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ジョセフ・ティテルの予言 北朝鮮の白頭山の噴火が近い!?

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アメリカの著名な予言者のジョセフ・ティテル氏が、1月29日にアップした予言動画の中で、中国や日本の火山噴火に触れていたので紹介したい。

ジョセフティテル氏の元動画がこれ。

それを、まとめて和訳してくれてるのがこれ。

動画全体では、2022年は地球からの警告の年であり、今年発生する災害は、インフラの破壊を伴うものになるとのこと。

一例として、フラッキング(シェールオイルの採掘のため、岩盤層に薬剤を注入すること)などの環境破壊活動を止めていかないと、災害に繋がっていくことが警告されている。

その中で、中国や日本の火山噴火に関することも予言されていた。

その部分がこれ。

  • 中国と思われるところでの火山噴火が見えた、次いで、日本の南シナ海側の火山噴火も見えた。
  • 噴火は3回、三角形の位置関係で発生し、中国→日本→三角形の完成するポイントの順で起こる。

としている。

・・・日本の火山については微妙な言い方だが、南シナ海は遠すぎるので、おそらく東シナ海に面した火山のことを指していると思われる。

また、三角形の位置関係とのことから、3つ目の火山は、日本の南側に位置する火山と思われる。

そう考えてみると、東シナ海に面した火山として思い当たるのは、昨年からちょいちょい噴火している「諏訪之瀬島」あたりだろうか。

諏訪之瀬島

もっとも、この辺りには諏訪之瀬島以外にもそれなりのポテンシャルを秘めた火山がひしめき合う一大火山地帯だ。諏訪之瀬島以外の可能性も充分にあり得るが、この辺りのどれかが噴火することになる可能性は高い。

また、日本の南側ということであれば、絶賛拡大中の「西之島」や、沖縄に大量の軽石が流れ着いたことで有名になった「福徳岡ノ場」辺りが考えられる。

西ノ島の噴火活動は、昨年8月14日を最後に落ち着いているが、噴火活動再開の可能性は充分にある。また、福徳岡ノ場も過去に何度も噴火しており、今後も噴火する可能性は高い。

そして、ジョセフ・ティテル氏が最初に噴火するとしている「中国の火山」。

この火山は、これまでにも「原田武夫も危惧 近いのは富士山噴火か白頭山噴火か」などで紹介したように、原田武夫氏が以前から噴火を警告している北朝鮮の白頭山(ペクトサン)と考えられる。

白頭山の位置はここ。

白頭山の位置

北朝鮮と中国の国境に位置しており、中国名では「長白山」と呼ばれている。

この白頭山は、西暦900年代以降で31回噴火したと言われており(その前は長期休眠)、100年に3回くらいの割合で噴火していることになる。

ちなみに、これまでの白頭山噴火の中で最も大規模だった946年の噴火はVEI7に相当し、山体が一部ぶっ飛ぶような破局的噴火だったと言われている。

頂上には周囲12~14キロという広大なカルデラが出来たほか、偏西風に乗った火山灰は北海道から東北、近畿地方でも確認されている。

この白頭山の最大噴火パワーは、富士山を軽く凌駕するポテンシャルを秘めているとか。

富士山のフルパワー(過去の最大規模噴火)を1とした場合の、各火山のフルパワー比較

富士山                  1 西暦864年
桜島               2 西暦1914年
北海道駒ヶ岳            3 西暦1640年
有珠山             3 西暦1663年
浅間山                  4 2万年前
九重山                  5 8万年前
燧ヶ岳                  7 35万年前
ピナツボ                11 西暦1991年
箱根山                 14 5万2000年前 ※横浜まで火砕流に飲み込まれた
大雪山                 20 3万年前
御嶽山                 29 9万年前  ※土石流が愛知にまで到達。東京に30cmの軽石層
摩周湖                 36 7000年前
十和田湖               56 1万3000年前 ※青森県の大半を火砕流が焼き尽くす
霧島山(加久藤カルデラ)  100 30万年前
サントリーニ            100 紀元前1628年
屈斜路湖              150 12万年前
クレーターレイク        150 7600年前
有珠山(洞爺湖:有珠山の本体)170 10万年前
クリル湖               180 8400年前
白頭山                200 西暦936~947年頃 ※朝鮮半島から日本海を超えて青森に降灰5cm
タンボラ                210 西暦1815年 ※有史以来最大の噴火でヨーロッパに夏の無い年
薩摩硫黄島(鬼界カルデラ) 220 7300年前 ※海底噴火にも関わらず九州の縄文文化が滅亡
樽前山(支笏湖:樽前山の本体) 225 4万年前 ※火砕流が札幌を飲み込んで日本海に到達
阿多              320 10万年前
桜島(姶良カルデラ:桜島の本体) 450 2万2000年前
阿蘇山                600 8万7000年前 ※火砕流が九州の4分の3と山口県を焼き尽くす
タウポ湖              2300 2万4500年前
ラガリータカルデラ      2400 3000万年前
イエローストーン       2500 64万年前
イエローストーン     180000 1700万年前
トバ              2800 7万3000年前 ※当時の人類が1万人程度まで減少(トバ・カタストロフ理論)
スーパープルーム(シベリアトラップ)1000000以上 2億5000万年前 ※地球史上最大といわれる噴火 当時の生物の約95%が絶滅

