新型コロナワクチン

新型コロナのタブーに触れる報道 フェーズが変わり始めたか

新型コロナワクチン

BS-TBSの「報道1930」で、PCR検査に関する面白い報道があったので紹介したい。

何と、これまでメディアが触れずタブーとされてきた、あのPCR検査におけるCt値高過ぎ問題を取り上げているのだ。

Ct値とは、PCR法(ポリメラーゼ連鎖反応法)における「遺伝子の増幅回数」のことで、過剰な増幅により感染性の無いウイルスの断片でも「陽性」とされてしまう。

報道1930に出演した児玉教授も、Ct値が高過ぎると「偽陽性」が多くなり、本来なら感染してないし他者に感染させない人が陽性(=偽陽性)となり、感染者として扱われてしまうことについて問題提起しているほか、民間検査機関の中に偽陽性を多く出しているところもあると指摘している。

しかし・・・日本のCt値は「ペットボトル1本分の唾液を浴びないと感染しない」人まで陽性にするレベルとか。どんだけ濃密な接触しても、ペットボトル1本分の唾液を浴びるのは難しいぞ。

このCt値問題はかねてから指摘され続けており、例えばPCR検査を開発したキャリー・マリス博士も、PCR検査は感染判定には向かないとしていた。コロナ直前の2019年8月に74歳で亡くなっているが。

なお、PCR検査の現場感覚はこんな感じらしい。

うーん、やっぱりCt値は高過ぎだよな・・。

CDC(アメリカ疾病予防管理センター)やWHO(世界保健機関)は、過剰に高設定なCt値を使わせることで、世界中で多くの「偽陽性」を量産してコロナ危機を作り出してきた。

以前に「WHOがCt値に言及 新型コロナの終わりは近い?」で、WHOがCt値を下げるよう指導したことを紹介したが、これはWHO内の良心派によるものか、それともCt値問題から目をそらすためのものだったか。

いずれにせよ、先に紹介した報道にあったように、本来はPCR検査の結果(陽性・陰性)と共にCt値を明記した上で、感染者か否かを判断するのが適切なのは間違いないが、国ごとにCt値が異なる状況は続いており、WHOのCt値下げろ指導は完全に無視されている。

こんな状況の中で、コロナ危機を作り出してきた「Ct値問題」を日本のメディアが取り上げたのはタブーに切り込んだものと言え、その意味も非常に大きいと言える。

なお、セロヘッジさんによると、アメリカではこの問題を共和党議員さんが取り上げているとか。

アメリカのオレゴン州上院議員(共和党)のサッチャー議員とリンシカム議員が、CDCやFDA(アメリカ食品医薬品局)が設定したCt値のせいで「偽陽性者が多発し、結果としてコロナ感染者数や入院・死亡数が増加した」として、検事さんにCDCやFDAへの調査を要請したとか。

また、ハーバード大学のミナ博士は、Ct値が高すぎると、生きているウイルスだけでなく単なる断片まで検出されるため、30サイクル以下に設定することを提案している(2020.8NYT紙)とのこと。

PCR検査は、偽陽性を量産してコロナ危機を形成する根幹を成してきたツールなのに、Ct値が特に高い日米で同時に出てきたこの動き。

また、もう一つ気になるのが、厚生労働省が出している「10代・20代の男性と保護者へのお知らせ~新型コロナワクチン接種後の心筋炎・心膜炎について~」というお知らせ。

この注意喚起の図解がかなりひどい。

例えば、10代・20代のワクチン心筋炎リスクと対比させる形でコロナ心筋炎リスクを紹介しているが、そっちは30代まで含まれた数字だ。

さらに「コロナによる心筋炎の国内件数834件」について、これは15~39歳のコロナ入院患者4,798人の中で心筋炎になった4人を100万人当たりに換算した数字だ。この数字で10代・20代のワクチン心筋炎リスクを比較しているが、本来なら10代・20代のコロナ心筋炎人数と比較しないと意味はない。

また、40歳未満のワクチン心筋炎報告は80名を超えていたことを踏まえると、この数字でもって「ワクチンリスクの方が低い」というのは、明らかにミスリードを誘っていると言えよう。

あまりにお粗末なので、厚生労働省はミスリードするふりしてワザと炎上を狙っているとしか思えない。

先のCt値の問題と合わせて「コロナ危機は作られた危機」という事実を表に出し、次のフェーズへと移行するための準備だろうか。

コロナ危機は、QEを急激に膨らませた上にインフレまで誘発し、金融システムを崩壊の瀬戸際まで追い込んでいる。ここに来て、コロナ危機が次のフェーズに移行するのは・・金融崩壊へのダメ押しのためなのか。

