車業界、サプライ関係の優劣逆転自覚 https://t.co/KqfkZcKzpo
— ロイター (@ReutersJapan) February 23, 2021
半導体だけでなく、食料も。
中国原因“いびつな料金” コンテナ争奪が激化、食料品の輸出入が大混乱 https://t.co/ITlBwH6tAf @SankeiBiz_jpより
— 農業ニュースまとめ (@agrinews_matome) February 23, 2021
こうした状況を背景に、食料価格指数は上昇を続けている。
世界の食料価格指数 6年半ぶり高値 穀物、植物油高騰けん引 #ldnews https://t.co/VPNTYeVft7
— 農業ニュースまとめ (@agrinews_matome) February 7, 2021
ということで、物流システムの混乱に起因して、食料も半導体もその他一切合切のインフレが始まっている。身近なところでは、ガソリン価格がジワジワ上がってきている。早晩、食品価格の上昇などのニュースが出てきそうだ。
コロナ対策として、世界各地でロックダウン政策や自粛生活が行われており、世界の実体経済には強烈なブレーキがかかっている。
こうした不況下にあっても、物流の混乱に起因するモノ不足によってインフレ傾向となっている。インフレとは、本来は経済が好調な起きるべき現象だが、現在の超絶不況下でインフレが起こりつつある。
いわゆる「スタグフレーション」だ。
そして、このタイミングで金利が上がっている。
【アメリカ国債】
まーた国債の金利が上がってます😙今日の日経下落もアメリカの国債金利上昇の影響です。
通常、国債価格(金利)は安定しているものですが今は通常通りではないようです。キャッシュポジションを増やしておく方が良いかもしれません。 pic.twitter.com/wNSYztWYad
— 千葉Kashiサラリーマン (@Kashi80376336) March 4, 2021
インフレなると、景気過熱とは無関係に金利は上昇する。
インフレとは物価上昇であるとともに貨幣価値の下落だ。インフレ下で貨幣価値は下がるが、下がった分を補填するために金利はインフレ率を加味するからだ。
QEでは莫大な造幣を行い貨幣価値下落を招くが、同時に中央銀行が国債を吸収して金利を抑えるために金利は上がらない。日米欧で競争するかのように造幣しまくっているので、相対的な貨幣価値も下がらない。ただ、何かのキッカケで貨幣価値下落が誘発される可能性には注意だ。
また、過去記事「CLOが日本に集中!次の金融危機は日本発か!?」でも紹介したように、現在は超低金利を大前提に、ゾンビ企業による社債発行やそれらの債券化などが横行しているため、金利上昇により債券破綻の危険性が高まる。サブプライムローン債券の破綻をきっかけとしてリーマンショックの再来だ。
このように、金融・経済崩壊へと繋がりかねないインフレ誘導が、コロナによって進められている。
おそらく、今後は「ワクチンの効果が微妙」的な話も出てくるだろう。そうなれば、コロナの終わりはますます遠のく。経済回復もしないままインフレだけが進行する。
過去記事「新型コロナは武漢ウイルス研究所発祥で、アメリカも関与していたとのレポートが出た」で紹介したように、コロナウイルスが人為的に作られたものであり、不要なPCR検査によって感染拡大を演出したものである以上は、コロナ感染を抑えるか否かの主導権は人類側にある。
グレートリセットの進捗はどうなっているんだろうか。過去記事「ビルゲイツが語る 迫りくる次のパンデミックは10倍酷い」でも紹介したように、次のパンデミックも予告されている。このままコロナ一本槍ではなく、別のパンデミックが仕掛けられる可能性は高い。
ロックステップ計画では、新たな経済システムの根幹として、マイクロソフト特許番号060606の身体活動のデータを使った暗号通貨の実現が掲げられていたが・・・。
最後まで読んでくれてありがとう!