富士山のフルパワー1として、白頭山のフルパワーは200・・・。

まあ、単純な最大パワーなので、噴火の仕方や噴火時期によっても被害規模は全然違ってくるので、一概に200倍だからスゲーとはならない。偏西風の高度まで噴煙が上がらなければ、日本への影響もほとんど無い。

ただ、直近では1925年を最後に休眠状態となっており、かなりパワーを貯めていると思われるほか、100年に一度のペースでそこそこの噴火をしており、さらに大規模噴火となると1000年に一度くらいと言われている。

周期的に言って、次の噴火が1000年に一度のフルパワーとなるかもしれず、国際社会だけでなく北朝鮮も敏感になっており、2000年代初頭には海外の専門家チームを積極的に受け入れていたほか、北朝鮮とほどほどの関係を保っていた小泉政権下辺りでは、日本・中国・北朝鮮の合同研究チームが調査していた。

韓国の権威の話として中央日報が報じるところでは、2006年以降は火山性地震が減少するなど、近く噴火が起こる可能性は低いと見ているとしているが、Wikipediaの白頭山のページには、

2006年には衛星画像の解析から山頂南側で温度上昇が観測され、ロシア非常事態省は、白頭山に噴火の兆候があると発表している

とあり、韓国権威の楽観論は政治的な配慮の結果である可能性も否定出来ない。

韓国側から白頭山ヤバイとの話が出れば、北の将軍様が「不安を煽ってんのか」とか言って反発するかもしれないからな。

いずれにせよ、閉鎖的な北朝鮮が海外から調査団を受け入れる程度にはビビっているのが白頭山なのだ。

そして、白頭山噴火については、あの原田武夫氏がかなり前から噴火の可能性を警告しており、「白頭(ペクト)山の噴火と東アジアに起こる変化」でも紹介したように、南北朝鮮の融和のきっかけとなる可能性もある。

また、「フンガトンガ海底火山噴火 本当に怖い火山噴火」でも紹介したが、原田武夫氏がとても興味深いことを言っている動画がこれ。

この動画の概要は以下のとおり。

  • 今回、トンガで噴火したが、単なる自然現象の結果ではない。
  • 日本の富士山でなくて良かった。日本政府は富士山噴火をあらゆる手段を使って懸命に止めている。あと、(北朝鮮の)白頭山。
  • 日本(や北朝鮮)での噴火を止めているため、噴火圧力がプレートで繋がっていて太古のムー大陸の端と端の関係にあるトンガ方面に向かったようだ。
  • 高エネルギー性中性子線(宇宙線)について考えなければいけない時に来ており、可視光線の両側(不可視光線の領域)に意識を向けて行かなければいけない。
  • 太陽から降り注ぐエネルギーについて、我々には可視光線以外に知見が無い。
  • 高エネルギー中性子線は人体にも影響を与えており、こうした災害の発生と人が大きな事件(東大でのセンター受験生殺人未遂)を起こすタイミングは近いものがある。
  • また、このタイミングでアメリカの政治は動いていることから、アメリカの政治家たちは、この(高エネルギー中性子線が増幅する)タイミングを見ている。
  • 現状では、太陽フレアなど可視光線に頼った観測とならざるを得ず、エネルギーの動きの把握は難しい。
  • こうしたエネルギーの動きを把握するために発達したのが、占星術。
  • 高エネルギー中性子線など宇宙線のデータは驚くほど公開されていないが、例えば株のボラなどに影響するとなれば秘匿され独占されるのも当然だろう。
  • 今回はたまたまトンガだったが、富士山や白頭山の噴火も充分に考えられる。明日は我が身である。

原田武夫氏が言う「高エネルギー中性子線」。つまり、太陽から放出されたエネルギーが地球内部に取り込まれ、噴火や地震の原因となっているとか。

太陽エネルギーが噴火や地震の原因・・との考え方は、以前に「地震の原因は太陽からの電磁波 地震兵器の理論は本当だった」で、太陽からの電磁波が地震の引き金になっているとする科学誌ネイチャーの論文を紹介した。