で、次のフェーズとは何か。これについては、既に気になる事象が出てきている。

まずは、先日より「イギリスでひどい風邪がまん延中 原因は免疫力の低下か」や「イギリスのひどい風邪 免疫力の低下と新たな変異株デルタプラス」で紹介した、イギリスでまん延するスーパーコールド(Super Cold)と呼ばれる「ひどい風邪」だ。

このスーパーコールドは、ワクチン2回接種済みの20~40代の年齢層を中心に数十万人に広がっており、呼吸困難などの重篤症状に至る例も散見され、英国保健省によるとNHS111(非緊急電話医療相談)への相談件数が顕著に増加しているとのこと。

この原因としては、先日のブログでも紹介したが、大手製薬企業やビル&メリンダゲイツ財団でワクチン開発の上級職を務めたウイルス学権威のボッシュ博士が、「ワクチン接種により人間に備わる自然免疫が壊される」と警告しているように、ワクチンで人間が持っている自然免疫力が低下していることが考えられる。

「ただの風邪」が、コロナよりも強力な「史上最悪の風邪」となっている・・・。

さらに、イギリスでは新たな変異株「デルタプラス(AY.4.2)」が広がりつつあることも気になるところ。

元々のデルタ株は、ワクチン接種により得られる「RBD中和抗体」「NTD中和抗体」のうち、「NTD中和抗体」を回避するためワクチン効果は弱まっているところだが、「デルタプラス(AY.4.2)」が「RBD中和抗体」の回避能力を不完全ながら得たとすると、ワクチンの中和抗体はほとんど効かないことになる。

なお、以前に「大阪大学の研究 後少しウイルスが変異するとADEの危機!?」で紹介した阪大の論文によると、デルタ株は「NTD中和抗体を回避するが、NTD感染増強抗体は認識する」としていた。つまり、中和抗体は無意味となるが感染増強抗体はしっかり働く。

ワクチン接種者が「デルタプラス(AY.4.2)」に感染した場合、中和抗体が役に立たなくなるだけでなく、逆に感染増強抗体の働きが強まってADE(抗体依存性感染増強)が発現しているのかもしれない。

なお、イギリスでは、体調が悪くなった場合にかかりつけ医(GP)に行かずに、NHS111(非緊急電話医療相談)に連絡することが推奨されているとか。

スーパーコールドは若年層を中心に広がっていることから、NHS111への相談に止まりPCR検査に至らない事例が多いことが推測される。つまり、ひどい風邪とは実はコロナ(=ADE)という可能性は捨てきれない。

そう、イギリスでは免疫力低下により「ひどい風邪」に加えて、「ADE」も発現するダブルパンチになっているかもしれないのだ。

なお、日本やアメリカでは、インフルエンザ大流行の予測が出ている。

元は、米ピッツバーグ大学公衆衛生大学院公衆衛生ダイナミクス研究所が、昨シーズンのインフル激減で集団免疫が低下したため、今シーズンは大流行する・・と予測しているとか。

ワクチンで免疫力が低下した状態でインフルエンザに感染すれば、まさに阿鼻叫喚。イギリスのスーパーコールドどころの騒ぎではなくなるかもしれない。

また、厚生労働省の発表によると、AY.4変異株が続々と日本に入ってきているとか。

こうした状況からは、コロナ感染者が激減している日本でも、今冬は(免疫力低下で)謎に強いインフルエンザ&デルタプラス変異株によるADEに見舞われるのかも。

これが新たなフェーズだとすると、その中心は「免疫力低下」と「ADE」だ。

この段階になると、「新型コロナ」を喧伝する必要はほとんどない。

2020年の世界超過死亡数は増えていない。ベトナム戦争以上の犠牲者が出たとするアメリカでも、コロナ死が増えた分は別の疾患の死者が減っているだけだったからな。

だが、新たなフェーズの「免疫力低下」と「ADE」は、本当にヒドイ状況となる。コロナ危機は必要ない。

以前に、「ビルゲイツが語る 迫りくる次のパンデミックは10倍酷い」で、ビルゲイツ氏が次のパンデミックを警告していることを紹介した。

ゲイツ氏 パンデミック後に人類を襲う2つの脅威について語る

同氏によると第2の脅威はバイオテロで、「損害を与えようとする者がウイルスを作り出すことができる。現在のような自然の伝染病と比較すると、そのウイルスに直面する可能性は高い」と語っている。

ゲイツ氏は以前、世界は次のパンデミックに対する備えができておらず、そのパンデミックは新型コロナウイルス時よりも10倍酷いものになる恐れがあると南ドイツ新聞で語っている。

ワクチンにより人体に備わる自然免疫力が低下し、さらに変異株に対する防御力も脆弱になっている現状を見ると・・「新型コロナの10倍酷い」は現実になるのかもしれない。


最後まで読んでくれてありがとう!