原田武夫氏にせよネイチャー論文にせよ、噴火や地震などの自然災害は太陽活動の影響を受けるとの考え方は存在する。

さて、その太陽活動だが、2020年1月頃から新たな活動周期(第25周期)に入ったところであり、太陽活動の指標とされる黒点相対数は、2020年1月から急激に増えるなど活発化している。

直近の黒点相対数は、67.6にまで上昇しているとか。

宇宙天気ニュースさんによると月平均値が60を超えるのは、前回の活動周期(第24周期)が極大期から極小期に向かいつつあった2015年11月以来6年ぶりとか。

なお、太陽エネルギーと地震・噴火の関係性の点から、ちょっと気になることが書いてあるので紹介したい。

前の活動周期である第24期では、
始まって2年3か月後の2011年3月に
78.6という高まりが発生しています。
1枚目の図の2011年初めに見える、
平均の赤線から上に飛び出ている点です。

とある。

東日本大震災が発生した2011年3月に、50弱→78.6まで急増したとか。その図がこれ。

202112太陽黒点数

確かに、2011年3月に急増して平均線から飛び出しているのが分かる。なお、他の年でも平均線超えが見られるが、ここで気にすべきは、極小期から極大期への移行過程における急激な増加パターンだろう。

現在はまさに極小期から極大期に向かいつつあるところだが、そうした中で12月の黒点数は2011年3月には及ばないものの、急激に増加している。

宇宙天気ニュースさんも、

極小からの高まり方は、
今回(12月の点)とよく似た変化で周期が進行している様に見えます。
すると、今年の後半には
100を超える様な高まりが見られるかもしれません。

としている。

2011年3月辺りとよく似ているレベルで、太陽活動が活発化しているようだ。

そして、太陽活動の活発化に伴って、フレアやCMEもちょいちょい発生している。

CMEやフレアによって、強力な磁力線や高エネルギー線が放出される。

このエネルギーが地球に向かってこなければ問題はないが、1月30日の噴出は地球方面に向かっているようで、「太陽からの高エネルギー」の地球への到着は2月2日頃になるとか。

ただ、東日本大震災の前にはもっと巨大なフレアが発生していたことを踏まえると、この「太陽からの高エネルギー」はそこまで大したものではなさそう。

このツイート内のG2クラスの磁気嵐というのは、アメリカ海洋大気庁(NOAA)が出している宇宙天気予報の中の磁気嵐の強度を表すもので、G noneからG5まである中でG2は下から3番目だ。

今回届くエネルギーはそこまでの強さではなさそうだが、つい先日のフンガトンガ海底火山噴火の例もあるし、ジョセフ・ティテル氏が場所をかなり限定して予言していることから油断は禁物だ。

また、黒点相対数の上昇ペースを踏まえると、2月以降のそう遠くない時期に、もっと強いエネルギーが届いてしまうかもしれない。

そうなると、山の側面のどこかに噴火口が出来て小規模噴火する程度に留まらず、大規模山頂噴火となり、山頂の天池(カルデラ湖)の水蒸気爆発含めて大量の火山灰が噴出する可能性も否定できない。白頭山は100年間噴火していないことや、1000年周期の大規模噴火に当たる可能性もあるからな・・・。

そこで心配になるのが、新型コロナを契機に管理社会の構築を目指す支配者層のロックステップ計画にあるこのくだり。

  • 食料・ガスなどは不足するため、許可制で最低限の買い物しか出来ないようにする。
  • そして、更にロックダウンを強化・長期化(6ヶ月以上)して、世界的に経済を崩壊させて食糧危機を発生させる

そう、食糧危機だ。

新型コロナで各国が農産物を輸出制限!お金で買えない時代になる!?」では、新型コロナにより労働集約型の農業では労働力不足になるため、各国が食料の輸出制限を課す可能性や、食料輸入依存度合の高い中東諸国や日本・中国・韓国などに影響がある可能性を紹介した。

しかし、コロナは終わりが見えてきたにも関わらず、食糧危機は起こっていない。(コロナを終わらせるイギリスと日本 そしてバブル到来)(コロナ危機の終わりは金融危機と仮想通貨バブルへと繋がる

食糧危機が起こっていないにも関わらず、「いよいよインフレが本格化 そして日本デフォルトとデジタル円」で紹介したように、中国共産党政府は何故か食糧備蓄を進め、国民にも食料など生活必需品の備蓄を奨励している。

さらに、その備蓄は凄い勢いで積みあがっており、ある程度の長期保存がきく穀物を中心に、世界の食糧の半分を確保しているとか。

中国共産党政府は、太陽活動活発化による災害発生・・と言うよりは、白頭山大噴火の可能性に備えていると見るべきだろうか?

何せ、白頭山のある中朝国境に位置する吉林省や、その北側の黒竜江省は中国屈指の穀倉地帯だ。

946年の白頭山噴火では、大半の火山灰は偏西風に乗って日本方面に飛んで行ったものの、噴火時期や風向きによっては、白頭山噴火で中国東北地方の農作物が壊滅する可能性も否定できない。

さらに、日本も対岸の火事ではない。偏西風に乗った火山灰は、一大穀倉地帯の北海道・東北地方に降り注ぐことになる。農畜産物の収穫に大きな影響を及ぼすほか、日本海にも莫大な噴出物が降り注ぐため、日本海の漁業も多大な影響を受ける。

さらに、946年と同様の規模の噴火だとすると世界的にもヤバい。

946年白頭山噴火と同規模の噴火には、1815年4月のインドネシア・タンボラ山噴火があるが、莫大な火山噴出物が長期に渡り日光を遮ったため、1815~17年は「夏のない年」となった。

世界の平均気温は6~7月になっても雪が降ったり霜がおりたり長雨が続くなどしたため、世界中で大凶作となり飢饉が頻発した。

現代は、当時と比べると人類の数は飛躍的に増えており、必要となる食糧の量は比べ物にならないのは心配なところ。今後の金融危機からのデジタル通貨への移行と合わせ、食糧が配給制となった際には、完全なる管理社会が構築される可能性が出てきた・・・。

なお、ツイッターでは、現時点で農家の方から食糧危機の懸念の声が上がっていると話題に。

このツイートで紹介されている動画の概要は以下のとおりだが、日本の農業にとって深刻な事態になりつつあるようだ。

  • 日本の農家の中で、肥料が不足し始めていることが問題になっている。
  • 特に、3大肥料(窒素・リン酸・カリウム)のうち、窒素肥料が不足している。
  • これが無いと、米も麦も野菜も何も作れなくなる。
  • 日本の肥料はほぼ全量を輸入に頼っており、コロナで輸入が2年ほど止まっているため国内の在庫が尽き始めているようだ。
  • このままだと農業生産量が大幅に減少し、食料全量を輸入に頼ることになるが、マックのポテトすら入ってこない状況ではかなり厳しいのではないか。
  • なお、食糧難になった場合、家庭菜園でのオススメはジャガイモ(カロリーベース的にも、栽培が簡単な点も)

農作物栽培に必須の肥料が入ってこないとか。

コロナ禍で食糧危機にはならなかったが、農作物栽培に必須の肥料が入ってこないとは・・・。(「奇跡のリンゴ」は、多国籍アグリメジャーの日本侵略への切り札か!?)(グッバイ コシヒカリ!遺伝子組み換えライスしか食えなくなる時代に!?

白頭山大噴火の前から、日本では食糧危機のニオイが漂い始めているようだ。

また、白頭山噴火は国際政治にも大きな影響を及ぼす。以前に「白頭(ペクト)山の噴火と東アジアに起こる変化」で紹介したように、白頭山噴火を契機に南北朝鮮の融和が進むことになりそうだ。

その頃には、アメリカもウクライナ(と言うかユーラシア)から撤退を進め、ロシアの覇権下ていることだろう。

余談だが、原田武夫氏は太陽からの「高エネルギー中性子線」は人にも影響するとしている。

この影響なのだろうか、つい先日、カナダでコロナ規制に反対する大規模デモが発生した。

さらに、トラック野郎も立ち上がる。

カナダ・アメリカ国境も封鎖するとか・・さすがトラック野郎の行動力は凄い。

カナダの首都オタワは民衆デモに占拠されたのか、トルドー首相は逃亡したとか。

これには、あのイーロンマスクも・・

「少数派」ってのは政府のことだったようだな・・と皮肉ツイート。

そして、カナダ政府はコロナ規制法制の終了を仄めかしたと、カナダのナショナルポスト紙が伝えている。

なお、記事のタイトルに「and not because of the truckers(トラック野郎が理由じゃないよ)」と書いてあるのが妙に言い訳がましい。

コロナ規制では世界屈指のディストピアとなったカナダも、首都での大規模デモやトラック野郎の国境封鎖作戦に屈したようだ。

事態は次の段階へと進みそうだ。


最後まで読んでくれてありがとう!